パリ日記⑧
2012年 08月 22日
パリ日記、最終回は当然、日々のグルメ編です。
旅行中といえども、毎日外食するわけには行きませんから、おうちで静かにご飯をすることもしばしば。そんな時に欠かせないのがチーズです。

カマンベール。このカマンベール、最高に臭くて美味。
クルトパさーちゃんの大好物、コンテチーズとカマンベールをレーズンパンと共に。
日本になくて悲しいものナンバーワンのマッシュ(緑の生野菜)。生ハムと食べると永久に食べ終わらないのではないかと思うほど。
チーズやマッシュサラダのおともにはピカール(冷凍食品屋さん)で購入した100%グレープフルーツジュース。購入時はカッチカチに凍っています。適度な酸味と仄かな苦み、まろやかな甘さです。大好き。

とはいえ、ついついパリで立ち寄ってしまうのが、ここ、「ひぐま」。パリ時代、指揮者の大野和士さんが「ひぐまに行こう!」という掛け声と共に颯爽と現れたのが忘れられません。
ひぐまのミソラーメン。この店のお客さんは、いつ来てもヨーロッパ人の方が断然多いです。彼らの、お箸の使い方も難しい上、ラーメンをすすれず、時間が経って麺が延び、スープがなくなるという現象を何度も見ました(笑)。

この旅行中3回目の「フォー14」。これがボブン(スープナシ春雨麺。上に揚げ春巻きのネムが乗っています。お見事。)です。
のぞちゃんもご満悦。チキンのフォーをお召し上がりになりました。

のぞちゃんのお友達、しおりちゃんが是非行きたいと言うので、私が皆さまをパリの中の異国にご案内しました。モスクです。この門をくぐると、そこは別世界です。

禁煙法が発令される前までは、このパティオには水煙草を吸う人々とその甘い香りの煙に満ちていました。それはそれは異国情緒を掻き立てる素晴らしい風景でした。タバコは嫌いだけれど、水煙草はいつか吸ってみたいなと思っていたのに残念。
モスクのパティッスリー。いつ見ても食欲をそぐデザートが並んでいます。失礼ながら。。。

サロン・ド・テの中はこんな雰囲気。ラヴェルの「シェエラザード」を想起させる素敵な内観。

モスクの中にはスズメがたくさんいます。人に慣れていて、人の食べ残しどころか、人が食べているのをもらいに来ます。
またある時はマレのカフェでお勉強。のぞちゃんとオペラの演出について話し合います。

基本的にこの店に入り浸りました。昔から好きなカフェです。
カウンターの裏側はこんなにシックで静かです。カフェ勉にはもってこいの場所です。
モヒート、と格好つけて言いたいところですが、モヒート風ソフトドリンク。ミントとレモン果汁をシュウェップスで割った、爽快な飲み物。頭も冴え冴えです。ナンチャッテ。

また別の日、同じカフェでご飯を食べることに。こちらはコンフィ・ド・キャナール(鴨のコンフィ)と、ヤギの温かいチーズ&ブルーチーズのサラダ添え。

また別の日も同じカフェで、タルト・タタンを召し上がるのぞちゃん。クレームがさっぱりしていて美味しいんだよね~。

私は甘いものが食べられないので(学習済み)、チーズにしました。悩んだ挙句、カマンベールに決定。普通~。
しおりちゃんとのぞちゃんはパナシェ(ビールとリモナード)とモナコ(グラナデンシロップのビール割り)をご注文。
私も負けじとパナシェを注文。二人に聞こえないようにこっそりと「ほとんどリモナードでお願い!」と店員さんに耳打ちします。色、薄っ!バレたな…。

マレは活気に満ちた素敵な街。ヴォージュ広場の方へ向かってお散歩しましょう。
ボージュの端にあるこのカフェ・レストランには通る度に入ってみたいなと思わせる雰囲気があります。

ボージュ広場。パリ市民の憩いの場。

建物の角がユゴーの生家です。今はユゴー記念館になっています。

従順な我らはまたマレ中央に戻ってきます。いつもこの辺りをふらついているといっても過言ではありません。だって、ランプ一つとってもこんなにポエティックなんですもの。
このカフェはいつものカフェから徒歩20秒のところにあるカフェ・バー。この3人掛けの椅子が好きでパリ時代もよく訪れました。この椅子に座りたいためだけに!のぞちゃんったら、後ろの絵とナイスコーディネート。

マレからの帰り道はいつもポンピドゥーの横を通り過ぎ、シャトレまで向かいます。
ヴェリブ(パリの公共レンタサイクル)ならぬ、レンタカー(ヴェルブと同様、パリ市が経営)を発見!!いつの間にこんな便利なものが。しかも環境に優しい電気自動車。充電中です。東京もヴェリブしてくれたらいいのに!
シャトレ駅。あれ?と思った方、多いのではないでしょうか。なんと、地上の建物がなくなっていたのです(驚)!サン・トゥシュタッシュ教会が丸見えです。ただ以前通り、レ・アールのショッピング街はそのまま地下にありました。駅もありました。地上のみ大改造中です。次回パリに行く際には、また新しいパリを発見できそうです。

ボンヌ・ヌヴェル(良い知らせ)駅にて。
パリはいつでも好奇心をくすぐるおもちゃ箱のような街です。新しい発見と懐かしさに満ちた、良い旅となりました。お世話になった奏恵ちゃん、のぞちゃん、しおりちゃん、そして、パリと一緒に写真に収めて下さいました、さとこさん、どうもありがとうございました!
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旅行中といえども、毎日外食するわけには行きませんから、おうちで静かにご飯をすることもしばしば。そんな時に欠かせないのがチーズです。













またある時はマレのカフェでお勉強。のぞちゃんとオペラの演出について話し合います。




















パリはいつでも好奇心をくすぐるおもちゃ箱のような街です。新しい発見と懐かしさに満ちた、良い旅となりました。お世話になった奏恵ちゃん、のぞちゃん、しおりちゃん、そして、パリと一緒に写真に収めて下さいました、さとこさん、どうもありがとうございました!
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by komaiyuriko
| 2012-08-22 22:12
| 旅

