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そういうわけで、最高に幸せな気分を味わいながら、『優しき歌』の本番に臨ませて頂きました。
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フランスのコンクールやコンサートでは何度となく歌ったこのフォーレの『優しき歌』、でーもー、ピアノカルテット版で歌うのは初めてでした。このような素晴らしい機会が訪れるなんて。アンサンブルの皆様には感謝、感激です。しかもこのピアノカルテット版は、そのアンサンブルが要で、単に上手い人たちが集まれば、うまく行くというものではないのです。音程感覚、感受性、そして何より、歌手を含むアンサンブルメンバー同士の思いやりが集まって、やっとうまくいく、という大変な難曲なのです。

その最大の難関を、いとも簡単に乗り越えた私たち(笑)。自画自賛。素晴らしいメンバーに出会い、音楽作りの最中もいつも和やかでありながら、熱い意見交換が行われ、本番ではそれがスパークしたという印象。当日の録音を聞いた印象は、“青春の情熱迸る演奏”。確かに、音楽の瞬間瞬間が通り過ぎていくことが待ちきれないような、逆に惜しいような、そんな気持ちでした。平均年齢30代後半とは思えない、20代前半のような演奏でした(笑)。

リーダーの池澤くん、素晴らしい音楽の時間をどうもありがとうございました。正直、ピアノ版より断然歌いやすかったです。音に奥行きがあって、詩の世界が、弦楽器によってより立体的に浮き立ってきたからかな。心からどうもありがとう。

そして先週、メンデルスゾーンの大作、『エリア』の本番が終わりました。
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全編を通して、リリックでドラマティックな宗教曲で、2時間30分は超えるこの作品。私は特に好きな作品です。以前、サイトウキネンで『エリア』を上演した時に、私はコーラスで乗っていました。あの時は全曲暗譜、衣裳、演出付き。ソリストはエリアがホセ・ファン・ダム、アルトは私のだーい好きなナタリー・シュトゥッツマンでした。最高。
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素晴らしかったなー、あの公演。もう7年前らしい。私も若いね。憧れのシュツゥッツマンと。
この時かけていたメガネ、パリ時代、ウィーンに遊びに行く飛行機の中で爆睡し、失くしてしまったんだった。エアベルリンのアテンダントの皆さまに一生懸命探してもらったのに、何故か消えた神秘のメガネ。お母さんに買ってもらったPaul Smithのお気に入りだったのに(涙)。どーでもいいこと、思い出した(笑)。

今回はいつか登ってみたい山、エリアのソプラノソロを歌わせて頂き、有難い気持ちで一杯でした。それにしても二部頭のHöre, Israelを歌う緊張感と言ったら!久しぶりにピリッとしました(笑)。

共演のソリスト陣も素晴らしい演奏で、感動のコンサートとなりました。
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エリアを苛める天使たち。

二時間半の大作の本番前にG.P.として全曲通し、さらに前の晩にオケ合わせがあったので、そこでも一度全曲通しました。24時間の内に三回も(笑)。終演後、女声ソリストと打ち上げ。それだけ歌い続けたのに、5時間、喋り捲りました(笑)。
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元気だねー、私たち。爽やかな興奮と、疲れからの超ハイテンションな夜は更けてゆく〜。

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by komaiyuriko | 2013-04-23 13:07 | コンサート