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第3回戸田音楽祭

おこんばんは、ユリです。
さて、日本に帰ってまいりました。まだまだ時差ボケの真っただ中ですが、先日第9の本番がありました。それも今回は共演者をご覧くださいましっ!
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ソプラノは僭越ながら私、メッツォは相可佐代子(!)、テノールは安冨泰一郎(!!)です!バスは私の身近にいる尊敬すべき先輩、小野和彦さんです。そしてオーケストラと合唱は戸田交響楽団&戸田の合唱団の皆さん。私は埼玉県出身で、この戸田市は私の住んでいる街の隣の隣くらい(いい加減)に位置する市になります。言わばご近所さん。

なんて楽しそうな第9でしょう!帰国前からワクワクしておりました。
リハーサルは当日に1回きりなので、こんなに楽しい第9なのにリハと本番合わせて2回しか一緒に音楽できないのが本当に残念です。なんなら週1ペースでお願いしたいくらい。

戸田交響楽団は1975年に結成され、第9はなんと25年ぶりだそうです。こんなに長い間、地道な練習を通して多くの定期公演を重ねてきた市民オーケストラがあるでしょうか?!しかもアマチュアオーケストラとは思えないほど質が高く、正直驚きました。定期公演のプログラミングも実にユニークです。リハーサルの最中、座って(ソリストはとにかく歌う場所が少ないので!)合唱とオケを聴いている間、こういうオーケストラと共に地域に根差して音楽活動をしていくというのは何て素晴らしいことだろう、音楽文化を通して世代を超えた人々とのコミュニケーションを大切に紡いでいくというのは何て素敵なことだろう、などと考えていました。一人では無力な自分でありながら、崇高な芸術の力によって何か出来ることがあるとしたら、きっとこういうことなのかなとつくづく感じていました。

さて今回のこの第9は去年の7月から始まっている第3回戸田音楽祭の山場としてプログラミングされていました。戸田市民の気合を感じます!私たちも気合い十分!さーちゃんなんかリハーサルが終わった楽屋で“気合い”で有名なアニマル浜口の真似をしてしまうくらいでした。本番前に爆笑させないで。今も思い出し笑い、というか本当に思い出し爆笑出来るほどです。

本番は、オーケストラ、合唱団、マエストロ、ソリスト、聴衆の、会場が一体となる感覚で感動的に幕を下ろしました。今回はマエストロの意向でソリストも合唱の部分を2箇所追加で歌うこととなりました。私は第9の合唱ほど歌った回数の多い合唱曲はありません。合唱のソプラノさんって大変なんですよねー。全曲を通して100%本気で歌ったら間違いなく貧血で倒れます、というようなソプラノ殺しの第9ですが、今回は歌う部分が少ないので200%本気で歌わせていただきました。あー、楽しかった!超満員の会場も大いに盛り上がった様子。
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終演後、楽屋にてパリチームで記念撮影。撮ってくれたのは同じくパリチームのクラリネッティストたっちゃん。お花を持って駆けつけてくれました(涙)。
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レセプションを経て、我が御親戚様一向が集まっているというところへ私も向かいました。さーちゃんは残念ながら新幹線の時間の都合で先に帰ってしまいました。でも泰ちゃんも小野さんも一緒に来てくれました!私が歌う度にいらして下さる伯父伯母にも感謝です。いつもありがとうね、おじちゃん、と言うと『これに託けて飲みに来てるんだからいいんだよ!』だって!有難いことです。今回は遠縁でもある泰ちゃんもいたので、伯父さんたちも喜んで昔話を聞かせてくれました。
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第9と言えどもソロの部分をカルテットとして質の高いアンサンブルでやりたいというのが私の希望でした。それぞれの強者が集まってそれぞれが声自慢をするのはアンサンブルではありません。今回は本当に気のおけないメンバーでお互いを感じ合って、役割を心得てアンサンブルできたのが本当にうれしかったです。音楽祭を支えてきた皆さま、大所帯の合唱団をまとめてきた方々、本当にご苦労様でした。どうもありがとうございました!

戸田音楽祭、万歳!!
# by komaiyuriko | 2009-03-06 13:00

PARIS 2009

おっひさしぶりです。ユリです。
最近日本も寒いのでしょうね。パリも雪が続く寒さです。

さてさてなぜこんなにもお久しぶりなのかと言うと、何と引越しをしていたのです。パリに来てから本格的な引越しが初めての私は、最初から要領を得ず、もともと悪い腰は悪化するわで、それはそれは大変でした。段ボール箱10箱分の、他人に言わせれば大したことのない『ザ・引越し』、もう二度としたくないです。←早くもヘタレ発言。力持ちの男性求ム!と初めて思いました。段ボール1箱持ち上げるのに、今まで自分でも聴いたことのない唸り声を上げる私に対して、引越し屋さんのいとも簡単にそれを持ち上げる様や、ピアノ運送屋さんの秒殺運搬を見ては、
“なんて素敵”とため息がこぼれるのでした。
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本当に2秒ほどで連れていかれた我が家のザイラーピアノ。

さて、1月と言えば(もう2月だけど!)ガレット・デ・ロワの季節です。毎年しつこいくらい開催していましたが、引越しの最中、今年も例外ではありませんでした。パン屋さんで買ってきたり、自分で焼いてみたり。
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火加減がなかなか難しかったかな、ははは。

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写真はピアニストの奏恵ちゃんと麻理ちゃんと3人での模様。奏恵ちゃんが切って、麻理ちゃんは目隠し。『この部分は誰にあげる?』と奏恵ちゃんが聞くと、見ないまま麻理ちゃんが『ユリ!』といった風に指名してとり分けていきます。

自分にとり分けられたガレットをいち早く観察する2人。
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今回は奏恵ちゃんが王様でした。
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まーは違うでしょ!まったく。

ガレットを食べ過ぎて胸やけがした私は、おなかがいっぱいであるにも関わらず、“しょっぱいものが食べたい”とわがままを言いました。すると奏恵ちゃんがミニおにぎりを作ってくれました。
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美味しかった~。甘い&しょっぱいのエンドレス暴食を避けるために、麻理ちゃんが厳しく私を監視していました。

そんなわけで、引越しやらガレットやらで大変忙しかったこの年始、私たちは2回のコンサートがありました。サル・コルトーとサル・ミュンシュでの室内楽のコンサートでした。

今までなら私のおうちにピアノがあったので稽古は我が家で出来ましたが、何しろ今はピアノがないもので、稽古はパリの南にありますパリ大学都市のカンボジア館で行いました。カンボジアとは何の関係もないのですが、この館には充実した音楽練習室があるのです。
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パリ大学都市。こちらは国際館。

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練習室のピアノ。アップライトですが、部屋は綺麗で十分な広さです。

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稽古しているといった感じ!実は譜読み(笑)。

サル・コルトーでのコンサートは、ブルガリア人のピアニスト、ニコラと共に久しぶりに演奏しました。相変わらずの歌い手至上主義のピアノで(笑)、私たちも大変気持ち良くコンサートをすることができました。プログラムはメンデルスゾーン、セヴラック、フォレ、の歌曲と宗教曲、そしてウェーバーのオペラ『魔弾の射手』のハイライトです。大学の先生方が聴きに来て下さり、とても和やかで私たちにとっては有難く感動的なコンサートとなりました。
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サル・ミュンシュでのサロンコンサートでは、奏恵ちゃんと麻理ちゃんとのトリオでメンデルスゾーンの歌曲と宗教曲を演奏しました。何と優雅なサロンでしょう。こういうサロンがたくさんあることが驚きです。このサロンにふさわしく、落ち着いた品の良いコンサートとなりました。

この連日の雪の中、梅が咲き始めました。やがて来る春を感じずにはいられません。
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# by komaiyuriko | 2009-02-11 17:40 | 徒然なるままに