ハモ・ハモ・ハモちゃん
2013年 03月 01日

あれは2年前。鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)の虜になったのは!
敬愛する夏木マリのCDをいつものように部屋でかけていた時、「やっぱりパリにはアコーディオンが似合うんだな。アコーディオンの音を聞くとパリを連想するんだな。」と何の気なしに思ったのでした。
アコーディオン、欲しいなぁ。。。(ゆりこ心の中の声)
運の良いことに、鍵盤ハーモニカ(略して鍵ハモ)を多数お持ちで、私に楽しいことばかりを教えてくださるカメラマンのさと子さんから、その魅力について話したいからおうちへ来ないかと誘われました。何故運が良いかというと、アコーディオンの音と鍵ハモの音はそっくりで、ひそかに手軽な鍵ハモのことをネットで調べていたりしたからなのです。
喜んで伺ってみると、5,6台の鍵ハモがずらりと並び、それぞれの個性に合った曲をパラパラと弾いてくださったのでした。その瞬間、「ピアニカ、買おう!」となったのでした。メーカーによって、特徴と音色が異なり、悩みに悩みましたが、ヤマハ育ちの私としては、まずヤマハのピアニカを買うことに致しました。
その後は、ヤマハのピアニカP37Dを愛用し、またコンサートでもガンガン演奏させていただいておりました。私のピアニカへの執着心が功を奏し、ピアニカ発注のコンサートも増えて参りました。あ、今ちょっといい気になって小鼻が膨らんでしまいました(笑)。

コンサートで演奏させて頂ける度に、今度はピアニカの音だけでは賄いきれない、と言いますか、もっと深く、重厚感のある音の鍵ハモも欲しいと思うようになりました。もちろん、軽快で小回りの利くような曲には今のピアニカが最適ですが、例えばタンゴなどを吹くときには多少の音の軽さを残念に思っておりました。
年末のサントリーホールでのコンサートでは、タンゴを演奏させて頂き、その際にピアニカでは弱いので、主催者にお願いしてスズキのメロディオンPro-37 V2を借りて演奏しました。

その時に確信したのであります。今度は“ハモンド”を買おう、と!
スズキのメロディオン37は厚みのある良い音です。でも私には音の立ち上がりまでの間が気になり、なかなかうまく吹けません。フォルテなら良いのですが、ピアノドルチェを吹こうとすると、その音が出るまでに時間がかかります。今回購入したハモンドは、メロディオンよりもまろやかな音で、立ち上がりがピアニカ並みに良いのです。小回りも効くし音色も良い塩梅で重く円い。要するに最高なのです!



それからなんと言っても一番欲しかったのは、このケースです。

ヴァイオリンの池ちゃん(いつも一緒に演奏してくれるイケメン)は、「ハモンドオルガン」と言えば、世界の一流ブランドオルガンで、そのハモンドが鍵ハモを出しているなんて知らなかった、これは驚愕だし、その楽器はマジでスゴイ!とまで言ってくれました。私の気持ちを上げるな~、池ちゃん(ニヤニヤ)。だからこそ、この缶バッジやシールは、それほどまでのブランドならではの証なのだ!とも。
2013年、すでにピアニカ発注のコンサートが8本あります。狂喜の雄叫びを上げたい。胸に幸福感がじんわりと広がります。先日ちょうど1本終えたところです。シャンソンの合いの手や(シャンソンも自分が歌うんだけどね)、ピアニカソロもありますが、なんと私が以前夢中になったアルゼンチンタンゴの「ラ・クンパルシータ」がプログラミングされていました。
ハモンドで、ヴァイオリンの方々とタンゴを演奏できるなんて、私は幸せ者だな~とつくづく思いました。
そして一昨日も、プライヴェートなサロンコンサートに伺い、ちゃっかり飛び入りタンゴをしてしまいました!

今年は、ソプラノとしてのみならず(笑)、鍵ハモ奏者としてもがんばるぞーぃ(本気)!
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