
今回はラヴェルがテーマとなり、ラヴェルの音楽にある多面性を説かれました。これまた私の尊敬するピアニストの市川さんが通訳で、素晴らしいレクチャーとなりました。
私はラヴェルの『博物誌』全曲と、同じくラヴェルの『ステファン・マラルメの3つの詩』を歌いました。やっぱりラヴェル最高だわ。稽古しても稽古しても新しい発見に満ち溢れているし、それと同時に一つ何かつかんだ瞬間の喜びは、たとえようがありません。アンサンブルの愉しみも十分すぎるくらい与えてくれる作品です。
このコンサートの2日前まで、別のコンサートの暗譜に追われていました。そしてそのコンサートが終わり、あとラヴェル本番までの2日間、どっぷりラヴェルに浸れるぞ、となった時のこと。『博物誌』の1曲目、“くじゃく”の前奏、2拍目の音を聞いた時、「あ~~~~、ラヴェル~~~~!!」と恍惚の声をあげてしまいました。

『博物誌』は自分でオハコと信じている作品ですが、今回も本当に舞台に乗せるのが恐ろしく、緊張感のある曲で知恵熱を出しそうでした。それでもやっぱり演奏中は楽しくて、集中すればするほど、その作品の神髄に触れるような感覚があり病みつきです。あの曲は、中毒になりますよ、皆さん。お気を付け下さい。
ちなみに『マラルメ』の私の恍惚ポイントはコチラ。

学生時代から憧れていたこのラヴェルの方の『マラルメの3つの詩』。これがコンサートで歌えるようになったなんてアタシャうれしいよ。
ちなみにラヴェルの方、と申し上げましたが、ドビュッシーにも『マラルメの3つの詩』があります。そちらは来年3月3日の雛祭りの日にコンサートで歌います。

今から始めても間に合わないくらいの難しい内容ですので、今からやるね。
では皆様ごきげんよう~。

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