エンマ・バルダック夫人をめぐって

お雛祭りの日、フランス音楽の生き字引と言ってもよい(でもお若い方々です)ピアニストの鶴園紫磯子先生と作曲家でピアニストの市川景之先生のコンサートに、私も声楽でご一緒させていただきました。
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実はこの方々とのコンサートは2回目です。前回のこともあって、どんなにこの日を楽しみにしていたことか!
今回のタイトルは「エンマ・バルダック夫人をめぐって」ということで、エンマに関わった2大巨匠、フォレとドビュッシーの恋と音楽に焦点を当ててプログラミングされました。

今回のコンサートも、眩暈のするようなアカデミックさに溢れた内容でした。
フォレの「ドリー」、「ノクチュルヌ」、「優しき歌」全曲。さらにドビュッシーの「喜びの島」、「マラルメの3つの詩」全曲と「おもちゃ箱」(語り&絵付き)。ね、スゴイです。マニアなら鼻血必至です。

私もこんなに熱の出るようなプログラムを依頼されることはないので、去年から喜びに溢れながら受験生のように勉強しました。でも私のビビリの性格からか、本番5日前くらいから喉の調子が芳しくないのです。多分、普段練習量の少ない私が急にギャーギャー練習したものだから、お喉が疲れてしまったんでしょうね。本番前の袖で分かったことですが、先生方もこのコンサートの数日前から同じような日々を送り、同じような症状を訴えておられました。それを聞いて物凄く安心して笑ってしまった私。力が抜けました(笑)。
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「優しき歌」は、私の節目節目に登場する曲です。トゥールーズ国際フランス歌曲コンクールでもファイナルで歌ったし、パリの大学で最後のディプロムを取る時にも歌いました。でも全曲通して本番で歌うのは実は今回が初めてだったのです。もちろん自分勝手に勉強はしていましたが、本番にかけるとなると全く違います。正直へこたれる寸前でした!でもフォレの「優しき歌」にはもう少しで負けるところでしたが、ヴェルレーヌの「優しき歌」だったからこそ、私はへこたれきれずになんとか“ものにしたい”という気持ちで頑張れたのかもしれません。ふふ、どーでもいいことですけどね、心の機微を語ってみた(笑)。
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こちら、「おもちゃ箱」の模様。
朗読劇をすることが人生の目標である私は(マジ)、この度、有難いことに朗読をさせていただきました。
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印象的な可愛い絵も用意し、紙芝居のようにしました。
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終演後、フランス歌曲歌手の坂口さん、父の会社の美人さん、母、そして後ろには賑やかしの二人が。。。
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こちら、賑やかしの正体。ドイツリートを演奏させたら右に出るものはいない(と私は思っている)ゴールデンデュオのなるちゃん&りのちゃん。そして受付までささっとこなす理学博士、牧菜さん。
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いつも見に来て下さる院生時代のドイツ音楽担当教授の野村陽子先生。パリという文化都市での様々な分野における芸術に対する勉強が歌に表れてきているので、今後もご両親に感謝しながら演奏活動を頑張って、とおっしゃってくださいました。先生の愛情深い言葉の数々が、しんしんと降り積もる雪のように私の心に落ちて行きました。

私が一番充実していて楽しいと感じるのはフランス歌曲を勉強している時です。終わりのない道を選んで良かったと、大げさですが運命に感謝しているところです。
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by komaiyuriko | 2012-03-06 02:01 | コンサート