今日はカメラマンのさとこさんに是非紹介したい、フォトジェニックなパッサージュ巡りをしました。
その前に、彼女の希望で楽譜屋さん通りに向かいました。声楽&ピアノの専門店と楽譜の古本屋を行ったり来たり。撮影の前にちょっと寄っただけでしたが、時間とお金をガッツリ費やしてしまいました。会計で激しく息を呑む私。レジのお姉さんに真似されてしまいました。さとこさんも相当買ってたなぁ。二人でいきなり大荷物になってしまいました。何て無計画な私たち(汗)。早速休憩です(爆)。
今日はリモナード。
さとこさん、パリのカフェが似合っています。
さ、罰ゲームのように重たい荷物を持ちながらパッサージュ・ヴェルドーからスタートです。
パッサージュって、タイムスリップしたような雰囲気があるから大好き。ここは、古書店が多く入っています。
続いてパッサージュ・ジョフロワ。
このステッキ屋さんが素敵過ぎてパリ時代、よく見に来ていました。腰の手術前後、ステッキが必要になり、已むを得ず登山用のステッキを使っていましたが、ここのお店で買っておけばよかった~!!と悔やんだこともありました(笑)。
ここのパッサージュは
ホテル・ショパンがあることと
ミュゼ・グレヴィン(蝋人形美術館)があることで有名でもあります。
まだまだありますよ。パッサージュ・パノラマ。
これらのパッサージュは3つ通りを挟んで名前が変わるだけで繋がっています。
パノラマは飲食店が多く活気があります!
パリはまだクーラーが完備されていないので(夏もクーラーが必要なほど暑くないため)、クーラーを設置している店は得意気にアピールしています。「冷やし中華あります」的な感じで「クーラーあります」表示。
カメラマンのポエジーを喚起させる自転車。
ここまで来たらパリ一古いパッサージュを見せたくなってきました。パッサージュ・ヴィヴィエンヌです。先ほどのパッサージュから5分ほど歩きます。
ここは、モザイクタイルが素敵なパッサージュ。
入り口には私の愛するジャン=ポール・ゴルチエがあります。
このヴィヴィエンヌはオペラ『マノン』の舞台だったような。
パリの女子会。オシャレなキャリアウーマンの集まりといった雰囲気です。
そして私の通学路でもあったパッサージュ・ショワズールは断腸の思いで割愛しました。
パッサージュを堪能したので、最寄り駅へ向かうためパレ・ロワイヤルを縦断しました。
女流作家コレットが住んだことでも知られているパレ・ロワイヤル。もちろん、ジャン・コクトー&ジャン・マレーが住んだことは言わずもがな。
先ほどの女子会の30年後。いいな~、こんなに綺麗で清々しい公園で友人とのんびりできて!
さすがパリ。ペタンクをしています。
私の足元に球が転がってきました。ルールを知らないので放っておきました(笑)。
最高の青空です。でももう20時は過ぎています。
ここは、
恋を知ったり、
愛を語らったりする場所です。
さ、今日もよく頑張ったから美味しいご飯を食べましょう!パレ・ロワイヤル駅から7番線で一本。トルビアックまでひとっ飛び(ひとっトルビアック)。私のイチオシ、我が街13区の中華街にあります、フォー14、王道です。
さすがに激混み。でも並んじゃう。だって回転が早いから!
食べなきゃ損するネムです。ミントとネム(揚げ春巻き)をレタスに巻いて、チリソースで頂きます。
鶏肉のフォー。あっさり味で、永久に食べ終わらなければいいのに!という味です。
この店のイチオシ。スペシャル・ビーフ・フォー。内臓も入っています。
なんて素晴らしい絵面なんでしょう。システィーナ礼拝堂の天井画でもいいくらい。怒られるわ、ホント。
ここは本当に待った甲斐がある味です。
最後にトロワ・クレール(ココナッツミルクの中に米の寒天のようなものが入っている)という、見た目は気持ち悪いが美味しいデザートで締めくくります。
三年前と変わらぬ店員さんがまだ三人いらっしゃいました。なんだか胸がじーんとした、フォー14の夜でした。
4話へ続く。。。
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