クルトパ公演、無事終了!
2012年 12月 19日
一部は、クルトパメンバーの十八番の歌曲集をプログラミング。ドビュッシーの音楽人生の中で特に重要な作品が揃いました 。
まーちゃんは「忘れられし小唄」、さーちゃんは「ビリティス」、私は「マラルメの3つの詩」、これらは、ドビュッシーの作曲時期と環境、詩人、フランス音楽界の風潮の面から見ても、大変重要で、ドビュッシーの作曲法の変遷が分かります。




そして初期の記念碑的作品の『選ばれし乙女』。プログラムをみているだけでウットリします(笑)。でた、得意の自画自賛。



クルトパは、フランスにいる頃からプログラミングにはこだわって参りました。こだわり過ぎて、ベルギーの日本大使館で行われた「ベルギー詩人へのオマージュ」という完璧なプログラムのコンサートでは、「お客様が一桁じゃない?!」「数えた?、二桁行った(汗)?」という楽屋トークが繰り広げられるマニアックさというか大惨事を見せたこともあります。
学習した私は、“自己満足よりもお客様に喜んでいただけることを重視!”ということを肝に銘じ、心に刺青を彫りました。
後半は、クルトパオリジナル音楽劇の小芝居を置きました。お客様には楽しんで頂けたようで一安心。でもドビュッシー記念年なので、レクチャーも添えてみました。レクチャーを入れて茶化すという方式(笑)。











観に来て下さった学生さんからは、“先生が授業でたくさん教えてくれた、ヴェルレーヌさんやボードレールさんが出てきた時は、あ!知ってる知ってる〜!なんて思ってました(笑)。”とのコメントを頂き、あたしゃ嬉しくてひっそりと人知れぬ涙を流しました。
今回は私のうっかりミスで、14時 開演なのに16時完全撤収という鬼の時間割となってしまいました。事前に作戦を練り、誰に何を片づけてもらうといった、細かい割り当てを作り、管理事務局にお菓子という袖の下をきちんと渡し、コンサート終演から何と10分での退館をやってのけました。
こんなアホみたいな撤収をしてくださった、ステマネの央子ちゃん、受付等表周り全般を担当してくれた陽子とちはるさん、楽屋周り全般の牧菜さん、ステージ上のひな壇をあっという間に片づけ下さったアトリエ・コラルの皆様、高史君、俊敏な動きを見せてくれました共演者の皆様、ありがとうございましたーー(涙)。
もう開演時間と退館時間のうっかりミスはしません!こちらも心に刻み付けたいと思います。
そういうわけで、こんなに皆様のお力のおかげで、何事もなく終えることができたコンサートはありません。本当にどうもありがとうございました。
ご来場頂きましたお客様には心からの感謝を申し上げます。お客様は神様です。これ、真理。

打ち上げ会場にて

めでたし、めでたしー!
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by komaiyuriko
| 2012-12-19 00:05
| コンサート