無事、出所しました! パート2
2009年 11月 03日
暇な入院生活、誰かが来てくれることの喜びはわっからないだろうな~!
またある日は、のぞちゃんがウィーンに戻る前日に訪ねてきてくれました。

まったくのぞちゃんは私の知的好奇心を存分に満たしてくれます(笑)!

そしてまたある時はピアノのさおりんがやってきてくれました。そしてまーちゃん、さーちゃんがスクールで一緒だという今や売れっ子メゾ・ソプラノの星野ねーさんを連れてきてくれました!星野ねーさんは私のオペラ研修所の同期生。なんともうれしい再会でした。研修所時代の話に花が咲きました。6人しかいないクラスでした。私の記憶が確かなら毎回ほとんど遊んでいたような…。

またまたある時は、国民的みんなの弟が焼き鳥弁当を持ってきてくれました。ナイス!

そりゃー、夕日も滲んでみえるわーなー。
そして手術後初めてシャンプーをしてもらった爽快度120%の記念すべき日に、この方が現れました。

彼はメイクアップアーティストの亮太とあっひーを連れて来てくれました。間もなくジュエリーデザイナーの加山君、パリから帰って来たばかりのチェルシー友達、陽子が合流。

最高に楽しい時間でした。笑いすぎて腰が痛い、どころか喉が痛い。回診の先生が来たら喉の調子が…って言わなきゃ。

その他にもお部屋を訪ねてきて下さった多くの方々に感謝いたします。誕生日ケーキを持って来てくれた幼馴染のゆうちゃん&日菜ちゃん、大量のお水を持って来てくれた付属時代の蓮見先輩、同じく付属の友人ふーちゃん、ソプラノのたけちゃん、ご近所の森田さん、仕事の合間を縫っておせんべ片手に来てくれたお兄ちゃん、車で東京デビューを果たした稲垣さん&あきちゃん、メシアンの素晴らしい楽譜をプレゼントしてくれたひろくん。楽しい時間は痛みを忘れ、体に陽気な空気が入って来ました。こういう雰囲気や言葉が、患者さんを助ける大きな要素の一つなのだなと実感しました。そして多くの方々からのメッセージにも勇気づけられました。
ついに退院の日です。回診の先生方に「おさみしゅうございます。」と全身全霊でお伝えしました。そしてこの日は、お風呂に入ることも許可されました。前回、手術の前日に入ったお風呂は泌尿器科のお風呂でした。腰の悪い私には入りづらいことこの上なし!でもさすが整形外科のお風呂です。広くてバリアフリー。背の高い椅子もあります。素敵な入浴時間を過ごしました。最高!そして部屋へ戻ると最後のご飯が机に用意されていました。ねぇ、これって温泉旅館じゃん。ますます帰りたくないわ。
手術の日は私の誕生日でもありました。私は帝王切開だったのでお昼の2時頃に生まれたそうです。今回、手術を終えて部屋に戻ったのもちょうどこの頃でした。前回は生まれたてで言葉をまだ知りませんでした。今回は早くも言葉を知っています。この1ヶ月ほど、両親や友人の有難さを身に染みて感じたことはありませんでした。大変な思いをして産んでくれた母と家族、そして今まで私と出会い、支えて下さった全ての方にお礼申し上げます。ありがとうございました。
楽しく愉快で暖かい先生方、素敵な同部屋のおばちゃんたち、どこまでも優しい看護師さん。この新しい出会いにも感謝します。人生の岐路でいつも私は善良で素晴らしい人々に出会い、導かれて今まで生きてきました。今回もこの生まれ変わりに際して多くの人と出会い、多くのことを学びました。忘れ難い素晴らしい経験でした。
お決まりは、入院生活最後のご飯。回鍋肉定食でした~(笑)。

ちなみに入院時と退院時に身長と体重を測ります。間食しないし、規則正しい生活だから痩せること間違いナシ!マイナス3キロを予測。さて結果は?
500g増。なんで(怒)?!?!