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旧フランス大使館へGO!

その日、だーれも乗っていない電車に乗りました。
違う世界へ連れて行かれそうな不安が取り巻きました。
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こんにちは、ユリです。
今月末まで開催されている、『NO MAN’S LAND 創造と破壊@フランス大使館~最初で最後の一般公開』と題されたアートイヴェントに行ってきました。
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ジョゼフ・ベルモンが設計した(旧)フランス大使館は、私が留学前にヴィザを取りに行った思い出の地。思い出というより、最初の難関でした。そもそも「ヴィザって何?!」の次元の私でしたから。

今日はなんのストレスもなく、ここを訪れることに喜びを感じていました。入口から私たちの胸をふくらますアートが所せましとお出迎えです。ちなみに入場無料。

このイヴェントのスゴイところは、大使館という普段は閉鎖的な(言い方が悪いですね。一般には出入りできない日本にある外国)建物自体を自由に歩き回れるというところ。しかも、入口から、建物、庭、トイレ、植物など、すべての空間やオブジェがアーティストたちによってパーフォーマンスの媒体になっているところです。
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ねー(笑)。面白いでしょ。アーティストさんがその部屋の付近にいてお話できることもあります。
私が猛烈にその世界に引き込まれたのは、デュッセルドルフに住む日本人アーティストの佐藤雅晴さんのパフォーマンス。魅了されすぎて写真を撮ってくるのを忘れてしまいました。詩的な映像を流していました。ご本人とお話させていただきましたが、どうやらアニメーションのようです。誰もいないけれど、確かに人の気配がものすごくする日常の断片を捉えていて、そこにある電話が鳴ります。それはコミュニケーションを求めている機械。いない人への繋がり、または別の世界からの繋がりのようにも感じられます。それでもそこには「人」が大いなる存在感を残しつつ決して誰もいないのです。超短編オムニバス映画をみているような感覚の作品で、長らくぼ~と観てしまいました。素敵でした。私の好きなホッパーの絵のような作品でした。質感は温かいのに寂しくて喉の奥がギュッと締まるような、そんな作品でした。

あ、もちろん、私だけの鑑賞の感想ですからね。他にも素晴らしいと感じるものがたくさんありました。皆さんはどの作品がお気に入りでしょうか?

それから、このイヴェントは31日までですから走って!
って書いた途端に吉報ですよ、皆さん!
今、大使館のホームページを貼り付けようと思って見てみたら、2月18日まで延長されたようです。きっと好評だったのでしょうね。月火水はお休みですからお気をつけて。
フランス大使館“NO MNA'S LAND”←今、日本語のサイトがメンテナンス中のようで、公式ページはフランス語のみ。悪しからず。
オススメですよ。
by komaiyuriko | 2010-01-29 02:55 | 文化・芸術