救世主ベッツ君、現る!
2009年 11月 20日入院の時と変わらず、友人が我が家に来てくれるのだけが楽しみな今日この頃。先日から隣のスーパーまで買い物に行けるようになりました。今日はなんと近くの図書館までお散歩してみました。本を3冊も背負っての帰宅に成功。また自信がつきました。気がつくと世の中は冬になっていたのですね。軽装で出てしまい、帰りに近くのお店で首巻き付き帽子を購入しました。秋と初冬を肌で感じぬまま、いきなり真冬に突入のようです。
さて、おうちにいても体をかがめないというのはなかなか不便なものです。そこで、こんなものがあったらなーという理想のグッズが私の頭の中でふくらみはじめました。ナントその産物を病院帰りの100均で発見!即買いしました。え、何をかって?!
ジャジャーン!

手のグリップによってこんなに自由に


しかも先端には滑り止め付き。100円とは思えない配慮です。思いやりです。優しさです。

このマジック・ハンドを買ってホクホクしながら家に戻ると、12月6日の麻理ちゃんコンサートの練習を麻理ちゃんとタカシ君がしていました。ピンポンを押すとタカシ君が「いらっしゃい、どうぞあがって!」とお出迎え。2人にこのマジック・ハンドを見せびらかし、手当たりし次第掴んでみせました。得意満面。するとあまりの性能の良さに、稽古する二人を掴みたくて掴みたくて仕方ない衝動に駆られました。真剣な2人にうざがられながら私だけ愉快に過ごしました(笑)。麻理ちゃんはこのマジック・ハンドに名前をつけようと提案。紆余曲折ありましたがベッツに決定。細目につきましては、取っ手→poignee(フランス語でポワニェ)→Poignarder(語感が似ているとい理由でポワニャルデ:突き刺す)→La colombe poignardee(「3つの鳥の歌」の中の1曲目:ラ・コロンブ・ポワニャルデ)→Beydts(その曲の作曲者のベッツ)という運び。どうでもいいけど。
本来はかがめないので下にあるもののために、と購入したのですが、高いものを取るのも得意です。ほら。

こんなことにも使えます。超便利!

こちらは私の可愛いルームシューズ。我が家は夏は暑く、冬は寒い板橋盆地に立地しているので、こういうものが必要不可欠。床にあってもパッと取れるので簡単に暖が取れます。

スゴイところは、ベッツの手伝いによって履けてしまうところ!

あまりに高性能なので細かいものまで簡単につかめます。

楽譜を本棚から取り出すのがこれまた一苦労でした。それがこんなに楽チン。
ラヴェルの歌曲集を取ってみましょう。



では重そうなファウスト。

それならもっと重いカルメン!

じゃ、最高にぶ厚いフィガロはどうでしょう。

モーツァルトは不可、という結果を報告いたします、先生。
こんなふうにくだらないことをして自宅で静かに笑う病人。ホラーです。この生活、いつまで続くのでしょう(嘆息)。お医者様曰く、「せめて1月までは出歩かないで!」。でも所詮、無理な話ですけれどね、ははは。
今はこのベッツが床に落ちたらどうしよう、と考えるだけで夜も眠れません。困ったなー。
ハッ!ベッツを取るためのベッツを買えばいいのか!ボニデ。
安心した。おやすみなさーい!