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盛岡おでってコンサート

10月の三連休の最終日、抜けるような青空の下、岩手県の盛岡でジョイントリサイタルをして参りました。お相手は我が母校(しかも高校大学と!)の後輩、ピアニストの一戸香織さんでした。
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おでってホールから見える岩手山と岩手日報社(笑)。

去年、盛岡の女声合唱団、コールTONANの35周年記念コンサートに出演させて頂きました。そのご縁で、また今年もこのように盛岡でリサイタルをさせていただくこととなりました。その時のピアニストさんのお嬢様が、今回の香織さんです。噂は聞いていましたが、彼女のピアノを聴いて驚きでした。一つ一つの音色、全体の音楽の流れ、感性、テクニック、全てがそろったスーパーピアニストさんでした。一ヶ月前に合わせで盛岡を訪れてから、彼女とアンサンブルできることが楽しみで、この本番の日を一日千秋の思いで迎えました。

プロデュースして下さいましたのは、コールTONANの代表、鈴木さん。彼女の手腕には目を見張る物があります。何故って、蓋を開けてみたら、会場は超満員。黒山の人だかりと言った方がいいかもしれません。会場入り口から客席までの通路に人が溢れて立ち見しているのです。クラシックコンサートとは思えない光景。これはまさに両国国技館です!私があの通路を歩いたら、きっとドレスから出ている私の肩を周囲の人がペチペチ叩くだろうな、なんて思いながらその光景を見ていました。まるで横綱。

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今回は皆様に喜んでいただけるようなプログラムにしたものの、こっそりプーランク没後50周年とかなんとか言ってプーランクを演奏。巨大な字幕を後ろに流しました。

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2部はウィーンを舞台に歌いました。ウィーンの情景やウィーン菓子なども映像でご案内。

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プログラムの最後はオペラ『夕鶴』からのアリア。この日のために鶴っぽい衣装を用意(笑)。ズボラで有名な私としたことが、3着も着用!このコンサートに対する気合いと情熱が伝わってきます。←自分で言っちゃった。

そんなこんなでコンサートはあっという間に終了(笑)。ピアニストさんは大変だったと思います。伴奏しながらソロもあり、出ずっぱりなんですから。実は彼女、今はピアニストの傍ら、岩手日報の記者として働いています(1枚目の写真参照(笑))。忙しくて練習時間も取れなかったでしょうに、見事な演奏をされました。

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コンサート終了後、親戚の皆さんと。

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たまたま実家の盛岡に帰省していた言語学博士で書家の稔君と♡
牧菜さんは今回も字幕、映像を担当してくださいました。いつもありがとうごぜーますっ!

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鈴木さん主催の公式レセプションには、帰国リサイタルの時からお世話になっている、現もりおか歴史文化会館館長でアナウンサー、女優の畑中さんが乾杯の音頭を取ってくださいました!

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惇子おばちゃんと。

親戚二次会へ向かう前、またまた記念撮影。
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っつーかどこで撮ってるの?!

二次会では巨大なサワーを一気飲み!
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なんてね。

父の故郷、盛岡は空気も綺麗、北上川と岩手山は雄大で美しく、ちょうどこの頃は中津川に鮭が産卵に上ってきていました。
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そしてそこに住む人々の暖かいこと。極寒の冬を越す人々は、こんなにも暖かいものかと、いつ来ても感動します。人の有難さを身に染みて感じるコンサートとなりました。

そして岩手日報さん、ありがとうございました!!
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by komaiyuriko | 2013-10-30 15:40 | コンサート