出雲日記(下)
2015年 01月 19日小さい頃、出雲には家族で何度も里帰りしたことはあるものの、私だけ松江には足を踏み入れたことはありません。何故なら私は物凄く車酔いの激しい子だったから!
叔父ちゃん宅から出雲大社まで車で20分位でしょうか。そこでもう私ったら可哀想なことにゲーゲーしていました。初日の出雲大社に行った際にも、入口付近で母曰く『あんた、ここでも吐いたよね(笑)。』
そんなわけで、家族で松江に行く時も、両親と兄だけで行ってもらい、私は叔父ちゃん宅に留まっていたのでした。
大人になった私は日本の舗装された綺麗な道なら、余程のことがない限り酔わない強い子になったのでした。めでたし、めでたし。
さて、最初に向かったのは松江城です。松江に行って松江城をスルーするわけには行きませんものね。城マニアではないけれど、一応眺めに行きましょう。


とは言うものの、ここまで来たらやっぱり天守閣まで登ってみたくなるのが人の性。

こんな急な階段を、昔の人は武装して走りながら登ったり降りたりしたのかと思うと、それだけで感心。

その後、小泉八雲こと、ラフカディオ・ハーンのお家を見学。松江城の裏手にあります。

とても素敵な日本家屋。障子枠の硝子がうねっていて、そこから眺める庭園は、レトロさ爆発で、静かな興奮を覚えます。


ハーンさんの机です。ここで小説を書いていたようです。彼は背の低い方だったそう。それなのに物凄く高い机。どうやら視力がとても悪く、目を近づけて物を書いていたのでこのようなサイズになったとか。

雨女さま(牧菜さま)のお陰様で、暴風雨になって来ました!それでも、叔父ちゃんが私たちをどうしても連れて行きたいところがあるんだそうな。
八重垣神社です。

ここの縁結びの占いはスゴイとの噂。この悪天候の中、旅の女子で溢れています。ツアーバスもバンバカ停まっています。
さて、それでは占ってみようではありませんか!




いざっ!

ほどなく、牧菜さんの紙もきれいに沈んで行きました。
……。
結婚してるんかな、既に?!
じゃ、めでたいってことで記念撮影(笑)。

その後、悪天候ゆえ、珍しく波立つ宍道湖を眺めながらランチ。

腹ごしらえもしたので、おうち近くの荒神谷遺跡にもご挨拶しましょう。




ここは、私が中学生の時に『荒神谷遺跡とたたら製鉄』とかいうタイトル(うろ覚え)で社会科研究をし、見事、なんだかどえらい賞をとったことで有名です(笑)。
私は昔から興味を持ったものは偏執的に勉強できるんですよね〜。その興味がいつもちょっとだけマニアックなのが玉に瑕。てへっ。

出雲の最後は、母のいとこで、出雲の上沼恵美子と称される、お料理上手なけいちゃんのおうちへ。


旅の締めくくりもサンライズ出雲号。帰りも12時間ピッタリかけて帰りましたとさ。
素晴らしい旅でした。自分が今こうして生きているのは、多くの人のおかげなんだなあと、ご縁をしみじみ有難く感じた旅となりました。
出雲の自分用お土産はこちら。
