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ドビュッシー記念の年に、カンタータ『選ばれし乙女』をしたい!という大それた計画が、ついに実現(それも名古屋と東京の二回も!)、そしてもったいないことに終わってしまいましたー。
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素晴らしい音楽と素晴らしい共演者に囲まれて、幸せな時間でした。

一部は、クルトパメンバーの十八番の歌曲集をプログラミング。ドビュッシーの音楽人生の中で特に重要な作品が揃いました 。

まーちゃんは「忘れられし小唄」、さーちゃんは「ビリティス」、私は「マラルメの3つの詩」、これらは、ドビュッシーの作曲時期と環境、詩人、フランス音楽界の風潮の面から見ても、大変重要で、ドビュッシーの作曲法の変遷が分かります。
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ピアノはいつも岩撫さん。今回は大変だったよね~。ありがとうね。

そして初期の記念碑的作品の『選ばれし乙女』。プログラムをみているだけでウットリします(笑)。でた、得意の自画自賛。
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コーラスはアトリエ・コラル。最初の稽古では悪夢かと思いましたが(笑)、稽古の最後2回からは夢のように素晴らしい音楽を奏でてくださいました。
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今回も指揮をしました。今回は全て暗譜できていましたので、安心してできました。
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フルートの西田紀子さん。素晴らしい音楽とお人柄で、我らをサポートしてくださいました。

クルトパは、フランスにいる頃からプログラミングにはこだわって参りました。こだわり過ぎて、ベルギーの日本大使館で行われた「ベルギー詩人へのオマージュ」という完璧なプログラムのコンサートでは、「お客様が一桁じゃない?!」「数えた?、二桁行った(汗)?」という楽屋トークが繰り広げられるマニアックさというか大惨事を見せたこともあります。

学習した私は、“自己満足よりもお客様に喜んでいただけることを重視!”ということを肝に銘じ、心に刺青を彫りました。

後半は、クルトパオリジナル音楽劇の小芝居を置きました。お客様には楽しんで頂けたようで一安心。でもドビュッシー記念年なので、レクチャーも添えてみました。レクチャーを入れて茶化すという方式(笑)。
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まず小芝居。
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まだ小芝居。
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まだまだ小芝居(笑)。
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そろそろ歌う。
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そろそろ踊る。
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クロードも踊る(笑)。
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「豚しゃぶお願いします!」「豚しゃぶ入りましたー!」
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今回も出ました、バカ笑い。
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パリの空の下
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オー・シャンゼリゼ
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早く帰ろっ!

観に来て下さった学生さんからは、“先生が授業でたくさん教えてくれた、ヴェルレーヌさんやボードレールさんが出てきた時は、あ!知ってる知ってる〜!なんて思ってました(笑)。”とのコメントを頂き、あたしゃ嬉しくてひっそりと人知れぬ涙を流しました。

今回は私のうっかりミスで、14時 開演なのに16時完全撤収という鬼の時間割となってしまいました。事前に作戦を練り、誰に何を片づけてもらうといった、細かい割り当てを作り、管理事務局にお菓子という袖の下をきちんと渡し、コンサート終演から何と10分での退館をやってのけました。

こんなアホみたいな撤収をしてくださった、ステマネの央子ちゃん、受付等表周り全般を担当してくれた陽子とちはるさん、楽屋周り全般の牧菜さん、ステージ上のひな壇をあっという間に片づけ下さったアトリエ・コラルの皆様、高史君、俊敏な動きを見せてくれました共演者の皆様、ありがとうございましたーー(涙)。

もう開演時間と退館時間のうっかりミスはしません!こちらも心に刻み付けたいと思います。

そういうわけで、こんなに皆様のお力のおかげで、何事もなく終えることができたコンサートはありません。本当にどうもありがとうございました。

ご来場頂きましたお客様には心からの感謝を申し上げます。お客様は神様です。これ、真理。
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ありがとうございました!

打ち上げ会場にて
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めでたし、めでたしー!


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by komaiyuriko | 2012-12-19 00:05 | コンサート

上野を歩くと、あちらこちらにクルト・パイユが!
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麗らかな秋の日に、まーちゃんと12/15のコンサートの件で旧奏楽堂で打ち合わせ。

旧奏楽堂は、重要文化財だけあって、舞台での禁止事項がたくさんありました。そういえばそうですよねぇ。

二部のオリジナル音楽劇は、多少演出(演出というほどのものではないですが!)を変えないといけません。舞台への液体持ち込みは禁止なんですって。それからパリのカフェで録音してきた雑踏音も、音響設備の若干の惜しさによりカット。それからコンセントが家庭用なんですって。事務所の方に「レンジと湯沸かし器とドライヤーでとぶってことですね(笑)。」と、ウケながら申し上げたら、まーちゃんに怒られました。

それでもやっぱり素敵な空間です。建物に入った瞬間から空気が違います。木の床の匂い。それは小学校の木造校舎の床を掃除する時の匂い。節穴や、板と板の間に浪漫を感じていた小学生時代。一気に記憶が30年タイムスリップしました。同時にクラスにストーブが入る最初の日の匂いも思い出しました。

平日の昼間でしたが、建物を拝観しにいらっしゃる方が多くて驚きました。
ちょっとお前さん、拝観料を払って建物だけ観るなら、
明日、12月15日にクルト・パイユコンサートを聴きにくれば一石二鳥でしょうに!
パンがないならお菓子を食べればいいのに的な発想。

だって日本初のクラシック音楽の殿堂ですよ。そこでクラシックを聞かなければもったいないです。
ね、12月15日の14時に待ち合わせね!

待ち合わせといえば、この間、素敵な方と素敵な場所で待ち合わせをしました。指揮者の天野哲さんと、渋谷のタワレコの、ドビュッシー売り場で待ち合わせ。粋だわ〜♥

なんでそんなデートをしているかって?そりゃ、あーた、あたしの師匠だからさっ!
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二人でカフェに籠り、周りを気にしないレッスンっぷり(笑)。オケのところもソリストのところもコーラスのところも全部歌いながら二人で振ります。天野さんには、ほんの少し意識の行き届いていなかった指先などをチェックされます。え、私、そんなことしてました?という感じです。指揮者の指先感覚には驚きました。

天野さんのレッスンでは、楽譜から読み取るオケの方、一人一人への思いやり、ドビュッシーの書いた一音一音への思いやりを教わりました。こういう細かな優しさが一つの音楽を成り立たせているのかと納得しました。

ここで嬉しいニュースです。名古屋公演の時にコーラスでご参加下さった方が数人、東京公演にいらして下さり、ご一緒に歌ってくださるようです。今日のG.P.からいらしてくださいました。嬉しいじゃあーりませんか!

もう一つ、ビッグニュース!
東京公演にも素敵なフルーティストさんがご参加下さいます。
西田紀子さん。シエナの花形です。ビジュアルも「選ばれし乙女」にピッタリです。

しつこいようですが、明日12月15日、会場は上野の旧奏楽堂。来年3月で老朽化のため一般入場出来なくなるようです。どうぞ、このチャンスをお見逃しなく!

当日券、ございます。
チケットのご用命はこちらまで→08020567134(ミュジーク・ア・レーズ)

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by komaiyuriko | 2012-12-14 22:21 | 徒然なるままに

今週の日曜日、どう?!

あっという間に年末ですね。今年も今日まで無事に生きてこれたことに感謝しています。だって先の見えない世の中だもの!楽しいと思えることをして、会いたい人に会って、伝えたいことを惜しみなく伝えて、毎日悔いなく暮らしたいものです。

そんな時にピッタリなご提案!

今週の日曜日の14時から、サントリーホールで懐かしい日本の歌「歌を忘れたカナリア」というコンサートがございます。
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「かわいいさかなやさん」、「みかんの花咲く丘」、「夢のお馬車」、「花嫁人形」など、ノスタルジー全開の内容です。フルート、ヴィオラ、チェロ、ピアノ伴奏で、私が“川田正子”さんのように歌います。

このコンサートは、編曲の妙によって、懐かしのメロディが新しく、そして鮮やかに蘇ります。ある曲では、民謡風の名曲がアルゼンチンタンゴになるというサプライズもあります。目から鱗、間違いナシです。

稽古場では、一曲終わるごとに「名曲じゃー!」とか「泣ける!」という、ため息まじりの声が聞こえます。
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私は歌いながら、その曲を聞いた時分の風景を見ています。ランプの付いた木の電信柱。外で遊んでいると家の台所の窓から漂ってくる晩ご飯の匂い。あ、ご飯できたからみんなとバイバイだ、と思ったこと。たかおに、いろおに。♪◯◯ちゃん、あーそーぼ、の節。

そう、話が途中になりましたが、ご提案というのは、日曜日のお昼過ぎ、このコンサートにご両親を連れていらして下さい、ということです!子供の頃を思い出すチャンスです。すると、ここまで育ててもらってありがとう、元気でいてくれてありがとう、と心の中でつぶやけます。私が稽古場でそんな気持ちになっていますので、きっと皆さんもそんな気持ちになるはずです(笑)。

12月9日の日曜日、14時開演。サントリーホールでお待ちしています。
チケットのご用命はオフィスマキナまで。
03-3491-9061
時の旅人案内人より。
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by komaiyuriko | 2012-12-06 02:46 | 徒然なるままに

霜月もうっかり過ぎてしまいました。
その11月、大学時代の先輩、後輩でコンサートをすることができました。YMCA主催の「親子で楽しむクラシック」というコンサート。院生時代、私のピアノをずっと弾いてくださっていた泉博子さんが、私と、私の後輩で、今をときめくテノールの村上公太さんを呼んで下さったのです。

大学時代の先輩後輩と仕事ができるという機会は、滅多にありません。話が決まった時から嬉しくて嬉しくて!

早速打ち合わせと称して、3人でランチ(笑)。
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そして稽古では、ほとんどおしゃべり、たまに合わせるという始末。でも昔しっかり組んで勉強した方とは、ぱっと合わせてぱっと合うのですよね。昔はよく勉強した、ということなのでしょうか。あはは。

コンサートは、玉川聖学院の講堂で行われました。
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素敵なステンドグラスのある会場です。公太君がプリモテノールらしい素晴らしい歌を披露し、私は会場にいらして下さった子供さんたちが笑うためだったら何でもやる!といったおばちゃんっぷりを披露。見事なバランスです。
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ピアニストの泉さんと。学生時代と全く変わりません。というより、髪型のせいもあって、むしろ若返った?!
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舞台上でこんなに爆笑することもそうそうないです。
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終演後、3人で。

練習でも、ステージの上でも本当に幸せを感じた、素敵なコンサートとなりました。お世話になりました、YMCAの皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました!

そしてその翌々週には、私の年イチ緊張するコンサートが行われました。フランスから私の師匠をお招きして、講義していただく、レクチャーコンサート。今回は「ワーグナーとフランス歌曲」というテーマで開催されました。
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企画構成、レクチャーの通訳、解説と何でも完璧にやってのける超インテリピアニストの市川さんが主催されるこのコンサートは毎年開かれます。私も毎年歌わせていただいております。それなのに毎回毎回、その緊張感と言ったら。今年は珍しく胃を壊しました(笑)。私としたことが食欲をなくし、げっそり……はしませんでしたけれど、気持ち的にげっそりしました。

でもこれが摩訶不思議。苦渋と甘美の表裏一体で、この恐怖のコンサートがやめられないのです。「これは自分の専門分野で、年に一回、猛勉強できて、それが全て自分の力になっていくのだ!」という殊勝な考えと、達成感を味わいたいのとから、ついつい繰り返してしまうのです。出演者4人で、お互い「ドMかっ!」と言い合いながら、もうすでに来年の開催が決まっております。ふふふ。

今回も先生のレクチャーは興味深く感嘆いたしました。
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私が歌ったのは、シャブリエの「ジャンヌのための歌」、こちらはマンデスという詩人がキーワード。そして有名な「幸福の島」。さらに長い間、私の前に大きな壁となって立ちはだかっていた、ドビュッシーの大作「ボードレールの5つの詩」より第1曲“バルコン”です。この曲は、見ないように見ないように生きて参りましたが、ついに市川さんのお導きにより、この山を登ることになりました。登り終えると、何とも素晴らしい景観が広がっておりました。おかげ様で、「ボードレールの5つの詩」、残りの4曲はすでに勉強済みでしたので、今回、見事レパートリーとなりました。めでたし、めでたし。
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そして全体のプログラムをしめくくるドビュッシーの「ビリティスの歌」全曲も歌いました。こちらは私のレパートリーですが、本番で歌う時の恐怖と言ったら、「エデンの園を追われた初の人の初の呻きも、さながら牧歌」です(ヴェルレーヌの引用(笑)。彼、相変わらず大げさっ。)今まで本番や録音等で幾度と歌わせていただきましたが、今回ようやく、なんか分かったかも!という、うっすらとした、朧げなる、もしかしたら勘違いかもしれない感触がありました。有難いことです、本番というのは。
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当日いらして下さった私の師匠、芹沢文子先生と。ちなみに芹沢先生と私のフランスの師匠、セリグ先生とは同門であることが発覚!

来年こそ、準備を早くから行い、余裕をもって本番に臨みたいと思います(毎年同じ決意)。
めでたし、めでたし。

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by komaiyuriko | 2012-12-04 01:06 | コンサート