パリ日記①
2012年 07月 22日完全帰国から三年ぶりのパリ、私は張り切って初の直行便を取りました(笑)。思えば留学中、乗継便で世界各国を巡ったなぁ。北周り、南周り、乗換待ち時間8時間なんてのもありました。マレーシアでね。文化庁の研修生となった時、往復初めてANAに乗り、偶然にも運良くプレミアムエコノミーへのグレードアップを獲得しました。あの時の感動は忘れられません。今回はそんな思い出のお礼のためにANA(もちろんエコノミー)を選択しました。
腰の手術をしてから、こんなに普通の生活が出来るようになるとは思ってもいませんでした。それがまた飛行機に乗ってパリまで行ける日が来るとはね。有難いもんですな。
飛行機の中ではお殿様とお友達になりました。本当のお殿様ですよ。日本では皇居裏に住んでいて、パリではAvenue Montaigne(シャンゼリゼの横で高級ブティック街)にお住まいの方。お話が面白く、まるで物語を聞いているようで、立ったまま三時間ほど夢中になって話をしました。その間、CAさんに「他のお客様のご迷惑ですのでお静かにお願いします!」と注意されること三回。最終的に「機長からご着席の指示がでました。」との強制着席命令が下りました。そんなことってあるんですね(汗)。CAさんに丁寧語で怒られ続け、あっという間にパリに到着。ターミナル2発着のことが多かった私は、ターミナル1を珍しげに撮影。

今回は、パリ時代お世話になったピアニスト奏恵ちゃん宅に宿泊します。彼女のお家はパリ郊外のアルジャントゥイユというところにあります。サン=ラザール駅から国鉄電車で10分。そういえば大ニュース。サン=ラザール駅がリニューアルし、エキュートのようなショッピングモールになっていました!これはパリにとってはオオゴトですよ。




昔から合わせなどに通った場所ですので今回の滞在は通い慣れた場所。二週間もお世話になるのですから、これまた有難い話です。
パリで奏恵ちゃんと待ち合わせをし、早速夕食です。「機内食に飽きたユリちゃんに、とっておきのお店があるよ。」とまるで機内食のようなスタイルで提供してくれるビオ(自然派)のお店に行きました(笑)。その後、やっぱりビオの店は体に良すぎて私の食べたいデザートがないと難癖をつけ、カフェに移動。ムース・オ・ショコラと私の十八番、ディアボロ・モントを注文。甘いものが苦手な私は、注文までは張り切っていますが、よくよく考えればムース・オ・ショコラなんて食べられるわけがありません。ほとんど手を付けず終了。奏恵ちゃんに「かーっ!」と呆れられながら一日目終了です。

後ろに見えるお城のようなものがサン=ラザール駅です。


明日は私の専属カメラマン、さとこさん(私の音楽仲間で日本では超ご近所さん)との撮影大会です。日本でパリの写真の個展を開くため、撮影に来ていらっしゃるのです。ついでに私の写真も撮って下さるとのこと、有難い話続きでしょ。私の行いの良さが反映されているとしか考えられません。
ではまた次回!
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