外出許可
2009年 10月 14日クルトパ日記、度々出場のアクセサリーデザイナーの加山君とチェルシーカフェ時代の友人、紀子の3人でランチをすることに。場所は私と紀子が得意な池袋に決定。すると今日は池袋のシンボル、ふくろうにちなんだ“ふくろ祭り”が開催されていました。それと同時に東京よさこい祭りが開催。ものすごい賑わいでした。

祭りは最高潮に盛り上がり、熱気を帯びていました。じゃ、私たちもホットなものでも食べようよとインドカレー屋さんへGO!激安&激狭でした。でも美味しかった!その後、カフェへ移り、
そーね、ざっと3時間以上は喋り倒したかしら。楽しい時間はあっという間です。

階段やちょっとした段差では加山君がさっと手を貸してくれます。
さすがシュヴァリエ(騎士)。“これじゃ、まるでお姫様みたいじゃなーい!”と「宝石の歌」のワンフレーズを思い出させます。紀子は池袋マスターなので、できるだけ階段のない回り道などを考えてくれました。私、VIPね。
その後2人と別れましたが、私にはこの外出許可を満喫する最後のプロジェクトが残っています。それは映画観賞!!観たかった映画は『ヴィヨンの妻』。私の愛する太宰の原作に、これまた私の大好きな俳優さん、浅野忠信と松たか子、そして妻夫木君が三人そろって出演してるって言うじゃない!そりゃー、モントリオールで監督も賞獲るわ。絶対に観に行くと心に決めていましたが、上映期間が10月10日から映画館によっては6日ほどととても短いのです。私、上映前に入院だから行けないじゃーん!!と一人パニックを起こしていました。
そこで出たこの外出許可。瓢箪から駒井ですよ、ホント!

映像も美しい、俳優さんたちも素晴らしい、印象的な言葉も多く、良い映画でした。俳優陣に助けられている映画だなという印象はありますが。映画が終わってもすぐには立ち上がれない、途方に暮れる愛の物語です。キャッチコピーは「愛など信じたらすべてが消えてしまうと男は恐れている。全てを失った後に残るのが愛だと女は知っている。」。映画を集約した素晴らしいキャッチです。そして遥か遠くを呆然と見つめ、長い間イスから立ち上がれないのは、ヘルニアのせいだとようやく気づく私なのでありました。
あ、本当にいい映画でしたからね。美しい映画だった!ぜひ(笑)。

by komaiyuriko
| 2009-10-14 16:41
| The 入院