ユリの文学プロムナード⑫
2011年 09月 22日激しい風で窓が粉々になるのではないかと思ったほど。
今日はすっかり秋っぽくなり、重たそうな曇天はパリの憂鬱を思い出させます。
さて来週、餃子の国、宇都宮へ『お料理・ボンジュール!』を歌いに行きます。ピアニスト羽石道代さんのリサイタルにお呼ばれし、賑やかしに行く次第です。
まーちゃんはシューマンの「ミルテの花」から“ズライカの歌”と“蓮の花”、私はR.シュトラウスの「万霊節」と「献呈」。やっぱりシューマン、シュトラウス最高だ~と涙で声を震わせながらの稽古を重ねています。
「万霊節」はパリでもよく歌いました。そうそう、フランス人はシュトラウスの事が好きみたい。そういうわけで(?)歌う機会もしばしばありました。パリのコンサートの時に「万霊節」の歌詞の内容をここでお話したことがあったので今回は割愛し、ここでは「献呈」の内容をご紹介。
献呈
詩:ヘルマン・フォン・ギルム
そう、君は知っているよね、私の愛する人。
君から遠く離れているこの苦痛を。
愛は心を病気にもするんだ。
感謝を受けてください。
かつて私は自由を満喫し、
アメジストの杯を高く掲げ、
そして君はその飲み物を祝福してくれた。
感謝を受けてください。
君は悪を追い払い、
そして今までの私ではない私は
清らかな、君の胸に飛び込んだ。
感謝を!
愛と感謝を持って語りかけるように始まり、愛の苦悩と素晴らしさを歌い、自分を変えた崇高な魂を持つ人への感謝を爆発させます。感謝を受けてください、のところで「ハーベ ダーンク!」と感動的に歌いますが、私の母は「ハーゲンダッツ!」と聞こえるらしい。がっくし。私、カツゼツ悪いかなぁ。
9月28日(水)19:15開演
栃木県総合文化センターサブホール
にて皆様のご来場をお待ちしております!
もちろん、餃子を食べて帰ること忘れないでね。
餃子を食べるなら当然「いっぷく亭」で。←ピアニストさんのご実家です。
ボーナスショット
私の大切で神聖な楽譜にイタヅラを繰り返す、まー。
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