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The chorus plus

さぁさ、ついに明日になりました、ザ・コーラス・プラス!
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『はて?』と思われた方!このコンサートの概要は、現代の超著名な作曲家が、コーラスにソリストをプラスして新作を発表するという、何とも画期的なコンサートなのです!!

私はまたも光栄なことに、猿谷紀郎先生の新作(コーラス付き改定版初演)を歌わせて頂きます。
コーラス➕ソプラノ➕内部奏法ピアノです。

コーラスは、現代物のスペシャリスト集団“空”の皆さま。指揮は、その“空”を率いる西川竜太さん。西川さんを一言で表現するなら、「こんなに優しい笑顔、私、見たことありません(涙)!」です。

そして内部奏法といえば、矢田信子さんです。もちろん今回も圧巻です。でも忍法は出ません。悪しからず。

サントリーホール ブルーローズにて、28日(金)19時開演です。3800円、全自由席です。

これが、めちゃくちゃお得なコンサートなのですよ。11人の今をときめく作曲家が新作を発表する、しーかーも、ソリストがゴージャス。さーらーに、ポピュラー系と現代音楽系が入り混じる、バラエティ豊かなコンサートなのです。

私、このコンサート、聴きに行きたい。会場で、それぞれの作品の個性を目の当たりにしたい。

それでは皆様、会場でお待ちしております。当日券はありますが、ご一報頂ければご用意致しますので、ご遠慮なくお申し付け下さいませ。

ボーナスショット
サントリーホールにある、内部奏法用ピアノ。
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ピアノカバーには燦然と輝く黄金の文字で、No.1と書かれています。サントリーホールが出来て、一番最初に入ったスタンウェイのピアノだそうです。内側にその旨の書いたプレートがあります。
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ピアノって美しい楽器ですね(嘆息)。
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by komaiyuriko | 2013-06-27 01:45

去年に引き続き、現代音楽のコンサートで新曲を歌わせて頂きました。曲はナント、NHKのFM「現代の音楽」でDJも務める、日本屈指の現代音楽家、猿谷紀郎さんの曲。去年も最高にキレキレの作品を歌わせて頂きました。(去年のコンサートの模様。)そのご縁で、今年も、さらにパワーアップした作品を演奏することに。

楽譜が送られてくるまでの、ソワソワ、ドキドキのあの感じ。嫌ですね〜(笑)。だって楽譜がまず楽譜なのか(図形のようなものもあるし、黒い線の集合体のことだってある)など、恐ろしい妄想に取り憑かれ放題なのですもの。楽譜が手元に届くまで安心できません。届いてから泣く場合もあるしねー。何度も言うけど、パリ時代の現代音楽コンサートでは、楽譜を受け取った途端、唇に吹出物が出ましたから!ストレスの瞬発力ってスゴイよ。

今回、郵便ポストに届いた猿谷先生からの封筒を、野獣が肉でもむしゃぶりつくように開封しました。ざざっと楽譜を見て、“去年より大丈夫そう♥”と安心しました。もちろん、えっらい大変な曲なのですが、去年の作品を受け取った時は、その手が微かに震えていましたから、それに比べれば余裕です(笑)。

でもピアノ譜を見て、ふふふ、と低い笑い声が漏れてしまいました。去年の数倍、ピアノパートが大変なことになっているのです。だって二段譜。一段目はピアノ譜、二段目は内部奏法譜でした(爆)。やるなー、先生!ピアニストさん、おっこるだろうなー(嬉々)。

一回目の合わせ、やっぱりまず通してみようということで、思い切ってやってみました。終わった瞬間、3秒沈黙、そして爆笑でした。何がおかしいのか分からないけど爆笑。

今回も、二回目の合わせには、猿谷先生にいらして頂き、直接ご指導を請うことに。ピアニストの矢田さんと先生のやり取りは、漫才のようで笑えます。宮川大助・花子的な、圧倒的な女性優位。

そんな楽しいリハーサルを経て、本番に臨みました。本番は、会の代表である池辺晋一郎先生や、服部克久先生もいらっしゃり、自ら演奏されたりと、とても華やかで賑わっていました。

さ、私たちの本番です。
ピアニストさんは、今回、この曲の演奏に当たって、忍術としか思えない技を使います。

それは……、≪忍法、マレットくわえ叩き弾き≫です。
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ほらー!
マレットをすぐに手に取り、内部奏法をしなければいけないため、一旦マレットを置いて、なんて悠長なことをしている暇はないのです。この時はおっそろしく難しい(というか弾けるわけないじゃん的な、超絶技巧を)弾いているところ。

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はい、今、ピアノと同時に内部奏法をしているところです。

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まさに内部奏法中。

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決定的瞬間。今にもマレットをくわえようとしています。でもみなさん、最初の写真と見比べて。最初は水色のマレットをくわえています。今は赤いでしょ?なんとマレット、2本あるんです。叩くマレットによって音色がちがうので、2本もマレットを使い分けているのです!!!はい、矢田さんに拍手。

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会場の感嘆の拍手に応える作曲家の猿谷先生。

多分、演奏中、だーれも私のこと見てなかったと思う(笑)。ピアニストさんに釘付け。私が見たいくらいだもん。確かに、今回も会場がピリッと張り詰めていました。私は、客席を良く見るタイプなのですが、私たちが演奏を始める瞬間に、横に置いたバッグから荷物を取ろうとしたおじさまが、そのままの格好でフリーズし、曲が終わるまで、右手を左脇のバックに突っこんだまま、おんなじ格好でいたのを私は見逃しませんでした。

今回も私なりに曲を解釈し、この素晴らしい作品に触れられたこと、演奏できた事を幸せに思いました。

やっぱり私は現代音楽が好きなんだなー。イマジネーションがドンドン膨らむし、何しろカッコいい。私の感覚と思考には、二つのまったく別のタイプが同居しています。一つは、ものすごくリリックなもの。そう、実は私、ロマンティックな子なの。あ、「ロマンチストの豚」っていう歌ありますね。誰が豚やねん(怒)!そしてもう一つは、ものすごくシュールレアリスティックなもの。頭の中で起こる、その断片的で色彩的で奇妙な形や音の感覚は、まさに現代音楽にフィットします。だから好きなのねー。

記念撮影。
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終演後、先生と矢田さんと。

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ズラッと同じ身長、ショートカット、眼鏡の4人組(笑)。

前回同様、一風変わったコンサートが大好きな、面白がり屋さんの両親と牧菜さん、そしてピアニストの矢田さんをお迎えして、イタリアンで打ち上げ。矢田さんの発言に笑い転げる私たちなのでありました。

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by komaiyuriko | 2013-06-15 21:33 | コンサート

入梅とは言え、晴れ間続きの良い天気です。
そう、あれは5月のドシャ降りの日、サントリーホールにて『青春のダンス&スクリーン1950-1970』という大変意欲的なコンサートが開催されました。
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1950年から70年の間に青春を過ごされた方なら誰でも知っている、という曲を集めたプログラムです。

—ダンスホールではいつもこの曲で踊っていた、親には絶対に内緒だった—
—この映画を知らない人はいなかった、昔は娯楽は映画しかなかった、だからみんながその映画を見て、語り合った—

こんな感想の嵐でした。

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室内オーケストラは、牧菜さん率いる、マキナ・アンド・カンパニー。すっばらしいソリストの皆さまがお集まりになりました。音が響いて飛んでゆく~!

それにしても、現代の娯楽の細分化されたこと!当時は娯楽と言えば、映画しかなかったようです。だから皆がそれを見て、熱く語り合ったり、欧米の愛情表現を学んでいったらしいです。現在は、どんなタイプの人でも興味を引くものが数多あるでしょうし、それはどこまでも追求できる時代になりました。それは素晴らしいことだと思います。何しろ便利だしね。

超現代人と自負している私でさえ、高校生時代、自分の興味のある情報を手に入れるために大変苦労したことを思い出します。あらゆる本屋をまわり、専門店を見つけ、そこから得た情報で、結局、海外から雑誌を取り寄せたことがあります。でもそれが渇望するってことなのかな、とも思う今日この頃。どうして自分がここまで興味を持つのか、何としてでも知りたいと感じることがある、それを調べて知識を手に入れる、という作業は、自分を省みる作業であるとも思えます。

今はパッとパソコン、5秒で入手。21世紀だわ〜。

私の知らない、もっともっと豊かで素晴らしかった時代の音楽や映画は、現代の我らの心もガッチリ捉えました。このコンサートをきっかけに、「ひまわり」、「慕情」、「道」、「シャレード」、「シェルブールの雨傘」等、DVDを借りて鑑賞しました。美しいものは劣化しないことを再確認させられた思いでした。

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まず、私が参加させて頂いたのは、映画「シェルブールの雨傘」のテーマソング。なかなか日本語だったら恥ずかしくて歌えないような内容です。戦争へ行ってしまった愛する彼を思って歌うシーンです。有難いことにフランス語だったので、しっかり歌えました(笑)。そして映画「慕情」のテーマソング。この曲もお客様に大変歓迎されたような気がしました。きっと皆様の目の前に、映画のシーンが走馬灯のように駆け巡っているのだろうな、とこちらが感じる、熱視線でした。

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後半戦は、女性が赤いドレスに着替え、会場中の情熱度が増した感じ。ラテンの名曲が演奏されました。

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私がご一緒したのはシャンソンの名曲「ラストダンスは私と」です。越路吹雪で大ヒットしたこの曲も、会場の皆さんに喜ばれました。皆さんの頭の中には日本語がしっかり刻まれているということで、3番から日本語で歌いました。お客様の眼の輝きが変わりました。爛!とした感じ。

2部、最高の盛り上がりは、パーカッショニストの松美さんによるラテンショー。彼は素晴らしいミュージシャンでありながら、素晴らしいエンターテイナーでもあります。もう楽しくて楽しくて!
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そして秘儀、ひじ打ちまでご披露!会場がわ~!!とざわめきました。
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今回も楽しい本番でした。
素晴らしい曲、心浮き立つ曲が忘れられていうのはもったいないですね。
懐古主義に終わらず、これからは若い世代にルネッサンスを起こしたいと思います(笑)。

素晴らしい音楽家の皆さまに感謝しつつ。
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by komaiyuriko | 2013-06-09 17:59 | コンサート

思い起こせば4年前。パリでの滞在許可証が、いかなる裏ワザを試しても取れなくなり、「もうコレ、帰れってことだよ~(泣)!」とやけっぱちになりつつ完全帰国をしたのが2009年の3月。その2か月後、東京文化会館さまさまのおかげで開くことになっていたリサイタルが、突然「帰国記念リサイタル」になり、開催されたのが2009年5月17日でした。
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あの時はアーツさんと二人芝居のオリジナルオペレッタを上演したのだったなぁ。
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オリジナルオペレッタ作りはこれが最初のきっかけだったのでした。今思い出した。

今回はこんな面白可笑しなテイストのチラシによる「CD発売記念リサイタル」をカワイ表参道パウゼで開催することになりました。
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5月19日。4年前と同じ5月第3週の日曜日。私、一大イヴェントをするなら5月の第3週が向いてるみたい(笑)。

ちなみにこのCDや、おふざけ気味のチラシ、プログラムのデザインをして下さった凄腕デザイナー、朋樹さんも会場にいらしてくださいました。それら全ての写真を撮ってくださったさと子さんもいらしてくださいました。メイクをしてくれた亮太とは数日後にラムしゃぶで打ち上げをしました(笑)。3人様のおかげでオモロイ仕上がりになり、感謝しています。

有難いことに超満員のお客様に暖かく迎えられ、専門のフランス歌曲を歌う、という恐ろしさからも解放され、ピアノの岩撫さんと司会の牧菜さんと楽しく時間が過ぎていきました。何より、今回もかりだされてしまった高史君。どうもありがとう。彼のおかげで岩撫さんも牧菜さんも私も「コレ、劇団ボンジュール公演か?!(オペラ・コント「お料理・ボンジュール!」等を上演するふざけた劇団)」という錯覚に陥り、大変リラックスして臨むことができました。

一部は、フォーレからメシアンまで、フランス歌曲の歴史をざざっとレクチャーを交えてのプログラム。
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まずは「詩」のご説明から。

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そして作曲家の肖像画雑感と共に曲を披露します。

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フランス歌曲は詩が大事、ということで訳を出しました。

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司会の牧菜さん。彼女の質問に私は答えるだけで良いのです(笑)。

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ドビュッシーの音楽の秘密を漏らしているところ♡

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サティの連弾もしました。楽しかった!

そして二部は、プーランク没後50年ということで、オール・プーランク・プログラムです。お客様もプーランクマジックを楽しんでおられたご様子。笑い声が絶えませんでした。ありがとう、プーランクさん!
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最初はまじめに。

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調子に乗ってきた。

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はい、好き放題。

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モンテカルロの貴婦人。

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高史君、でたー!!

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美徳と悪徳

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この時の岩撫さん、牧菜さん、高史君、そして私の「オレ!」の掛け声のそろってること!劇団ボンジュールの底力を見ました。

もちろん最後は「オー・シャンゼリゼ」。
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会場と一体となってのコーラスです。いつも思うのですが、よく歌うよね~、会場のみなさん。結構マジで歌って下さるのよね~。助かっちゃう。

さ、そして打ち上げじゃーい!
よく小学校の先生が言うでしょ。『打ち上げまでがコンサートです!』って。だから気合いをいれて飲みましょう!ソフトドリンクを。
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毎度のことですが、私一人では何もできません。
ピアノを弾いてくださる岩撫さんとは、学生時代からの仲良し。貧乏学生時代、一緒にユースホステルに泊まり、コンクールを受けたりしました。ちなみにそれは長久手国際オペラ声楽コンクール。また会場まで激遠かったよね~。入賞者コンサートでは、「すごくハングリーな人がいる!」と褒められ、失笑されましたね(笑)。

そして牧菜さん。なんでも引き受けて下さり(というより買って出てくださり)、目の回るスピードですべてを整えてくださるスーパーウーマン。ありがとうございます。牧菜さんがいなかったら、多分今頃プログラムを考えていたかも(遅っ。)。

そして高史君。お仕事が忙しいのに、仕事帰りにうちによってお稽古してくれてどうもありがとう。いつも一緒にご飯食べるだけで終わっちゃってごめんね(笑)。

会場にいらして下さったお客様、忙しいのにわざわざ来てくれたお友達(同窓会のようだった!)、ありがとうございました。当日来場できなくてもメッセージをくださった皆様、ありがとうございます。応援してくださる皆様のおかげで、私は好きなことに夢中になれるのです。感謝しています。

当日のレセプションを全てお願いした、央子ちゃん、みなちゃん。どうもありがとうございました。コンサートのこと以外、なーんにも考えないですみました。頼りになります。

芹沢先生、私を育てて頂きありがとうございます。まだまだこれからもお世話になります。

そして私のお父さん、お母さん。ずっと健康でいてください。私のコンサートというコンサートにこれからもいつも来てください。そして打ち上げで、その公演における、自分の手柄を派手に語ってください(笑)。毎回爆笑です。

2つ目のマイルストーンが置かれたような気持ちです。私にかかわって下さる全ての皆様に心からの感謝を申し上げます。どうもありがとうございました。


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by komaiyuriko | 2013-06-04 01:36 | コンサート