桜もようやく咲き始めましたね。明日楽日となる東京オペラの森に参加しています。今年の演目はハイドンのオラトリオ『天地創造』です。ハイドンと言えば古典派を代表する作曲家ですが、私の印象では古典派でも前期古典派的な感覚でした。今回『天地創造』をきちんと勉強してみて、ハイドンの和声感にロマン派、もしくは後期ロマン派的な響きをほんの少しですが垣間見、驚愕を隠しきれない今日この頃です(ハイドンの交響曲『驚愕』にかけているわけではないですよ。あ、このシンフォニーはいかにも古典派ですけれどもね!)。
音楽とは常に新しい発見に満ち溢れています。
東京オペラの森とは、上野の東京文化会館で行われています。上野公園の桜がどんな状態か公演が終わったのち、友人と散歩しながら見て帰ることにしました。まだまだ2,3分咲きですが、さすが上野公園です。多くの人が夜桜見物をしていました。シートを広げ、たくさんのお料理やお酒と共に!しかしながら時期尚早な感じは否めません。ライティングがまだ施されていないのです。来週の週末辺りはきっと賑わっているでしょうね。
そのクラシックの殿堂、東京文化会館でな・なんと、リサイタルをすることになりましたー!!!
東京文化会館共催『駒井ゆり子ソプラノ・リサイタル
~Matineé de Musique Française~』

オール・フランス・プログラムですっ。←アヴェック気合い。
一部はラヴェルの『博物誌』を全曲。二部はショーソン、プーランク、シャブリエ、オッフェンバック、グノーの代表作を演奏いたします。それらの曲をアリアのように見立て、オリジナル・オペレッタとして仕上げました。
共にこのオペレッタを演じて下さるのは、役者の梅里アーツさんです。先日、彼の一人芝居を観に行き、大変感激したところです。このような素晴らしい役者さんと共演できるのは、私にとっても大きな喜びですし、お客様にとっても今までのクラシックコンサートにはなかった新しい愉しみとなることは間違いありません。
ピアニストも豪華版。1部のピアノを弾いて下さるのは、パリでのリサイタルを大成功させたばかりの遠藤奏恵さん、2部はクルト・パイユの我らが梅田麻衣子さんです!
日時は2009年5月17日(日)14時開演。上野の森が新緑に輝き、一番美しい季節だろうと思い、この日を選びました。大学時代、フランス文学に衝撃を受け、フランス音楽に傾倒し、そしてフランスへ留学。そこで学んできたものをこの日、皆さまにお伝えできたらと思います。フランス音楽の薫り高さ、伝統を重んじながらも新しいものをうまく融合させていくフランス文化のそのエスプリや叡智。これらのかけらでもお客様に感じて頂けるようなリサイタルにしたいと思っております。
チケットのご予約は、
お電話の場合・・・
二期会チケットセンター(03-3796-1831)、東京文化会館チケットサービス(03-5685-0650)で取り扱っています。
インターネットでの場合・・・
クルト・パイユ公式サイトにチケット購入フォームがございます。
メールでの場合・・・
Musique.alaise@gmail.comにお名前とご住所、チケット枚数をご記入の上、送信ください。
一般券(全席自由)は3000円です。高校生以下は2500円になります。学生券の取扱いはミュジーク・ア・レーズ(048-642-0178)、またはメール、クルト・パイユホームページでの取扱いになります。
ユリの本気を(いつも本気)ご覧下さいませ。
美しい五月に上野の森でお会いできることを心から楽しみにしております。