秋晴れの良い天気が続きますね。
先日、北とぴあ国際音楽祭という大変権威のある音楽祭にナント『お料理・ボンジュール!』が呼ばれました。そんなアホな、とお思いでしょう?でも本当だったのです。
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ボランティアの皆様の企画として呼んでいただいた関係で、会場受付のボランティアの皆様全員、エプロン姿という洒落た計らいでお出迎え。ご来場くださったお客様の気持ちを開場時から煽ります(笑)。

今回の1部は、世界の名曲選。「歌の翼に」や「優しき愛の歌」などをソプラノ・デュオで歌いました。しかしなんと言っても今回の目玉は福島の民謡です。大災害によって痛手を負った福島の美しい自然、豊かな大地に思いを馳せ、会場一体となって福島へのエールを送ろうということで、福島出身の作曲家、加藤邦宏さんに編曲をお願いしました。「会津磐梯山」では有名な囃子言葉を会場の皆さんと共に唱和し、大いに盛り上がりました。そして続く「相馬盆踊歌」では、その原曲と編曲の良さ、そして何よりもその歌詞に歌われている相馬の豊穣さに、会場では涙を流す方が多くいらっしゃいました。今後も機会があるごとにこの歌を歌っていこうと思います。

さて、『お料理・ボンジュール!』の上演です。
チラシもプログラム(今回はメニューですよ!)も最高にかわいいのができました!
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今回はよりテレビ番組に近づけようと、北とぴあの事業課の方々が様々なアイディアを出しながら、大変な作業をしてくださいました。ものすごく立派な吊り看板ができたり、今まで有難く使ってきたAD用カンペの老朽化に伴い、新しく一回り大きなカンペを作って下さったり、私が作った、見るに耐えないスベスベマンジュウガニの写真パネルを、綺麗にそして大きく作り直してくださったり。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
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舞台と内容も今までとはほんの少し変わり、グレードアップしました(笑)!
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ボランティアの皆様がスタジオ観覧客となって出演されたのです。これがまた素晴らしい女優揃い。男性も個性豊かな女性陣の中でいい味を出していました。今回のために追加した、オープニングの皆様だけのシーンは本当に盛り上がり最高でした。そして終盤でも活躍の場面を作りました。女優3人衆によるボケ3連発のシーン。
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怒るまーちゃん。絶妙な間といい、キャラクターといい、会場は爆笑に包まれました。

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「エンディングシーン、キュー!」
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「飲まなきゃやってられない(怒)!」
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「ウサギをワインで煮るだけ!」
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火となって襲い掛かるまーちゃん
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スベスベマンジュウガニのくだり。
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「先生!」「スズキ!」「田中です。」
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まーのバカ笑いとフランソワーズのぼけっぷり。

あ~ぁ、今回も楽しかった!
またの上演の機会をお待ちしております(笑)。

北とぴあの皆様、ボランティアの皆様、心から感謝しています。ありがとうございました。
見事に高い倍率の抽選をくぐり抜け、ご来場いただきました皆様、抽選漏れでいらっしゃれなかった皆様にもお礼申し上げます。そしてカメラマンの桑山佳佑さん、素晴らしい写真をありがとうございました。

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# by KOMAIYURIKO | 2011-11-05 16:49 | オペラ

こんにちは、生誕記念日を迎えたばかりのユリです(笑)。
何かとイヴェントをしたくなるその日、私は、いつも私と一緒に音楽を楽しみつつ努力なさっているアマチュア音楽家のみなさまとのコンサートをする事にしました。随分前からこの日の事を考えるとワクワクしておりました。1年半前の春、このコンサートの第1回を始め、この度で2回目となります。

前回は会場が小さすぎたため満員のお客様で立ち見となってしまった伝説の大入りコンサートです。今年は会場を移して、より多くのお客様にご一緒に楽しんで頂こうと雑司が谷にあります、雑司が谷音楽堂で行いました。素晴らしい響きの美しいホールで会場のマダムもとても親切、言うことなしです。私の高校時代からの学び舎のすぐそばで、ますます気分を盛り上げます。
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今年も会場いっぱいのお客様にいらしていただきました。満員御礼でプログラムが足りなくなるという失態付き。うれしい悲鳴です。お客様の雰囲気は大変暖かく、緊張する演奏者を励まし、喝采するという美しいマナーを持ってご参加くださりました。相乗効果で日頃よりも3割増し位の勢いで立派な歌を歌う演奏者の皆様。完全にお調子者体質です。私と一緒。

このコンサートシリーズのリーダーを務める秋山さん。
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素晴らしい美声の持ち主。明るくて皆の雰囲気を盛り上げる、なくてはならない存在です。

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鍵盤ハーモニカ、ピアノ、写真、フランス語、声楽、スポーツ、なんでもプロ級の腕を発揮してしまうさとこさん。
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今回は難曲のピアノ伴奏まで引き受けてくださりました。スゴイ!

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我らのマスコットガール、稲垣さん。お歌の実力は太鼓判なのに誰よりも心配症で、楽屋では2部に入ったところでついに吸入を始めました。皆で爆笑です。ムゼッタでは迫力の演技と歌を聞かせ会場を盛り上げました。

今回は共演者もいるのですよ、ふふふ。
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ヴァイオリン、ヴィオラの二刀流で我らの演奏を一気にゴージャスにしてくれたスミレちゃんです!
弦が入ると増すわ、クラシック感が!

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そして理学博士牧菜さんはピアノ伴奏で見事にサポート!当初、私が全て弾く予定でしたが、ドラマティックに難しいものをさとこさんへ、エレガントに難しいものを牧菜さんへ振り分け、残りの簡単なものを私が伴奏させていただきました(笑)。

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そしてこちらがさとこさんのピアノ友達の河野さん。さとこさんの演目は全て河野さんが担当してくださり、見事なデュオを披露して下さいました。その上、群を抜いたナイスキャラ。楽屋ではご自分の事を「忍者ハッタリ君」と呼んでおられました。

今年も途中に素人演芸大会が挟み込まれ、私の父が気楽に参戦(爆)。
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歌詞が分らなくなると得意のハミングでごまかし、ごまかし切れていない様子が聴衆の笑いを誘い、出てくる度に会場を和やかなムードにしていました。

今年もそれぞれアンサンブルをしましたよ~!ハイライトでお届け(笑)。
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こちらバッハ。
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こちらはドン・ジョヴァンニ(笑)。

多くの皆様に支えられ、コンサートは終了。
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さぁ、待ちに待った打ち上げです!
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目にも美しい前菜。こちら激美味でした。
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鴨は必須です。お上品なお味で美味しゅうございました。ジビエの季節がやってきますね~。
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そしてサプライズケーキ(この写真、さとこさん撮影。ポエムでしょ~、もはや)

なんだか自分の楽しみのためにこの日にコンサートを設定したために、皆様に気を遣わせてしまって悪かったなぁと思いつつ、喜びの方が断然上に立つ無邪気な私。
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こうしてコンサートを1年半に一度開いていると、お客様もその成長を認めてくださるようで、多くの方から「前に比べて上達している」というご感想を頂きました。そして素人演芸大会の枠があることによって、「自分も次回は参加したい」とおっしゃる方も多く、それも面白いなと思っているところです。

音楽はテクニック披露の場ではありません。素晴らしい音楽と詩に触れ、精神に栄養を与えてもらえるのが素晴らしいことで、それを自分だけではなく、多くの人にも伝えたいと思った時から演奏するという行為が始まります。音楽から受けた様々な感情を表現するために技術が必要になってくるのだと考えています。単なる技術上達のために何かを習得するのもやりがいがあっていいかもしれませんが、それよりももっと本質的で心の奥の秘められた部分を大切にしていく仲間であり続けたいなと思った一日でした。

仲間の皆様、支えて下さった多くの皆様に心からの感謝を込めてお礼を申し上げます。
素晴らしい思い出となったこの日を、どうもありがとうございました。

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# by komaiyuriko | 2011-10-19 23:35 | コンサート

金木犀の季節に

秋も深まって参りました。良い季節ですね。
クルトパまーちゃんの日記にもありましたが、宇都宮にてオリジナル・オペレッタ『お料理・ボンジュール!』をピアニストの羽石さんのリサイタルで上演させていただきました。

ピアニスト羽石さんのご実家は「いっぷく亭」という中華料理屋さんです。当然、自慢の餃子もあります。私が今回のコンサートで最高に楽しみにしていたこと、それは楽屋入り前に「いっぷく亭」で“餃子づくし定食”を食べること、そして楽屋に届くと噂されている「いっぷく亭」の“角煮丼”を食べること、この二点でした。

それなのに私ったらコンサートの4日前くらいでしょうか。急性腸炎なるものにやられてしまったのです。突然の高熱と腹痛にうなされ、病院に行くと点滴を打たれ瀕死の状態です。でも楽しみにしていたコンサートですから絶対に治す!と気合いを入れ、ギッリギリに治し(?)、それでも4、5日何も食べていない状態で臨みました。

それがどうでしょう。
な~んの影響もナシ。私の基礎体力高すぎです。それどころか、私が激ヤセしていることに誰一人として気がつかないではありませんか!まったく私の親しい友人は私のことをちゃんと見てるのかね~(怒)?!

さ、気を取り直して餃子像の前で記念写真です。
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割と餃子ちゃん、恍惚とした表情なので真似てみました。

楽屋入りすると、楽屋前に『お料理・ボンジュール!』で使用するために羽石さんにお願いしておいた小道具が届いていました。
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予想以上に素晴らしい代物たちが並んでいて、やる気満々になる我らズッコケトリオ。
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そしてもう一つやる気を盛り上げる品物が!
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一体なんでしょう?
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そう、噂の角煮丼です!
私が病み上がりだということで、ナント私の分だけ角煮粥になっていたのです(涙)!
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このお心遣い、もう感無量です。
そりゃーオペレッタの最中で、私のアリアの前奏中に地震が起こり、照明がゆっさゆっさしても動じませんことよ。
お客様はざわついていらしたようですが。

宇都宮のお客様はノリが良いようで、ウケて欲しいところは確実に、そして別に普通かな、とういうようなところでもきっちりしっかり拾ってウケて下さいました。最後、「いっぷく亭」が活躍する場面では拍手が巻き起こっていました。地元には地元の良さがありますね。

本当に楽しくも美味しいコンサートとなりました。
羽石さん、色々とお世話になりました。どうもありがとうございました!ご両親様、ご馳走様でした!

こうして、アホなことばかりして毎日を楽しく過ごしていますが、明日は私の魂の芯にある部分をお見せする(大げさ!)、高校・大学時代の師匠の門下研究発表会があります。
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ピアニストは大学時代からご一緒している岩撫智子さん。曲目はラヴェルの「ステファン・マラルメの3つの詩」、そしてメシアンの「天と地の歌」から“復活”です。超マニアックです。この数週間、岩撫さんとは学生時代に戻ったように何度も合わせをし、あーでもない、こーでもない、と話し合いながら作り上げました。
最後の合わせが終わった時の岩撫さんの一言。
「外で仕事をしているとやった気になってしまうけれど、自分の勉強をきっちり時間を割いてやるというのは絶対に必要で大切で、素敵なことだね。」
ですって。こういうピアニストさんと長年連れ添ってきて(笑)、私は幸せ者です。

10月10日(月・祝)15:30開演
同仁キリスト教会(護国寺)礼拝堂
「芹沢文子門下 研究発表会」
入場無料

明日、たまたま護国寺方面をあてもなく彷徨う予定の方、是非いらして下さい。

それでは、みなさまもどうぞお腹にはお気をつけあそばせ。

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# by komaiyuriko | 2011-10-10 01:10 | コンサート

科学イヴェントへGO!

突然秋になりましたね。残暑の最後の日、東京大学へ「クリスマス・レクチャー」という科学イヴェントを見に行って参りました!
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私のようなド理科音痴が何故、科学イヴェントに行ったか謎でしょう?
実は、いつもコンサートでお世話になっている牧菜さんという方は理学博士で、理科畑の人なのです。「理系なお姉さんは苦手ですか?」という本にも登場されているバリバリの理系女子。私の周りにいなかったタイプです(笑)。その彼女が大きく関わっているイヴェントがその「クリスマス・レクチャー」。有り難いことに招待状を頂いたので、「多分話の半分以上分からないんだろうな~」と思いつつ出かけました。

このレクチャー、イギリスでは180年も続いているクリスマス恒例のテレビ番組のようで、日本でも毎年夏に同じものを開催しているそうです。各分野の専門家が子供を対象にレクチャーを行うのだそう。今年のテーマは「材料科学」ですって。はい、もう落ちこぼれた(汗)。

会場は東大の安田講堂です。
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この歴史的建造物に入れただけでも建築フェチの私はうれしくなっちゃう。
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さ、いよいよ開演時刻です。
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講師の方と本番前の最終チェックをしあう牧菜さん。英語で仕事をしているなんてかっけ~。

そして会場にはなんと、ウィーンのソプラノのぞちゃんの妹、みゆちゃんとその息子たち、はゆくん、みおくんの姿があるではないか!!さすが、超優秀理系カップルの子供たち。きっと小2のはゆくんの方が私より内容を理解するはずです。
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レクチャーの内容は理科嫌いの私にも大変興味深いものでした。まず楽しい実験の連続で飽きさせない、そして会場ボランティアといって、会場に来たお客さんの子供たちを実験にどんどん使い、ステージにあげるのです。観客一体型のショーのような感じ。はゆくんもボランティアに選ばれてステージに登り、マジックテープ素材についてのシーンで大活躍しました。

世の中には色々な材料、素材があるんだな、それはまた同じ素材でも大きさによって性質が違ってくるのだな、そしてそれが日進月歩の世の中を支えているんだな、と生まれて初めて気づき、感心しました。そういうこと、なーんにも考えていないからね、普段。チョコレートがお口で美味しく溶けるのは何故か、宇宙までのエスカレーターを作るとしたらどういう素材でどういう構造をしていたらいいか、なんていう夢のある話題で興味をそらせませんでした。

第1部はミクロの世界、第2部は宇宙の世界となっており、ずいぶん長いレクチャーでした。それでも集まった子供たちは真剣に聞いていた様子でした。私、大人ですが結構いい勉強になりました。ちょっと難しかったくらい(笑)。帰り際には、実験で使ったチョコレートが全員におみやげとして配られるという、にくい演出付き。
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レクチャーの1部の最後に、講師の花柄シャツの教授がまとめに話したことがあります。「現在は色々な材料が生まれている。例えば携帯電話を落として画面が割れてしまったとする、でもそれが生き物のように自然に治癒する素材、自ら修復してくれる素材ができてくる。」と。ちょっと滑稽な話に感じられて、もしそんなことが本当に起こったら怖いよ~と失笑混じりに聞いていました。すると、花柄先生は言います。「こんなことちょっと奇妙な感じがする?でもこれは本当は一番自然なことなんだよ。森をみてごらん。そこにある全てのものが傷つけば自然に治癒する能力を持っているじゃないか。森の生活のように自己修復する世界、それが目指している世界なんだ。」と。
それを聞いて私ったらなんだか感動してしまいました。

科学ってなんだか最先端すぎて私のような凡人には分からないことを研究し、そしてその研究がどんどん進んで、実際、人間の世界を本当の意味で豊かにしているのだろうか、もちろん便利にしているだろうし、その技術のおかげで命の助かる人や役に立つことがいっぱいあるだろう、でも最後は人間がその使い方を失敗したり間違ったりして地球を滅ぼすんじゃないか、と音楽畑の私は恐れてしまうのです。でも本当の最先端の研究とは自然を模倣している、自然をお手本にしているのかと思った時、涙がこぼれそうでした。こういう科学の最先端の人が、とても人間的でゲーテじゃないけど「善き行い」の為に人生をかけているんだと思うと感激でした。

話は飛びますが、私が帰国直前にバルセロナまでガウディの建築巡り旅行に行ったときのこと。
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サグラダ・ファミリアの内装はまだまだ大々的に工事中で、「よくこれで拝観料取るよな(苦笑)」というほど、内側は工事現場そのものでした。
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つい最近、内装が完成したようですね。ガウディが求めたものも自然でした。従来の教会の建築ではあり得ない、自然を模したグロテスクな位の柱たち。そこには森の木立そのままがある、という構想だったようです。テレビで見た内装はまさにそんな感じでした。バルセロナの街に大きな、いつまでもいつまでも未完成の森があるというのは何て素敵なことでしょう。未来にはパイプオルガンや鐘が付き、その大きな森は大きな楽器になるそうです。

クリスマス・レクチャーを聞いて、そんなことを思い出しました。

私にとって大変有意義な異文化コミュニケーションを体感した一日となりました。
牧菜さん、どうもありがとう&お疲れさまでした!

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# by komaiyuriko | 2011-09-30 00:56 | 文化・芸術

物凄い台風でしたね。
激しい風で窓が粉々になるのではないかと思ったほど。
今日はすっかり秋っぽくなり、重たそうな曇天はパリの憂鬱を思い出させます。

さて来週、餃子の国、宇都宮へ『お料理・ボンジュール!』を歌いに行きます。ピアニスト羽石道代さんのリサイタルにお呼ばれし、賑やかしに行く次第です。
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1部は私も麻理ちゃんも大好きなリートを歌わせてもらえます(笑)。ありがとう、羽石さん!
まーちゃんはシューマンの「ミルテの花」から“ズライカの歌”と“蓮の花”、私はR.シュトラウスの「万霊節」と「献呈」。やっぱりシューマン、シュトラウス最高だ~と涙で声を震わせながらの稽古を重ねています。

「万霊節」はパリでもよく歌いました。そうそう、フランス人はシュトラウスの事が好きみたい。そういうわけで(?)歌う機会もしばしばありました。パリのコンサートの時に「万霊節」の歌詞の内容をここでお話したことがあったので今回は割愛し、ここでは「献呈」の内容をご紹介。


献呈 
詩:ヘルマン・フォン・ギルム

そう、君は知っているよね、私の愛する人。
君から遠く離れているこの苦痛を。
愛は心を病気にもするんだ。
感謝を受けてください。

かつて私は自由を満喫し、
アメジストの杯を高く掲げ、
そして君はその飲み物を祝福してくれた。
感謝を受けてください。

君は悪を追い払い、
そして今までの私ではない私は
清らかな、君の胸に飛び込んだ。
感謝を!


愛と感謝を持って語りかけるように始まり、愛の苦悩と素晴らしさを歌い、自分を変えた崇高な魂を持つ人への感謝を爆発させます。感謝を受けてください、のところで「ハーベ ダーンク!」と感動的に歌いますが、私の母は「ハーゲンダッツ!」と聞こえるらしい。がっくし。私、カツゼツ悪いかなぁ。

9月28日(水)19:15開演
栃木県総合文化センターサブホール

にて皆様のご来場をお待ちしております!

もちろん、餃子を食べて帰ること忘れないでね。
餃子を食べるなら当然「いっぷく亭」で。←ピアニストさんのご実家です。

ボーナスショット
私の大切で神聖な楽譜にイタヅラを繰り返す、まー。
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# by komaiyuriko | 2011-09-22 18:10 | 文化・芸術

空海と密教美術展

先日、オペラの稽古中、ステージアシスタントをしてくれた私の高校時代の同級生、牧ちゃんが私の大好物を差し入れしてくれました!
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静岡限定「しずおか茶コーラ」
この日記に登場するのももう3回目。しつこいようですが、激美味です。東京で購入できないのが歯がゆい。

大宮市民(今や区民)の私としてはこちらも飲んでおかなければ。
ついに大宮盆栽村名物「盆栽だー」を頂きました。
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盆栽村とは私の実家の近くにある日本屈指の盆栽郷です。そして2010年、ついに大宮盆栽美術館が建立されたのです!今年、中学生のころからお世話になっているバッハ協会管弦楽団のマエストロと奥様、そしてクルトパまりちゃんと4人で拝観しました。静かで厳かで、素晴らしい美術館でしたよ!まだ大宮に住んでいたら年間パスポートを買っていたかも。ミュージアムグッズも、なかなか渋いのにポップでいい感じでした。大宮にお越しの際には是非。

ちなみにその盆栽とサイダーをかけたしょーもないダジャレから生まれた「盆栽だー」のお味は、甘さの少ないスッキリした味。大した特徴もありませんが、だからこそ万人受けすること間違いナシ!(褒めています。)

さ、今日は残暑ギンギンの太陽の下、上野の東京国立博物館へ『空海と密教美術展』に行って参りました!
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平日の夕方、しかも閉館の1時間半前位に駆け込んだにもかかわらず大勢の方で賑わっていました。こりゃ、週末はえらい騒ぎだな。

今回の展示は、拝観者の気持ちをクレッシェンドさせる良い演出でした。ドキドキさせてワクワクさせてド~ン!という展開。これがあるからエキスポジションはやめられない(笑)。ただ、大変混み合っているので、じっくり一人占めして展示品を見ることはできません。みな展示品を見ながら動くため、人とぶつかりまくりです。「あ、すみません。」を何十回言ったことやら。

仏像マニアの私には、東寺の立体曼荼羅(仏像曼荼羅)は圧巻でした。宇宙を表すような展示も素敵でした。それから法具の数々にはうっとりしました。重要文化財の「如意輪観音菩薩坐像」は、京都広隆寺の弥勒菩薩を思わせるほど魅惑的なお姿。今回私が一番心惹かれたのは国宝「錫杖頭」。かっこいい~~。ものすごいオーラを放っていました!これを鳴らし響かせながらお歩きになる弘法大使の御姿を想像すると音が聞こえてくるようでした。

空海は20歳前に「もうお勉強しても新しいことはもう何もない。」と思い、大学をやめて修行に入ったのだそう。19歳の頃、難行苦行の末に高知県にある洞窟で三教指帰の悟りを開いた時、外に出てみるとそこには空と海だけがあった、というような空海ヴィデオを展示室で観ました。その映像を見てハッとしました。我が家に貼ってある四国巡礼街道のポスターを!(徳島でのコンサートの時に購入)
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このお寺は最御崎寺といい、このシーンに使われていたお寺でした。弘法大師が開基し、ご本尊は虚空蔵菩薩のようです。
脱線しますが、このポスター素晴らしいですよね。こんなにポップで!感服です。徳島から傷つかないように持って帰るのは至難の業でした(笑)。

その後、遣唐使として2年間の留学で、密教の奥義を完全に極めて戻ってきました。「虚しく往きて実ちて帰る」という言葉を残したそうです。あぁ、私は5年間フランスにいて何を勉強してきたのだろうと一気にしょんぼりしました。でも空海と比べるなんて私ったらなんて図々しいのでしょう。私の5年間は何にも代えがたい素晴らしい経験と苦難の連続でした。「だからいいの!」と独り言ちて斜陽の上野公園を歩きました(笑)。

今日はミュージアムショップで2点購入。
1点目。写仏セット。それも大日如来。数種類ありましたがやっぱりねぇ。
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写経は随分致しましたので、これからは写仏したいと思っておりました。絵心のない私にはもってこいです。でもあたくし、絵は下手でも色塗りは好きなんでござーますのよ。
ウィーンのアルベルティーナ美術館はウィーン在住のソプラノのぞちゃんに勧められてから私の大好きな美術館です。なぜならアルベルティーナのミュージアムショップは物凄く大きいから!半日潰せます。

そこでアルブレヒト・デューラーの描いた「犀」のレプリカを購入しました。当然白黒です。
参考までに。
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じっと見ているとなんだかこの子が茶目っ気たっぷりのような気がしてきて、余計なことに色を付けてあげたのです。それがコチラ。
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私のかわいいサイ子ちゃんになりました。

この調子で、大日如来も神々しく輝かせたいと思います。

もう1点は私の守り本尊である「虚空蔵菩薩」です。今回の展示には五大虚空蔵菩薩もいらっしゃっていました。高知県の最御崎寺もご本尊だし、ご縁を感じて購入。
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一緒に写っているのは、バルセロナで購入したガウディの牛。そしてアイゲミュのみゆちゃんがプレゼントしてくれた「ナノレゴ」のフレンチブルドッグ。もとは真っ黒だったのですが、ナノレゴのパンダの白いピースを勝手に用いて、我が家の可愛い小梅ちゃんを作りました。小梅ちゃんの愛らしさには負けますが相当きゃわいくて猛烈に気に入っています。これを見たクルトパさーちゃんもナノレゴを買ったらしい。うふふ。

『空海と密教美術展』は9月25日までです。
混み合っていること覚悟でお出かけくださいまし。
でも必見です!

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# by komaiyuriko | 2011-09-16 03:07 | 文化・芸術

『子供と魔法』終了!

5月から地域の皆様と取り組んできたオペラ『子供と魔法』が無事終了いたしました。
燃え尽き症候群気味の今日この頃です(笑)。
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思い出されるのは稽古初日のこと。
コーラスの皆様も我らもお互い緊張の面持ちで、この先の大きな難題ともいえるオペラ『子供と魔法』にどのように取りかかっていけばよいだろうか、どのようにコミュニケーションを取っていけばよいだろうかなどと、もやもやと考えておりました。

今考えると、そんな心配、本当に無用のものでした。案ずるより産むがやすし、素晴らしい音楽によって出会えた人たちとのつながりが難しいわけないのです。

今回2回目を迎えたミュージック・シアターですが、何よりも大切にしたい親子のコミュニケーション、他者とのコミュニケーション、地域とのコミュニケーションがこの度大きく実を結んだような実感がありました。これはラヴェルの作品によって大きくサポートされたところもありますし、麻理ちゃんの長年の夢でもあったワークショップのおかげもあって、前回の『ヘンゼルとグレーテル』に比べてより充実したものになったような気がしました。きゅっと凝縮した感じ!

私がフランスに住んでいた時のこと。
一時帰国をした際に、実家の前で自転車を修理していました。夕方になり辺りは薄暗く、工具の正しい使い方も分らずガチャガチャやっておりました。すると向かいのおじさんが通りかかり「ゆりちゃん、何やってんの?」と声をかけてくれました。「自転車のかごを付け替えてるんだけど…」というと、おじさんはすぐに家へもどり、工具箱を持ってきて、あっという間に新しい籠を取りつけてくれました。家へもどり、母に「向かいのおじちゃんが自転車直してくれたよ(笑)」というと、「じゃ、ビールでも持って行って」と冷蔵庫から何本か取り出して手渡され、そのまま向かいのおうちの庭から入り、「ビール持ってきた!」と茶の間に直接ビールを置いて一時おしゃべりをして戻りました。

それが私の街の日常で、別になんだというわけではなかったのですが、またパリに戻る飛行機の中で唐突に思い出され、泣きたくなったことがありました。それまで考えたこともありませんでしたが、小さい頃から地域と一緒に育ってきたことへのじんわりとした幸福感や感謝がノスタルジーとなって急に溢れかえったのだと思います。同様に子供のころの思い出が‐子供会で出かけたみかん狩りや町内対抗の運動会、球技大会、夏祭り等‐一気に思い出され、それらが今、血となり肉となっている自分を感じたのでした。

最近では地域の繋がりも希薄になってきて、親から歌を教わったり、近所のおばちゃんに怒られたり、雨が降ってきたら隣の家の洗濯ものを取り込んだり、そんなこと「昭和30年代の話でしょ?!」と言われる時代になってきました。

このミュージック・シアターは、そんな時代に音楽を通して「安心できる自分の居場所」、「信頼できる場所作り」をしたいと思ったのがきっかけでもありました。

2年連続でこのような大きな機会を与えて頂いて、クルト・パイユは大変幸せな音楽家だと思います。
またの機会をお待ちしております(笑)。
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パルテノンの皆様、コーラスの皆様、きゃわいい子供たち、ご来場頂いたお客様、舞台を支えて下さった大勢のスタッフの皆様、どうもありがとうございました!!!


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# by komaiyuriko | 2011-09-06 17:46 | オペラ

霧の河口湖へ!

猛暑の東京を尻目に涼しげな河口湖へ行くぞー!とえっちらおっちら出かけて参りましたが、全国的に涼しくなりましたね(笑)。

そうです、富士山の麓、河口湖音楽祭に行ってまいりました!監修、佐渡裕さんの今年10周年を迎える音楽祭です。
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※ちなみにこの富士山君は音楽祭とは関係ありませんが、ホールの前で張り切っていたので記念撮影。

いつもコンサートのお仕事でご一緒させて頂いているフルーティストさんが佐渡さん率いるシエナ・ウィンドフィルハーモニーの団員で、彼女の旦那様も同団のパーカッショニストで面識があります。となるとコンサートが2倍も3倍も楽しくなります。しかもコーラスには先日小澤幹雄さんの食事会でお知り合いになったアルトのお姉さまも乗っているのです。さらに演目はオルフの「カルミナ・ブラーナ」。こんな機会、「行くっきゃない!」と昭和な感じでお誘いしたのは、そのフルーティストさんとのコンサートを毎回主催してくださっている理学博士、牧菜さんです(ちなみに彼女が第1章に堂々主演の本『理系なお姉さんは苦手ですか?』絶賛発売中)。彼女とワクワクしながら会場へ到着。

一部(三部構成で三部がカルミナ)が終わり、二部を抜け出てショッピングセンターへ走り、慌てて私はフリースを、牧菜さんはタートルネックを購入。だってコンサート会場が野外だなんて知らなかったんだもん(涙)。コンクリートの座席(座布団が貸し出されます)、真夏とは思えない冷たい風、このままでは私たちは凍結してしまう、と本気で思いました。

物凄く大きな字で野外劇場って書いてくれないとこーまーるー。アナウンスで「冷え込みますから防寒対策をお願いします。」と言われても、ない袖は振れぬというか、ない袖は着れぬ被れぬー。

買ったばかりの防寒具のお蔭様で三部のカルミナは2人とも暖かく安心して音楽に没頭できました(笑)。

今回私が楽しみにしていたのは、オケをどのようにウィンド版に編曲し、それがどのように響くのかという点です。所々、編曲家の意図でしょうね、気を引く面白い楽器割り当てが見られましたが、語弊がありますがほとんどオケと遜色ありません。初めて聞いたら気づかないかも(笑)。見事な演奏で大変有意義な時間を過ごしました。

さて。
私たちはコンサートに行くにあたって実は前泊したのですよ、ふふふ。父にその旨を話したところ「お前、暇か?!」の一言。そうなのです。暇なのです(笑)。明日から9月4日のオペラ『子供と魔法』の稽古が目白押し。ですからその前の一週間はヴァカンスとして確保しておいたのです。流石わたし。あ、会場に向かうタクシーの運転手さんのお名前が「流石(さすが)」さんでした。余談ですが。

前日に泊まった由緒あるお宿、河口湖ホテルです。
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晴れていれば眼前に広がる富士の御姿が売りの大浴場もあります。でも2日間霧雨続きで影も形もなく、私が外国人なら富士山なんてないんじゃないの?!と疑いそう。

富士山名物のサイダー(驚異の水色!)と、以前同じく静岡でコンサートをしたときにドライブインで飛びついたあの「しずおか茶コーラ」も当然入手。
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お酒の飲めない我等は何にも見えない大浴場から戻った後、これで乾杯しました。何度も言うけど美味。

翌朝、湖畔を散策しました。
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見るからに寒そうでしょ。

思っていたよりもワイルドな湖でした。激しい岩場や葦の群れが見られました。なでしこジャパンで有名になった黄金の七福神もありました。スワンの足漕ぎボートはお決まりのように湖上を滑っていて、「あれに乗ってローエングリンごっこをしようか」とライトモチーフを口ずさみながらはしゃぎましたが、乗り場が対岸だったので断念。

良い散歩をしたので良いお昼でも食べましょう!
ご当地物を食べたいという牧菜さんのご希望を叶えるべく、「ほうとう不動」に行きました。

河口湖周辺に4店舗も構えるこの「ほうとう不動」ですが、建築が秀逸です。建築巡りのスポットにノミネートされてもおかしくありません。
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こちらがほうとう。
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ほうとうを狙うユリコ

熱々で美味しかったけど全部食べられませんでした。だって健康的が過ぎるお味だったのですもの。
あ~、マック食べたい(心の叫び)。

今回はゆったりとした楽しい旅ができました。
地方に仕事でもないのに行くというのはなかなか罪悪感があるものですが、今回は頭を空っぽにして、自由気ままに時を過ごし、楽しむことができました。山の空気は清々しい!歳をとったら山に住むぞ~。軽井沢が第一希望。

ボーナスショット
富士急行の超レトロな切符。
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もらって栞にしたい位。

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# by komaiyuriko | 2011-08-23 13:42 |

さて、早起きをした素敵な日の午後、塩沢湖にある軽井沢高原文庫に行きました。
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充実した館内

学生時代夢中になった福永武彦に、近年またえらくご執心で、彼についての展示や、また当然立原道造の展示、それから堀辰雄、有島武郎の別荘や深沢紅子のアトリエもあるというので是非行ってみたいと思いました。ちなみに深沢紅子さんは岩手県盛岡の出身で、そのお嬢様である方と父は同年代で懇意、アトリエ拝見中に彼女に電話して「元気?今紅子さんの軽井沢の別荘にいるんだよ!」なんて言っていました。気軽すぎない?その電話(笑)。
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もともとは堀辰雄の別荘。その後深沢夫妻が管理していたそう。

私の師匠、芹沢文子先生は文豪、芹沢光治良の三女です。学生時代、先生のお宅にレッスンに伺うと二階の窓際で安楽椅子に腰掛けてお庭を眺めている光治良先生をしばしばお見かけ致しました。挨拶をすると、慈愛に満ちた表情で挨拶をお返し下さるその図は忘れることが出来ません。この高原文庫には光治良先生の展示も充実しておりました!
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沼津にある芹沢光治良記念館のエキスポジションポスターも貼られていました。

敷地内にある堀辰雄の別荘に向かうにはこの林を抜けます。
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陽だまりが美しい。
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こんな風に作品が添えられたりしています。
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中村真一郎文学碑(文字がよく見えませんね。むしろ父と私のツーショット)

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堀辰雄別荘内。愛用の蓄音器。フランクなどを聞いていたらしい。ご趣味がいいですね(笑)。

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雑誌記者と情死したことで有名な有島武郎の別荘、浄月庵。あ~ぁ。今はライブラリーカフェ「一房の葡萄」

去年、その時も夏でしたが本郷にある立原道造記念館が閉館すると聞いて急いで行きました。素晴らしい内容の記念館で、ますます道造のことが好きになりました。こちらの軽井沢高原文庫には、そこにあったミュージアムグッズがそのままのロゴで移動されて来ておりました(笑)。記念に道造の直筆詩のコピーを購入。この人の字は大変可愛らしいのでこういう商品には持ってこいですな。あ、また勝手にマーケティング考えちゃった。
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これは道造の詩碑「のちのおもひに」より

外国の詩でも日本の詩でもそうですが、私は詩のことばに生命を強くしてもらったのだとつくづく思います。深い理解があろうとなかろうと、詩を読むことはその言葉の持つ力が体に入っていくような気がするのです。道造の詩を読むと、リズムや語感、そしてリリシズムとサンシビリテに、人間としての感覚や知恵が精神の隅々まで行き渡るような気がします。

ここに道造の「のちのおもひに」を全文掲載します。


のちのおもひに
                     
夢はいつもかへつて行つた 山の麓のさびしい村に
水引草に風が立ち
草ひばりのうたひやまない
しづまりかへつた午さがりの林道を

うららかに青い空には陽がてり 火山は眠つてゐた
──そして私は
見て来たものを 島々を 波を 岬を 日光月光を
だれもきいてゐないと知りながら 語りつづけた……

夢は そのさきには もうゆかない
なにもかも 忘れ果てようとおもひ
忘れつくしたことさへ 忘れてしまつたときには

夢は 真冬の追憶のうちに凍るであらう
そして それは戸をあけて 寂寥のなかに
星くづにてらされた道を過ぎ去るであらう


中原中也に似たそこはかとない寂しさと静寂が全体を覆います。風景から風景へ移る距離や澄んだ空気、そしてノスタルジーを感じます。泣いちゃいそう。

もう一篇、道造らしい繊細な美しい詩、じんわりと涙がでてくるような、心が満たされてはいるけれどうつろになるような 詩がありますのでご紹介。


草に寝て……
六月の或る日曜日に

それは 花にへりどられた 高原の
林のなかの草地であつた 小鳥らの
たのしい唄をくりかへす 美しい声が
まどろんだ耳のそばに きこえてゐた

私たちは 山のあちらに
青く 光つてゐる空を
淡く ながれてゆく雲を
ながめてゐた 言葉すくなく

──しあはせは どこにある?
山のあちらの あの青い空に そして
その下の ちひさな 見知らない村に

私たちの 心は あたたかだつた
山は 優しく 陽にてらされてゐた
希望と夢と 小鳥と花と 私たちの友だちだつた


道造の名詩『優しきうたⅡ』の「夢みたものは……」に通ずる詩ですね(涙)。
そんなわけで、軽井沢高原文庫、なかなかオススメですよ。是非足を運んでみてください!
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# by komaiyuriko | 2011-08-18 14:16 | 文化・芸術

軽井沢日記①

猛暑を避けるように軽井沢で仕事が入ったため喜んで行って参りました。
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軽井沢大賀ホール
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今年お亡くなりになった大賀典雄さんの追悼演奏会でした。指揮はなんと私の憧れのダニエル・ハーディング氏。パリ時代、彼のコンサートやオペラに行ってはその音楽の素晴らしさにため息をこぼしていましたが、今回我らがオペラシンガーズの指揮をするというので私は稽古時からウッキウキ。
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つい撮ってしまった稽古開始前風景。

音楽稽古を共にして、ますます彼のことが大好きになってしまいました。そりゃー、コンサートを聴いただけで惚れてしまうくらいですから、いつもこういう稽古をしているんだな~と桃色吐息。楽譜に忠実で、音楽が生き生きとしていてカラフルで、そして何といってもエレガント。エレガントを上回るエレガントさです(意味不明)。4楽章(あ、第9ね)のテーマが弦によって示されるところではグレン・グールドを思わせました。自由でエレガントなグールドが、録音スタジオで踊っている風景をご覧になった方も多いでしょう?その夢のような雰囲気が感じられました。この人の丁稚になって生きていけたら人生素晴らしいだろうなと思いながら美しい音楽体験をさせていただきました。

さて、興奮冷めやらぬコンサート、たった一泊(しかも前泊で上田だった!)して帰るのでは忍びないので、夏の間は軽井沢に住んでいらっしゃる私の主治医(赤ちゃんの時からお世話になっている小児科の名医)夫妻の別荘にさらにもう一泊させて頂こうと図々しく参りました。私の父は前日から中村先生(その名医)の別荘にお世話になっておりました。父は毎年夏になると軽井沢で中村先生夫妻と有意義な時間を過ごしています。去年から私も便乗して、ご夫妻や父の面白おかしくまた人生の勉強になる話しを夜な夜な聞くのでありますー。
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子供のころから夏は欠かさず軽井沢へ行きました。父の会社の保養所や私の高校、大学の寮があったからです。でも夏も仕事で時間が取れなくなったり、徒にパリに住んでみたり、また過ごす場所も時代の流れで(悲!)続々と閉められてしまったりと残念ながら軽井沢から遠退いてしまいました。それでも夏になるとあの森林を思い出し、鳥の囀りや水の流れる音、家族との思い出の川や祠や自転車や道々や光などを懐かしんだりしていました。

中村先生夫妻のおかげで、また軽井沢でちゃっかり過ごせるようになった私にとって、夏の軽井沢はお散歩、サイクリング、読書で過ごす特別な存在だったのですが、近年はアウトレットのおかげさまでそこに散財というワードが追加されるようになりました。今年は思い切りの悪い私の良い癖が出て、最後のキーワードは不発に終わり一安心しているところです。

今年は去年を上回る猛暑ですが、やはり先生のおうちの温度計は常に22度前後を示していました。朝の気持ち良さは朝寝坊の私の目を自然に目覚めさせます。もちろん鳥の囀りは引っ切りなし。鶯も良い声を響かせています。
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奥様と父。草花の話をしているところ。

気持ちの良い朝なのでお隣りにあるハーブガーデンカフェで朝食を摂ることにしました。ちなみに8:30。私にしてはこの時間、快挙です。
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中村先生と父。朝の光は特別です。
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素敵な食卓。
目の前に広がるハーブガーデンには様々なお花も咲いています。
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朝露に濡れる桔梗
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ハーブの一種。触ると手が清々しい香りになります。
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ミニひまわり

デザートのシフォンケーキのしっとり柔らなかこと!シフォンの真髄を見ましたよ。
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ハーブティーは採れたてで香りも強いです。

あ~幸せ。早起きは三文の得だな、ふふふ。
この日の午後の様子は次回お知らせいたします(笑)。無駄な引き伸ばし。
では~!
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# by komaiyuriko | 2011-08-17 16:03 | コンサート

暑中お見舞い申し上げます。
食欲も減退するはずの夏、今年もモリモリ食べています。そんな日々の美食の中の1コマをご案内致します(笑)。

当然のことながら早速B級グルメです。
お友達のコンサートを聴きに、ルーテル市ヶ谷に行って参りました。ヴァイオリンの池澤さんは以前共演したことのあるインテリヴィオロニスト。ピアニストは様々なコンサートやCM撮影時にお世話になった十川さんでした。クラリネッティストをゲストに迎えたなかなかマニアックな室内楽コンサートでした。こんな素敵なコンサートには素敵な食事がつきものです。

市ヶ谷駅ルーテル方面出口目の前に「PHO24」と書かれたポップなお店を発見。これはもしやファーストフード的なヴェトナムフォー屋さんではなかろうか?!?!と喜び勇みながら入店。
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私がパリ時代、通いに通ったフォー屋さんの店の名前は「PHO14」でした。これはパリ在住経験のある方で尚且つB級をこよなく愛する方ならどなたもご存知(のはず。)の名店です。あ~、店構えを思い出しただけでお口の中が美味しいフォーの味がするよ~。

市ヶ谷の「PHO24」とはこれはこれは親近感を覚えます。きっと24時間営業なのでしょう、と思って営業時間を確認すると全然関係なかった。へこー。

早速青パパイヤのサラダと牛肉のフォーを注文。するとメニューに幻の「ネム」があるではないですか!日本のヴェトナム料理屋さんでは終ぞ発見出来なかったあの「ネム」です。揚げてある短めの春巻のようなもので中には野菜と春雨と豚肉等が入っています。それをサニーレタスにミントと共に包み、スイートチリソースでいただきます。
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こちらの店のネムは中身も肉メインで包む野菜やミントは出てきませんでしたけど、まーまー美味しかった(笑)。

パパイヤサラダは超美味。私のパリでの食卓といってもいい“タイヴィエン”という激美味タイ・ヴェトナム・ラオス料理屋を思い出します。そこはこのパパイヤのサラダにくっさい小さなカニが入っていてドブみたいな味がしたな~(注釈:でも美味しい)。こちらの店のものは綺麗なお味でした。オススメ。
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そしてフォーも大変美味しかったです(涙)。
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PHO14はクルトパ相可佐代子御用達の「スペシャル・ビーフ・フォー」というのがありました。それには内臓が数種類入っていました。これもまたくっさくて美味しいのです。市ヶ谷のお店のものはこちらも臭みを取り除いた綺麗なお味(笑)。

欲張って最後にデザートも頼みました。
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チェーという、かき氷フルーツココナッツミルクといった感じのもの。下に見えるカエルの卵のようなものはバジルの種だそうです。キウイフルーツの種のような甘酸っぱさと食感で美味しかった。フルーツも見た目よりも盛り沢山で最高でした。夏の定番になりそう、うしし。

次回パリ会(クルトパまーちゃんの日記参照)は間違いなくここでしょう。ちなみに今までのパリ会開催地は第1回が江古田のイスラエル料理屋、第2回がオシャレにイタリアンでした。うん、3回目はPHO24が堅いな。

張り切ってPHOの話ばかりしてしまい、もうお腹がいっぱいなので、昨日ピアニストの岩撫さんとディナーに行った正統派ビストロ料理は写真だけにしておきます。皆様、胃もたれしませぬように。
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大好物の「子羊のロースト」

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# by komaiyuriko | 2011-08-05 00:00 | 徒然なるままに

「毎度ばかばかしくてスミマセン。」が合言葉のようなオリジナル・オペレッタ『お料理・ボンジュール!』が“北とぴあ国際音楽祭”で上演されます(笑)。

先日、その宣伝用写真をクルトパまーとふざけ半分に撮ってきました。
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ご好評いただいているオリジナル・オペレッタですが、この度また新作を発表します(笑)。
9月4日(日)15時開演パルテノン多摩にてクルト・パイユが多摩の地域の皆さまとラヴェルのオペラ『子供と魔法』を上演致します。ラヴェルのオペラは50分ほどなので、オペラの前に第1部としまして、フランスサロン音楽&シャンソン(フランス語歌唱)をプログラミングいたしました。ただ順番に歌を歌うのではクルト・パイユらしくない、ということでまたまた余計な小芝居を書かせていただきました。

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パリでの我ら3人の日常が浮き彫りになるフランス音楽コント、『パリの音楽セルフサービスカフェ“クルト・パイユ”』。
パリのカフェでの正しい(?!)過ごし方~カフェの定番メニュー、注文の仕方、カフェでのギャルソンとの接し方、お会計の仕方~、王道フランスサロン音楽、珠玉のシャンソン、それらすべて一気に分かる、クルト・パイユの真骨頂、『パリの音楽セルフサービスカフェ“クルト・パイユ”』、乞うご期待です!!!

9月4日(日)15時開演パルテノン多摩小ホール
クルト・パイユ公演 ミュージック・シアター
第1部 『パリの音楽セルフサービスカフェ“クルト・パイユ”』
第2部 ラヴェル:オペラ『子供と魔法』(クルト・パイユ訳詞の日本語バージョン)


以下にご連絡をくだされば4800円が4000円になる魔法付き。
courtepaille2010@gmail.com

どうぞ盛りだくさんな内容の公演、お見逃しなく!

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# by komaiyuriko | 2011-07-27 02:07 | 徒然なるままに

バラエティ豊かな日々

暑いですね。赤道直下の都市やサハラ砂漠と気温がほとんど変わらない東京になっています(笑)。
そんな今週、私は紀尾井ホールに通う日々でした。四ツ谷駅から太陽ジンジンの道を蝉の声をバックに歩きます。稽古や本番終わりには近くのAUX BACCHANALES(オーバカナル)で友人といっぱいする毎日。
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もちろん私はディアボロモント(ノンアルコール)。

その合間を縫って楽しい会が3つほどありました。
一つは小澤幹雄さん(征爾さんの弟さんでマルチタレント)との食事会。
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かのカラヤンに『セイムフェイス』と言わしめた幹雄さんと。TBSの酒井さん、東京大学の難しい研究をしている神崎さん(笑)、合唱団の日高さんと。

ここに集った皆さんが野球ファンで特に熱狂的阪神ファン。家族が阪神ファンだとみんな同じ方向を向いていて家族としての連帯感や一体感があって団結できて良いのだそう。武満徹一家も阪神ファンで、その典型のような良いファミリーだったようです。一体なんのこっちゃ?!と思いますが、阪神ファンとはそういうものらしいです(笑)。勉強になった!

そしてある日はナント、女子中・女子高の合唱コンクールに特別審査員としてお呼ばれして参りました。これは最高に興味深かったですよ!私は学年に男子3名のほとんど女子高育ちでしたが、やっぱり本物の女子高とは全然違います。なにがって、気質が!漫画の一コマを見ているような、青春真っ只中の彼女たちを見ていると、自分はいい歳なのについつい同じ気分になって胸キュンしてしまうのでした。
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自分が審査して結果を出すことに罪悪感を覚えるほどの生徒たちの悲喜交々。
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優勝クラスは泣きながら、それでも溢れる笑顔で手をつなぎながら歌うのでした。

発表時の生徒たちの緊張状態と、発表後の歓声(というより悲鳴)を聞いていると、合唱に向けるこれほどまでの情熱に心打たれ、音楽の精神を再確認させられる美しい時間でした。

そして昨日はまたまた紀尾井町のホテルニューオータニで、芹沢門下同窓会が行われたのでした!芹沢先生は私の付属高校入学前からフランス留学までの約15年近く、声楽と人生論を教授してくださった恩師でございます。芹沢先生ほど尊敬できる人はいません。その先生のちょっと早めのお誕生日会も兼ねて、門下生で集まりました。
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ニューオータニから贈られたお祝いのケーキと共に。

いつまでもいつまでもお元気でいて欲しいものです。
先生にお会いすると勇気が出てくる、そんな素晴らしい先生です。

元気と勇気をもらったので、明日は美容院で思い切ってカリアゲにしてこようと思います!
2011年猛暑バージョン。ふふふ。


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# by komaiyuriko | 2011-07-19 01:25 | 徒然なるままに

形見分け

先日、おうちに宅急便がやってきました。
見覚えのないご住所、品名は楽譜となっている、なんじゃらほいと思いながら恐る恐る開けてみると、そこには貴重な楽譜がわんさか入っていました。

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同封されていたお手紙を拝読して、一瞬にして涙がこぼれ落ちました。それは私が大学院生だったころの担当教授、滝沢三重子先生の蔵書楽譜だったのです。滝沢先生は私が院を修了し、助手をしていたころにお亡くなりになられました。

滝沢先生といえば思い出される爆笑シーンは数限りありません。例えば…
1.ホームレッスンで飲み物を出してくださるのですが、カップに残った紅茶やコーヒーを突然窓を開けて庭に捨て、「最近窓際の植物が枯れて困る」と言ってみたり、
2.ホームレッスンお付きのピアニストの先生が「お手洗いを借りたい」と言うと「行けるもんなら行ってみな」と言い放ち(廊下が散らかっているので辿り着けなかろうという意)、ピアニストの先生は近所の公園のトイレへ行かされたという話だったり、
3.大学のレッスンに朝少し遅れて到着された先生、レッスン室前に並んで待つ学生の列を見ながら一言、「あ~ギリギリ間に合った~」(全然間に合ってない)だったり。

先生の豪快で愛情溢れるお人柄はお葬式の席でも炸裂。先生の思い出を語る人、語る人、会場の爆笑を欲しいままにしていました。先生を失ったことへの悲しみの涙と笑い涙で、列席者はみんな濡れていました。

そんな先生の13回忌を終え、この度、門下の諸先輩方が楽譜を形見分けし、お弟子さんたちに郵送作業をして下さったのでした。膨大な量の楽譜だったと思います。この大変なお仕事をされた諸先輩方には心から感謝申し上げます。

この度頂いた楽譜の中には相当マニアックなもの(ベッツ等)が揃っていました。また、アンサンブルの楽譜も数多くあり、ちょうど探していたフォレやサン=サーンスのデュオ譜や、フランスの多声音楽の楽譜もありました。もちろんオペラ譜も。

楽譜には先生の書き込みもありました。訳詩や注意事項、フレージング、ブレス記号などがとても有り難く、その線を手でなぞってみました。先生のお顔と甲高い声が思い出されて泣きたくなりましたが、やっぱり面白逸話の方が寂しさより上位に来て、クスクスと笑ってしまうのでした。

本当に素晴らしい先生でした。とんでもなく厳しくて、それでいてその厳しさ以上の愛情があって、その上最高に愉快で豪快でユニークな先生でした。

なんとか先生に近づきたいものです。
これからは私も躊躇いなく庭にお茶捨てよっと(笑)。

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# by komaiyuriko | 2011-07-13 21:33 | 徒然なるままに

夏、本番でござ~ます。
できるだけ出かけたくないけれど、外に出て電車にでも乗った方が涼しい今日この頃、いかがおすごしでしょうか?

もうこの際、わざわざ暑いことでもしてみようかと屋台の焼き鳥屋さんに行ってきました。
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お酒の飲めない友達と二人、ただひたすらに焼き鳥を食べ続けるのでした。
だってソフトドリンクをおいてないんだもん!

目の前で鳥を焼くお兄さんも我らを見て失笑です。気になるのか目が合いすぎです。今度はこっそりラムネでも買い込んで再チャレンジしようと思います。

では~。

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# by komaiyuriko | 2011-07-12 00:55 | 徒然なるままに

クルト・パイユが今宵

こんにちは、ユリです。おあつーございます。

今宵クルト・パイユが溜池山王に集まります(笑)。
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笹川日仏財団
【フランスオペラへの誘い:レクチャーコンサート】
ファンタジー・リリックの傑作!
ラヴェル《子供と魔法》


今晩(6月30日)18:45~20:00 日本財団ビル バウ・ルーム

今宵は大盤振る舞い、入場無料でございます。

お楽しみに~。

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# by komaiyuriko | 2011-06-30 12:30 | クルト・パイユ

衝撃的稽古場便り

今日もオペラの稽古に励んでおります。
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稽古中、エキセントリックな場面を見かけました。
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謎の占い師コラさん。

彼の活躍に期待しましょう。

しつこいようですが6月25日(土)パルテノン多摩にオニヴァ(レッツ・ゴーのフランス語)だよ。
さもないとパルテノン玉にしちゃいます。
こちらTV用CMです。
クリックしてどうぞご覧くださいまし。

ユリでした。

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# by komaiyuriko | 2011-06-16 01:56 | 徒然なるままに

ウィーンの昼下がり

こんにちは、ユリです。いよいよ日本の夏が来るなといった予感満々の湿気ですね。
そんな湿気を吹っ飛ばす、愉快で爽快なコンサートのお知らせです。

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ウィーン在住の峯島望美さんと、そして彼女と同じ大学でお勉強されたピアニスト松永充代さんとコンサートを行います。超ウィーン仕立てのコンサートになぜ私が出演しているのかって?!ふふふ、実は私、最初にウィーンに留学しようと部屋まで決めに行ったのですよ。ドイツ語学校にも通ったしね(覚えているフレーズは、「今日はランチにおむすびを2個食べました。」)。憧れのエディット・マティス先生について勉強するぞ~!と張り切っていた若かりし頃。その後、衝撃的にやってきたフランス音楽という雷鳴に打たれ、パリ留学に切り替えたのでした。というわけで、峯島さん(以後のぞちゃん)は、そのマティス先生の秘蔵っ子。ウィーン在住歴12年というエキスパートです。パリ留学中も恐ろしく安い飛行機で(パリ‐ウィーン間およそ3000円から5000円)しょっちゅうのぞちゃん宅を訪ねました。

ちなみにこちらが私が通ったウィーンののぞちゃん宅。朝食の図。
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そんなわけで今回は「思いっきりウィーン」なコンサートを開催します。
まず“ウィーン”と言えば何を思い浮かべるでしょうか。音楽の都?モーツァルト?スイーツ好きな方はザッハートルテでしょうか?それともホイリゲのワイン?今回のコンサートはそれらの楽しさがぎっしり詰まっているんです!!!(川平慈英風)

第1部はウィーナーオペレッタの名曲を~“メリー・ウィドー”、“恋はやさし野辺の花よ”等~、そしてウィーンの愉快で美しい楽曲~“ウィーン菓子”、“ほろ酔いの歌”、“若くてカッコイイ我ら”、“ウィーン我が街”等~をお客様参加型でお届けします(笑)。分りやすい、愉快な音楽オンパレード。ウィーンの映像とおしゃべりと共にお楽しみに頂きます。

そして第2部はすでに3回目の再演を迎えるモーツァルトのオペラ『バスティアンとバスティエンヌ』です。
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前回の模様。

おふらんすを代表するルソー様の啓蒙哲学の香り漂う舞台が、オシャレに再現されます。今回は占い師コラさんを俳優さんが演じてくれます。私のリサイタルに出演してくれた今イチオシの実力派俳優、梅里アーツさんです。最高に魅惑的(おかしな?!)な人物に仕上がっています。今までとは違った現代版『バス&バス』が出来上がりました。

通常3500円のところ、こちら(komaiyuriko@gmail.com)にお申し付け下さればナント3000円でご提供ができます。なんなら万能高枝切りバサミもつけましょうか?!

6月25日(土)15時開演 パルテノン多摩 にて、
皆様のご来場を心よりお待ちしております!

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# by komaiyuriko | 2011-06-10 00:51 | オペラ

梅雨入りと共にまた一気に寒くなりましたね。こんばんは、ユリです。
冬物と夏物を入れ替えた途端にこの気候。風邪ひくわ、ほんまに。で、風邪ひいたけど。
でも豚肉と牛肉一気に食べたらすぐに治ったけど。強っ。

明後日、サントリーホールにて「ピースフル・コンサート」が開催されます。
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一流の音楽家の皆様によるチャリティコンサート。私は、サントリーホール オペラ・アカデミーメンバーとしてアンサンブルに参加します。プログラムは“これぞクラシック”と言わんばかりの名曲揃い。これらの曲を素晴らしい演奏家の演奏で聴けるのなら、チャリティといえどもビッグ・チャンスです。6月3日(金)19時開演。全席指定3000円。
稽古が終わり、楽屋口から外に出ると紫陽花が咲いていました。
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そして来週はバッハのカンタータのコンサートが教会であります。雰囲気抜群でしょうね~。
6月11日(土)14時開演 東京若枝教会(ひばりが丘)自由席¥4,000 当日券¥5,000
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そしてそして月末30日には!!
クルト・パイユが久しぶりに勢ぞろいっ。
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笹川日仏財団【フランスオペラへの誘い:レクチャーコンサート】
ファンタジー・リリックの傑作!ラヴェル《子供と魔法》
6月30日(木) 18:45~20:00 日本財団ビル バウ・ルーム
入場無料でございます。

梅雨のジメジメをラヴェル&クルト・パイユで吹き飛ばしましょう。

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# by komaiyuriko | 2011-06-02 01:27 | コンサート

こんにちは、ユリです。
最近良い天気ですね。新緑が輝いています。

さてさて来週の25日、フォーレ歌曲の夕べがございます。どちらかというと研究会色の強いコンサートです。コンサートではなかなか聴くことのできない歌曲集も満載です。例えば「ヴェネツィアの5つの歌」や「イヴの歌」など。ね、割とマニアック。私は歌わせて頂けて幸せだけど(笑)。
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会場は小さめでチケットは残り僅少です。ご興味の方はお急ぎくださいませ~。

ではー!

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# by komaiyuriko | 2011-05-20 16:05 | コンサート

母の日に寄せて

待ちに待ったゴールデンウイークですね。こんにちは、ユリです。
天気も良さそうだし旅行日和です。自粛していても仕方がないので消費しに出かけよっと(笑)。

昨年の11月、サントリーホールで唱歌のコンサートをしました。1部は「舶来の唱歌」とし、旅愁やローレライ、灯台守などを、そして2部は「日本の唱歌」から夏は来ぬ、朧月夜、浜辺の歌などを歌いました。フルート、ヴィオラ、チェロ、ピアノという編成で、さらに編曲の良さも加わって、芸術歌曲集のような内容となりました。 お客様が大変喜んでくださったのがステージから手に取るように分かり、とても印象に残るコンサートでした。

コンサートの模様 (「故郷を離るる歌」が動画と共に聴けます。)

この度ナント、そのコンサートがライブ録音CDとして発売されましたー!!!
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売れ行き好調のようで嬉しい限りです。
1枚2000円で販売しているようです。もちろんこちらに(courtepaille2010@gmail.com)ご連絡下されば販売元に連絡しお手元に届くように致しますm(_ _)m

母が教え給いし歌の数々。
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母の日のプレゼントに最適です。

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# by komaiyuriko | 2011-05-02 11:26 | 徒然なるままに

菜の花畑に入り日薄れ~

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春ですね。
今年は桜も暖かさと強風であっという間に散ってしまい、葉桜になってから家族でお花見に行って参りました。
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花見というよりピクニックだけどね。実家近くの大宮公園は、我らが行った週の1週間前までそれはそれは大賑わいだったそう。良かった、そんなに大勢いなくて(笑)。

もちろん可愛い可愛い小梅ちゃんも一緒に行きました。ご飯をたくさん食べて、黄昏ているところ。
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そしてさて更なる春を求めて静岡県の御殿場にピアニストの牧ちゃんと行って参りました。特別養護老人ホームの落成式と法人創立30周年記念式典で数曲歌うためにお呼ばれしたのでしたー。光栄ですっ。
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朝早いのが苦手な我らは当然「前泊」です。しかもゆっくりお風呂に入りたいという牧ちゃんの夢を叶えるべく、温泉施設(スーパー銭湯的な)に宿を取りました。しかもサービスエリア内(笑)。便利過ぎです。夜、高速道路をスイスイス~と越えて、サービスエリアというサービスエリアで停まっては何か食べ、愉快にそのホテルに到着です。

まっさきにお風呂へ。「ラムネのお風呂」と呼ばれる炭酸泉でした。不思議な気持ちの良いお湯でした。しかも貸切。翌朝もお風呂へ行きましたが貸切。どうやら女性にはあんまり人気ないみたい?!男性客はたくさんいらっしゃいましたが(汗)。

寝る寸前までおむすびや美味しいお菓子をほおばり、満腹で就寝。

翌日は、お腹同様、充実したコンサートができました(笑)。ナンチャッテ。
素晴らしいシチュエーチョンに建つ老人ホームでした。目の前には大富士が見え、どこもかしこもご老人のお体を気遣った造りで感動を覚えました。私は腰痛持ちなので、トイレの見事な配慮に感激。出て行きたくないくらいです。お医者さまも常にいらっしゃり、設備の整った医務室、散髪室、そしてレクリエーションホールには立派なグランドピアノ。あたしゃここに住みたいよ、ホント。

さ、では遅くならないうちに帰りましょうか。帰り道ももちろん各サービスエリアでお土産を買いまくりました。白眉だったのは、静岡茶コーラ。
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恐る恐る買ったものの、何故ダースで買わなかったのかと後悔するほどの美味しさでした。余りの美味しさにCM撮影。
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さらに海老名では有名な肉まんを牧ちゃんがご馳走してくれました。一口サイズでかわいいでしょ?
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向かって左が肉まんです。

仕上げにアイスクリームを食べてようやく終了です。その前にコンサートで頂いた立派なお弁当を食べましたが。
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道中、色々な花が咲き乱れ、野山は春の薫りに包まれていました。水田からはカエルの声が絶え間なく聞こえ、ついつい「月夜の田んぼでコロロ、コロロ…となく笛は~ささ、銀の笛~」などと口ずさんでしまいます。牧ちゃんも「こういうところで、そういう歌が生まれるわけだよねー」と言いながら、共に日本の唱歌を歌いつつ、「あ、さっきの老人ホームに今度は唱歌を歌いに行こうよ。」などと勝手にコンサートを企画しながら帰途に着きました。

めでたし、めでたし!

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# by komaiyuriko | 2011-04-27 23:25

こんばんは、ユリです。余震の続く今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
最近は携帯の緊急地震警報の音にもすっかり慣れ、うっかりしているとそのまま放っておきそうになります。慣れは何でも良くないですね。気を引き締めなければ!

さて先日、東京文化会館で行われた「東京・春・音楽祭」の急きょメインイヴェントとなったチャリティコンサート、ズービン・メータ指揮の「第9」に参加してきました。メータさんはフィレンツェ歌劇場で来日中に被災。一度は海外に戻られましたが、今回N響とのチャリティ「第9」のためにわざわざ来日したようです。かのズービン・メータが、今世界で一番危険な国にボランティアで指揮を振りにくるなんて驚きでした。これは我らにとっては大ニュースです。コンサート開始前には、ソールドアウトとなった満杯の会場のお客様と共に黙祷を捧げ、我らを勇気づけるようなお話をしてくださいました。彼の指揮ぶりは大変真摯で、基本的な、というと語弊がありますが、真面目で余計なところのない、それでいて情熱的なものでした。とても素晴らしいコンサートにご一緒できて感激でした。

GP終了後、本番までのなが~い空き時間を利用して文化会館裏の上野公園でゴロゴロしました(笑)。自粛ムードに包まれているかと思いきやこの人人人!
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いいことですね。でも花見よりも人見といった感じ。
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ちょうど満開の桜の木の下で、楽屋で出演者に配られたお弁当をさも花見にやって来たといわんばかりにシートの上に広げ、心落ち着く良い時間を過ごしました。
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さて、コンサートのお知らせです。
【加藤邦宏作品演奏会 第8回「そよ風の話」】
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第5回から歌わせていただいておりますこのコンサートシリーズもついに最後の回を迎えました。私にとって、自分が大切に思う詩の世界を丁寧に音楽で描き出して下さる加藤先生の曲を歌えることは喜びでした。最後の公演となりますので、多くの方にいらしていただきたいと思います。

今回は、童謡詩人や子供の詩につけられた素朴でかわいらしい歌を、室内楽の伴奏でお届けいたします。心の中に大切にしまっている故郷の景色や、子供のころの繊細な感覚を思い出して、お楽しみいただければ幸いです。

■日時:2011年4月21日(木) 19:00開演(18:30開場)
■場所:カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」(表参道駅すぐ)
■曲目 :「子供のためのシャンソン」より“さかなとしょうとつ”、“ちょびっといじわる”、“たんぽぽのうた”、“おねぎ” 他
■出演 :
駒井ゆり子(ソプラノ)
西田紀子(フルート)、岡さおり(ヴィオラ)、小川和久(チェロ)、仲田淳也(ピアノ)
■チケット:前売2,000円 当日2,500円 全席自由

*会場に震災復興義援金箱を設置し、日本赤十字社に募金する予定です*
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小さな会場ですのでお早めにお申し込みくださいませ。
当日は童心に戻って(普段から思い切り子供だけど)
♪チリンチリンチリ~ン、チリンチリンチリ~ン、はい、ゆうびん!♪
と張り切って歌いますからねー。

それでは~!

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# by komaiyuriko | 2011-04-14 18:59 | コンサート

こんばんは、ユリです。
やっと春の息吹を風に感じました。このまま暖かくならないかなぁ。ジャンパーしまっちゃおっと。

一昨日、未使用の下着、防寒下着類、ホッカイロ、歯磨き&歯磨きチューブ等を東北の避難所に郵送しようと家中を探索しました。避難所を調べ直接電話し、欲しいものを聞き出して許可を得てから送りました。自治体は支援物資をもう勝手に締め切っていたようなので。募集の連絡や終了の報告もなく。←嫌味炸裂。Lサイズばっかりでごめんね~、と思いながら福島県に送りました(笑)。

先日チャリティコンサートを開催いたしました。
この時期に多くのお客様にいらして頂き、また多大な義援金を頂戴したことは大きな喜びでした。

1日目のバッハアカデミーのサロンコンサートでは、山田康弘先生が「我々演奏家は、いつも祈るような気持ちで演奏しています。」という言葉から始まるお話をし、大変印象的でした。90分の長いコンサートでした。予想以上にお子さんが多く(2歳弱の赤ちゃんもいた!)少々心配しましたが、最後まで静かに時間を共有しようという姿勢に感動を覚えました。地元での開催だったので、幼なじみや中学時代の同級生も会場に見え、うれしい再会でもありました。
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翌日の大崎で行われたコンサートは、また想像以上のお客様がいらしてくださり、大変感動的なコンサートとなりました。お客様の意識の高さに演奏者であるこちらが刺激を受け、最後の曲ではなんだか泣いてしまいそうでしたが、なんとか持ちこたえ終了しました。私の友人も多く来てくれました。義援金を携えてコンサートに来てくれる、こんなに素敵な友人たちに囲まれて幸せな気持ちでした。
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ピアノは主催の加藤牧菜さん、チェロは清水彩智さん。

コンサート終了後、牧菜さん宅で義援金の回収とその報告書を皆で確認することを兼ねてお茶会をしました。出演者やお手伝いをして下さった方、そして会場に来てくれたオペラ『バスティアンとバスティエンヌ』の際にはコラおばさん役を演じてくれた美幸ちゃん夫妻、花粉症のタカシ君も一緒に楽しい時間を過ごしました。

ギリギリまだ鼻が詰まっていなかった頃のタカシ君、箱根に友人と旅行に出かけたそうな。箱根登山鉄道を降りた途端、ものすごく良いお花の香りがしたようで、五臓六腑に染み渡るほど深呼吸を2度ほどしたそうです。ふと香りの方を振り返ると、虫に殺虫剤をかけている乗務員さんがいたそうな。「最近の殺虫剤ってフローラル系の良い香りがするんだよ~。」
ばかーーーっ!!!

30分おきに自動的にプッシュされるエアーフレッシュナー型に特別改良した殺虫剤をプレゼントするよ、とタカシ君に言うと、「そしたら家のダニもいなくなって一石二鳥」だそう。いくらなんでも自然界に咲く花の香りと殺虫剤の臭いの違いくらい分かるでしょ?!そこにいた全員、失笑または絶句を禁じ得ませんでした。そんなこんなで素晴らしいコンサートの余韻を楽しみました。

その時に集まった義援金の報告がこちら。
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ご協力頂きました多くの方に感謝いたします。
ありがとうございました。

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# by komaiyuriko | 2011-03-31 19:23 | コンサート

こんにちは、ユリです。
チャリティ・コンサートを開催することになりましたのでお知らせいたします。お時間のある方は、どうぞいらしてくださいませ。

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「ソプラノとピアノによるジョイント・リサイタル」

◆日時
3月26日(土)15時開演
◆会場
バッハアカデミー (東武野田線大宮公園駅下車徒歩6分)
◆出演
ソプラノ&語り:駒井ゆり子  ピアノ:山田康弘
◆入場料
全席自由:3000円 (要予約、茶菓子付き)
チケット料金が義援金になります。
◆お問い合わせ
08020567134

◆プログラム
サティ・アーン・シューベルト・シューマン・R.シュトラウスの歌曲、日本歌曲
プーランク「子象ババールの物語」 他


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ONE FOR ALL ALL FOR ONE

◆日時
3月27日(日)15時開演
◆会場
大崎ウェルカムホール(JR大崎駅より徒歩5分)
◆出演
ソプラノ:駒井ゆり子  チェロ:清水彩智  ピアノ:加藤牧菜
◆入場料
無料   義援金ボックスを設置いたします。
◆会場詳細・お問い合わせ
komaiyuriko@gmail.com
◆プログラム
フォーレ「レクイエム」より“ピエ・イエズ”、祈り
アメージング・グレイス、アヴェ・マリア 他

お近くにお住まいの方は是非お出かけ下さいませ。
自分たちにできる小さなことを続けていきたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します。

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# by komaiyuriko | 2011-03-24 13:45 | コンサート

Un pour tous, tous pour un

この度の災害で被害に遭われた方々に心からのお祈りを申し上げます。そして今も避難生活を強いられている方々に片時も希望が失われないことを願っています。

クルト・パイユメンバーの公演が3月分は全て中止になりました。
事後報告で申し訳ございません。

3月12日(土)駒井ゆり子出演予定
オペラ『バスティアンとバスティエンヌ』中止

3月17日(木)クルト・パイユ出演予定
オペラ『子供と魔法』延期

なお、3月26日(土)駒井ゆり子出演予定のジョイントリサイタルは、主催者と協議中です。決まり次第ご連絡いたします。また義援金を募るチャリティコンサートを予定しています。これについても決まり次第すぐにご連絡いたします。

被災地の方や、また不安を感じながら生活をしている方へ、素晴らしい詩を送ります。部屋で録音しました。どうか私の歌の不出来を気にかけず、この詩の精神が皆様に届きますように。

ともだちはいいもんだ

空がこんなに青いとは

Un pour tous, tous pour un
一人はみんなのために、みんなは一人のために
(アレクサンドル・デュマ「三銃士」より)

ユリでした。
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# by komaiyuriko | 2011-03-18 23:22

寒風の中、ふと香りに誘われて振り返ると沈丁花が咲き始めていました。春の訪れを感じる今日この頃。とはいってもまだまだ寒いですね。昨日の朝は0度でしたin大宮。

こんにちは、ユリです。この寒さの中、春を先取り「スプリングコンサート」をして参りました。
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第1部は岩撫セレナーデとのデュオコンサート。会場には小学生のブラスバンド部の皆様がお呼ばれしていました(このコンサートの前にブラバン演奏がありました。)私もブラバン育ちなもので、ついつい余計なおしゃべりをしてしまい、子供を引かせてしまいました。ついてこーい!大人は失笑でしたけど。

いつもはピアニストさんと2人のことが多いのですが、今回は豪華ですよ。第2部には弦楽四重奏の皆様をゲストにお迎えしてのコンサート。プログラムも自然とダイナミックになりました!
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シューベルトのますをやってみたり、モーツァルトのモテットを歌ってみたり。なんとカルテットの皆さんだけでアイネ・クライネ・ナハト・ムジーク(略してアイネクらしい。すげー、原語、超無視。)を演奏して頂いたり。満員のお客様も大変満足して下さったようでした。

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トップのうっちー。コンサートなので色気づいて髪型をギバちゃんにしてきたようです。はい、同年代。楽屋では気付けに一口、ワインを飲んでおられました。かっこいい。今度は楽屋にちゃんと用意しておくからね、料理酒。

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セカンドの池ちゃん。甘いマスクで会場を魅了したことでしょう。本番前の楽屋で、「勝利の一服してきます。」と言って喫煙所へ行かれる背中を見て、「そうか、まだコンサートが始まってもないのにすでに勝利なのか!」と素晴らしいプラス思考を頂きました。先生、勉強になります、ありがとうございます。

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ヴィオラのすみれちゃん。楽器紹介コーナーでは見事な“ソ”を披露して下さった、笑顔の絶えない素敵なヴィオリスト←早速使ってみた。教えてもらったのです、この呼び名を。ヴァイオリンはヴァイオリニスト、チェロはチェリスト、ピアニカはピアニキスト。

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チェロのさちちゃん。同じく楽器紹介のコーナーでは、お昼のコンサートなのに危なく大人なトークを繰り広げそうになったお色気姉さん。楽屋では全ての会話を拾い、パーフェクトなコメントをよどみなく発することからベストコメンテーターの称号を与えたいと思います。

これだけ愉快なメンバーが揃えば、それはアレルヤがプログラムの最後を飾って当然です。そしてアンコールでは皆でガーシュインの「アイ・ガット・リズム」を、これが一番良かったんじゃない?と思えるほどノリノリで演奏しました。

また共演出来るチャンスがあることを祈りつつ、愉快な皆様と泣く泣くお別れを致しました。

クルト・パイユで集まればいつも感じることですが、やっぱり音楽はアンサンブルが一番!それぞれの責任を全て果たした上で、お互いを思いやって、協調しあってようやく一つの音が鳴るのです。その連続であるアンサンブルは本当にメンバーとの相性が重要です。フランス時代の音楽部長先生が「アンサンブルをするなら寝食を共にしなさい!」と真顔でおっしゃっておられましたが、あながち冗談ではないな、否、本当だな、と思えてならない夜でした。さすがムッシュ・マンサール(音楽部長で作曲家)。

あ、マンサールさんの難解な曲、さらわなきゃ。
そういうわけで、わたしくはここでドロンさせていただきます。

あ、それなのに、さちちゃんに教えてもらったスロヴァキア語の「お父さん」思い出しちゃった。

今度こそ、ドロン!
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# by komaiyuriko | 2011-03-07 17:00 | コンサート

ラムしゃぶ食べた!

今晩は、ユリです。

今日はまた寒かったですな~。つぼみを出しかけた桃の木も『あれ?!』と思っていることでしょう。

そんな曇天のち雨の寒き日、私は練馬区にあります、自転車の集積所に行って参りました。
だって、あーた、区に自転車とられちゃったんだもん。

ま、私が悪いんだけどね。あれはブクステフーデの稽古週間。稽古の前にもう一つ歌う機会があり、衣裳やら楽譜やらを準備して慌てて出かけた日がありました。遅刻できないその日の準備に手間取り、私ったら超近いのに、駅まで自転車で行ってしまったのです。そして帰り道、ブクステフーデの同じくソリストの光野さんがナント我が家の隣に住んでいることもあって、楽しくおしゃべりしながら、自転車のことをすっかり忘れて一緒に歩いて帰ってきてしまったのです。それに気付いたのも随分経ってからなんだけどね……。

カッコよくて新しい自転車だから盗人にやられた!と一瞬思いました。なかなかのハンサムですからね。
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アロンゾ・トーキョー、いずこ~?!
でも自転車を市や区に撤去されること通算6,7回目の私は、素直に練馬区の集積所に、通知も来ていないのにまずは行ってみることにしました。

あぁいうところのおじさんたちは、実に雰囲気がいいのね~。きっと腹立たしげに怒鳴られることばかりなのでしょう。かくいう私も、大宮市にとられていた時や、監視員に注意された時なぞ、逆ギレして怒号を轟かせていましたからね。「自転車置き場もないのに、撤去するとは何事ぞー!どこにも出かけられんわ(怒)!」みたいな感じで。言いがかりです。でも今日は丸一日お休みの日でしたので、お散歩がてら行ってみた私は上機嫌。おじさんも上機嫌。そして我が愛しのアロンゾ・トーキョーは寒さの中、佇んでおられました。ごめんよ。

さすがに罰金の4000円(!)は高いなと思いましたが、感じの良すぎるおじさんたちに戦意を喪失し、文句も言わずに支払い、サインして談笑。

実は練馬区にすでに2回撤去されている私。
ユリ「私は板橋区の住民なのだけど、練馬区に8000円(2回分)も寄付するなんて、板橋区に悪いなぁ。」
おじさん「撤去した駅がギリギリ練馬区なのでね。でも板橋区にも放置しないでね。」
ユリ「うん。でも3回目には割引きしてね。」
おじさん「5回目で半額になります。」
ユリ「うそつけー!(これは言わなかった。)」

こんな不毛なトークと共に、ご親切にも我らに対する小言付きの記念品を3つもくれました。
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腹いせに、友人とすっごいの食べに行きました。ホントは先週だけど(笑)。
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ラムしゃぶです。
メイクアップアーティストの亮太の顔を、比較対照のために写しました(笑)。

4人で食してこのラムのお皿9皿いきました。一人2皿は食べた計算。すごいでしょ。だって食べやすくて美味しいんだもん。みんなも行った方がいいよ、オニヴァだよ。ちなみに食べ放題ね。

誘ってくれた友達曰く「ラムを食べると痩せる」らしい。食べてるのに痩せちゃうなんて魅惑のメニューですね。それを聞いてか聞かずかムチャ喰いする私にこの一言。

「でも痩せたらユリだって気づけなくなるから痩せないで。」だって。

この友達は、コンサートの時にしばしば物販を手伝ってくれる陽子。前回のコンサートの時は、開演中会場内で見ていてくれました。たまたまその時は、数曲歌ってはひっこみ、そして語りがあって、また出てきて歌うというような舞台構成で、私の出入りがとても多かったのです。コンサートが終わって真っ先に陽子が言った言葉は「ユリ、運動量が激しくて痩せちゃうところだったね。」でした。アイツめ~!

ごきげんよう~。
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# by komaiyuriko | 2011-03-01 03:19 | 徒然なるままに

ザ・クラシック

こんにちは、ユリです。
昨晩、明治学院大学チャペルでブクステフーデのカンタータ『我らがイエスの四肢』を歌って参りました。
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こちらのオルガンのパイプは、18世紀にオランダで使用されていたのと同じスズなどの配合で造られたものだそうです。18世紀の響きが聞けるなんて素敵。

北ドイツの巨匠ブクステフーデは、私にとって音楽史の授業に出てくる人。その作品を歌えるチャンスに巡り合えたことに喜びを感じていました。4日間連続で、本番のチャペルにて稽古がありました。集中できて良い感じ!思いっきりその世界に浸れる、このような環境はますます私の気分を盛り上げます。指揮はバッハ研究家の樋口隆一先生です。バッハ全集などの執筆により、お名前だけは存じておりました。さぞかし気難しいお方でしょうと想像しておりましたが、とても気さくで、音楽を楽しむ雰囲気を常に纏っていて、大らかな素敵な先生でした。コーラス団にも「間違っても構わないから自由に音楽を楽しもう!」ということをおっしゃっておられました。コーラスの現場では、往々にして体育会系で、厳しい指導者と従順な団員という図式が見られますが、このような関係こそ私が理想とするコーラス団だなと思いました。精神が自由でなければ音楽なんてできるはずないもの~。

さて稽古の合間、シロガネーゼよろしくプラチナ通りを闊歩しておりました。やっぱり素敵な小さなお店が並んでいるのですねぇ。夜の稽古に備えてご飯を食べなければならない我らソリスト。アルトのソリストの方が気になるお店があるというので、連れて行ってもらうことにしました。
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古民家を利用したこのお店、どうやらゆっくりとお酒を飲みながら美味しい一品料理を頂き、最後にゆばうどんで閉める、という粋な空間らしい。私たちは時間がないので、おうどんをササッと頂きました。この空間で美味しいお料理と会話をもっと楽しみたい、もったいないー!と苦渋に満ちた叫び声をあげながらお店を後にしました。
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名物ゆば京うどん

迎えた本番は、厳しい寒さにも関わらず超満員で、教会に響くビオラ・ダ・ガンバやバロック・ヴァイオリンの音色とともに素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
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ご一緒に写っているのはソプラノⅠのソリスト、光野さん。母と同じ島根県出身、そして母と同じ誕生日なのです。さすが“ご縁”の国、出雲出身の方ですわ。一番右は私の伯母さん。

近代、現代ものがレパートリーに多い私としては、古い音楽に参加すると逆にとても新鮮で、頭の中に新しい感覚が甦る(新しいのに甦るとはおかしな表現ですが、そんな感覚なんだもん。)思いがします。素敵な体験でした。ありがとうございましたー(恒例の野球部)。

今日は3月5日にありますスプリングコンサートの合わせがありました。今回のコンサートは、超ゴージャス版。ピアノクインテットとアタクシなんでござーますのよ。
ピアノは岩撫セレナーデ。カルテットの皆さんは、我らのトップこと内山傑さん、セカンドは我らのイケメンこと池田孝祐さん、ヴィオラは我らのアイドルこと後藤澄礼さん、そしてチェロは我らのセクシー姉さんこと清水彩智さんです。
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唱歌や童謡、そしてモーツァルトのアレルヤで有名なモテットなどを皆様と一緒に演奏させていただきます。今回はカルテットでザ・クラシックといって過言ではない、モーツァルトの『アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク』も演奏してくださいます。合わせを聞かせていただいて、いかにもクラシックの響きに失笑を禁じえないほどでした。ふざけてません、勝つまでは。
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アンコールの曲もわざわざこのコンサートのために、いつもお世話になっている作曲家の加藤先生に編曲していただきました。すっごく格好いいピアノクインテットになっていますよ。何が出るかは乞うご期待(笑)!!

会場はさいたま市。ちょっと遠い?!

ではー!
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# by komaiyuriko | 2011-02-22 20:46 | コンサート

パリのような・・・

今週は暇だったな~。
こんにちは、ユリです。仰け反るような書き出しですみません。今週は本当にのんびりした時間を過ごしました。雪が降ったことではしゃいだくらい。

最近、パリに住んでいた頃の「ど~でもいい瞬間瞬間」をよく思い出します。“シャンピオン(スーパー)へ行く坂道”とか“シャンピオンの店内”とか“小さい店舗の方のシャンピオンへ曲がる道”とか。全部シャンピオンじゃん。本当はもっともっといろんな街角、それも印象的ではなく、ホントどーでもいい瞬間の映像をフラッシュバックのように思い出します。何故だろうと考えてみたところ、それは多分、「パリにいた時と同じくらい今週暇だったからではないか」という、それこそどーでもいい結論が出たところです。

その自由な時間を利用して、「あたしー、ポスター、好きだから~(母音開き気味で)」を合言葉に、東京都庭園美術館で開催されている「20世紀のポスター タイポグラフィ展」に行って参りました。
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面白かった!作品数が少ないのが残念なくらい。でもあんまり見ちゃうと忘れちゃうから調度いいか。

文字によるデザイン表現であるタイポグラフィは、様々な宣伝に使われるポスター、それを印刷する技術の発展や時代の流れと共に大きく発展してきました。1950年代は意外にも(失礼!)ドイツやスイスが最先端でおしゃれなデザインだったみたい。その後、60年、70年代になるとアメリカ、そして日本(個人的には一番素敵だと思いました)を中心にサイケなデザインへと変遷を重ねていきます。横尾忠則さんの「天井桟敷」のポスターは有名ですが、あのテイストのデザインはやっぱり日本がトップね~と恍惚としながら拝見致しました。

フランスにいた頃、ポスターや広告カードを集めていました。時代、社会を反映するアートとして、この無料の宝石たちは私の宝物。それでは庭園美術館に負けじと、私のコレクションの氷山の一角をお見せしましょう(得意気)。

≪ユリコ コレクション 2011 ~シリーズものを中心に~ ≫
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これらはフランスからベルギー、オランダへと行ける国際列車タリスの宣伝。

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おじちゃんによる七変化。英会話教室の宣伝。

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ニュースの宣伝。フェミニスム全開のデザイン。

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2008年、カフェやレストランで禁煙令が施行された時のパリ市の宣伝。

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これは私の大好きな化学調味料(!)マギーの宣伝。1キロ100円位の値段で買うお米にバターを溶かし、このマギーをかけると、お茶碗3杯は軽くいけます。このポスター、味とのギャップに驚きを隠せません。

では最後に秀逸な作品を断腸の思いで2点選びましたのでご覧下さい。

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怒られるわ、こんなん。

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これはまさにアート。最後の晩餐のパロディですが、良く見るとすっごく不思議なトリックに溢れているのです。コレ、ほんっとすごい。2004年、大きなこのポスターが2区のブルス(Bourse)にある建物にかかっていたことが忘れられません。

私のこれらのコレクションは300枚をはるかに超えます。5年間の賜物です。ご興味の方は見に来てね。水を得た魚のように、いらん解説を付けてお見せいたします。

ま、そんなこんなで、今週の土曜、コンサートに出演致します。会場は庭園美術館のすぐそばにあります明治学院チャペルです。バッハよりも50年前に生まれたドイツの巨匠、ブクステフーデのカンタータ「我らがイエスの四肢」でござーます。
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なかなか面白い構成でございますのよ。タイトルが「四肢」とおっしゃっておられるのに、内容は7つに分れていて、それぞれ「足について」「膝について」「手について」「わき腹について」「胸について」「心について」「顔について」となっております。

古楽器とのアンサンブルは初めてなので心が浮き立ちます。
17世紀ドイツの音楽を是非ご堪能くださいまし。雅な気分に浸れること間違いナシ。
では~!
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# by komaiyuriko | 2011-02-14 02:37 | 徒然なるままに