屋久島登山(写真)日記
2011年 12月 21日さ、無駄話はこれくらいにして早速お出かけです。
私と牧菜さんはこの日のためにスニーカー&リュックで参りました。「いつもでしょ」は言わない約束。私だって仕事の時くらい革靴と手提げかばんで出かけます。そこへ現れた加山君!
素敵なブーツに素敵なシャツ、高級皮ジャンにビビッドカラーの肩掛けバッグ。
「ね、マジで?!」
と唖然の私。
旅館までお迎えにいらしてくださった屋久島環境文化財団のエキスパートのお二人は、さすがにプロです。完全なる登山ファッションでした。こういうのってプロほどちゃんと準備しているんですよね~。納得。
それでは文化財団のケンゴさんとハタケさんに連れられて出発です。まず車で30分くらいでしょうか?山道を登って「白谷雲水峡」入り口まで行きます。そこからついに登山の始まりです。
まず最初に結構きつい登山用階段を上ります。まだ始まって5分くらいなのに
「ケンゴさん、もう予定の70%位きましたかね?」
と息も絶え絶えに聞いてしまう始末。ヘタレです。
するとやっと階段がなくなりました。そしてつり橋が現れました。こういうの、ホント苦手(汗)。
すると目の前に屋久猿が出現!
これ鉄則だそうです。きらないっちゅーの。猿のいる木の下をそろそろと通り過ぎます。
早速目の前には荒削りな自然が姿を見せました。激しい滝や岩の山。倒れた巨木や美しく苔むした森。見る風景一つ一つに驚きを隠せませんでした。
そして屋久杉とご対面です。屋久杉と呼ばれるのは樹齢1000年を超えるものだけだそうです。こちらは屋久杉跡。私と比べると大きさが分かりますね。ははは。
と言っていると屋久鹿に遭遇。きゃわいいです。
次の試練は激しく流れる川を渡ります。一人では決して渡れません。屋久島レスキューの資格を持つケンゴさんが手を出してアシストしてくださいます。かっちょえ~。川を渡りきったところで無事に渡ったことを記念し撮影。そして一休みしました。
この辺りまでくると屋久杉のオンパレードとなってきます。
森の中にはかわいいイタヅラアートが潜んでいました。
こちらは「七本杉」。一つの切り株に新しく杉が育つことを「切り株更新」と呼ぶのだそう。その更新が過ぎて七本も上部で育った貴重な屋久杉です。
あんまり広い幹なので記念撮影。
加山君は「ナウシカごっこ」
今日の目的地は「苔の森」です。映画「もののけ姫」の舞台として有名になった場所なんですって。
もう少しで目的地です。
そして到着しました、苔の森。1時間30分程歩きました。
瞬間瞬間で同じ風景が違ったように見えます。
光や湿度でこんなにも違うものかと、まるで新しい道を歩むように戻りました。
こちらは二代杉。
巨大な石でできた山の上で記念撮影。
心から楽しみにしていた屋久島登山が終わりました。
2年前、腰の手術をして歩けなかったことを思い出しました。こんなに荒々しい自然の中を歩けるようになるとは思いもしませんでした。大きな経験として私の中に積み重なった、素晴らしい登山でした。
さて、登山が終わったら何をしましょうか?
ナント、環境文化財団の誠さん(今回のオーガナイザー)が、温泉を沸かして下さっていたのです!
登山のあとの温泉が、こんなに気持ちの良いものだとは!
「あ~、幸せだ~!!」とおっさんのような声が出てしまいました。
その後もまだまだケンゴさん&ハタケさんのツアーは続きます。車の中でぐっすり眠る私たち3人を連れて向かってくださった先はこちら。
ここは日本とは思えない雄大な風景でした。どこか知らない外国のどこか知らない秘境にある滝のような趣。感動でした。左は一枚岩なんですって。
そして滝フェチの私にはうれしいサプライズ。時間があるからともう一つ、竜神の滝を見せてくださいました。
旅の終わりにすっかり黄昏れる牧菜さん。気持ち分かります。
そして最後に誠さんオススメのお茶屋さんのソフトクリームを食べて、「屋久島満喫ツアー」の終了です。
今回の旅は、私の心の遺産になりました。素晴らしい経験の連続でした。
屋久島環境文化財団の皆様、本当にお世話になりました。心から感謝いたします。
ありがとうございました。
ボーナスショット
加山君が車の中から一言。「あ、屋久島のクルト・パイユだよ!」
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