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盛岡マリオスコンサート

盛岡じゃじゃじゃ旅&コンサートから一ヶ月後。またもや盛岡に降り立ったのでしたー!やったー。
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この垂れ幕がお出迎え。テンションアップ!
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岩手山も初雪と共にお出迎え。なんて美しいのでしょう。寒いはずです(汗)。

今回の目的は、盛岡の実力派女声コーラス、コールTONANの35周年記念コンサートが盛岡マリオス大ホールで開かれ、私は恐れ多くもゲストとして、ご一緒に参加させて頂く、というもの。盛大に行われました!
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私にとっても故郷と言えるこの盛岡で、コンサートを出来る喜びは一入です。私が院生の頃だったでしょうか。国際ヴェルヴェデーレオペラ・オペレッタコンクールの日本予選が行われたのがこの盛岡マリオスホールでした。私は有難いことに盛岡市民賞という聴衆賞を頂き、ウィーンの本選へ行った思い出があります。そしてさらに、留学を終え、帰国リサイタルを上野の東京文化会館でさせて頂き、その半年後、同じくマリオスホールでも開催させて頂きました。私の節目節目にこの盛岡で歌わせて頂いていると思うと有難さで胸がいっぱいになります。

さ、せっかくの盛岡ですから、前日入りと言わず、前々日入りです(笑)。だって少しでも長く盛岡にいたいのだもん。運のいいことに最後のリハーサルが前々日って言うじゃない。絶対参加です。リハでは、TONANの皆様の仕上がりの良さに驚きました。風邪をひいておられる方が多かったようで、声量は前回よりもありませんでしたが、質は確実にアップしています。改めて指揮者の山田靖了先生の指導力に感嘆致しました。

翌日一日、しっかり休養を取り、本番に臨もうと思いましたが、そういう気持ちでは風邪をひくので、やっぱり一日有意義に遊ぶことにしました。ちょうど、お友達(というには恐れ多い)の佐佐木實氏が盛岡で個展を開いています。彼は盛岡出身の書家で、フランスで言語学の博士も取得したスーパーアーティストなのです。東京では、私の家と彼のおうちは徒歩3分の距離にあります。我が家の隣のスーパーでもしばしばお会いします。まさにスーパーアーティスト。あ、彼は偉大だからこういうギャグは不適切。打ち合わせのため、前日入りした牧菜さん(今回は司会を担当)と共に出かけました。彼はもともと牧菜さんのお友達。頷けます。

素敵な空間に、實くんの世界が広がっていました。緻密で繊細な彼の作品は、大きな衝撃となって観る者の心を揺さぶります。鑑賞後も心にひっかかるような作品。是非皆様にもご覧いただきたいと思います。

彼と入口で記念撮影。
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このギャラリーの隣にあるカフェに、彼の作品からインスピレーションを得て作られたケーキがあるという話を聞きました。素晴らしい芸術交流です。實くんも一緒に行けるそうなので、3人でカフェへお出かけ。
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こちらもまた素敵なカフェでした。
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實くんにインスパイアされたケーキ。ガトーショコラは濃厚なのに、抹茶クリームでさっぱりのケーキでした。こういう試みってワクワクさせますね。

實くんと別れて少しお散歩をして、もう相当寒かったのでタクシーで帰りました。
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鮭が産卵に来るという中津川。澄んだ水と空の色がきれい。

ホテルではお風呂上りに岩手ご当地サイダーをゲット。
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こういうところ、手堅いです。水本来の美味しさがサイダーになったという感じ。

さ、ついにコンサートの日です。いい天気!
今回は、コンサートの二部で私のソロの部を30分も頂くことになりました。こりゃー、コールTONANを盛り上げなきゃならないぞ!と思い、やりたい放題やらせて頂きました(笑)。
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まずしゃべる。
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たまに歌う。
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そしてふざける。
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くしゃみの歌。決定的瞬間。
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私のわがままを受け入れて、コールTONAN祝35周年のバスタオルを作って下さいました!おかげで会場は大盛上がり!やはり郷土愛ですわ。
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岩手の銘酒、あさ開きを飲んで酔っぱらう。
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お代わりをせがむ。山田先生、すみません、こんな茶番につきあわせてしまって(笑)。
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ぐでんぐでん。
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しっかりあさ開の宣伝。私の叔父さんがお勤めしています。この瓶もおじちゃんが用意して下さいました。ありがとうございます!!今後も出番が多そうです。
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最後は『蝶々夫人』。
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この曲は真面目に歌いました。

後半はTONANの皆様とのアンサンブル。
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なかなか難曲揃いで、正直ビビりました(笑)。それでも指揮者の山田先生、ピアニストの一戸先生のおかげで、素晴らしい音楽になりました。

このコールTONAN、芸達者がそろっていました。アンコールではさんさ踊りをモチーフにした曲で、会場を魅了しました。
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曲も急緩が効いていて素晴らしかった!この曲にはさんさ踊りを踊るシーンもあります。太鼓と掛け声、そして踊り。見事な躍動感でした。そうそう、衣装も素敵でした!歌の部分はフランス的な響きでとても繊細な曲。この曲は演奏するのが猛烈に難しいでしょうね。さすがコールTONAN、天晴れです。

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会場には、ヴェルヴェデーレのコンクールの時からお世話になった方々の姿も見え、感激でした。ヴェルヴェデーレ関係者の皆様と親戚と共に。

打ち上げでは、さらにメンバーの芸が細かくなり、安来節を歌いながら踊ってくれたり、バレエらしきを踊ってくれたり、スペイン風の踊りらしきを踊ってくれたりしました。全部踊りだったな(笑)。
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繊細で丁寧な音楽作りを最高の強みとするコールTONAN。ますますのご発展をお祈りいたします。
盛岡の皆様、どうもありがとうございました!

サービスショット
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自分用お土産。石割桜と岩手山のふきんと南部鉄瓶のふきんセット。それから文具オタクには欠かせないファイル。わんこそばモチーフ。
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駅でも帰るのが寂しくて、つい、そばっちの頭を撫でる。

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by komaiyuriko | 2012-11-12 01:38 | コンサート

待ちに待ったクルト・パイユ名古屋公演が電気文化会館ザ・コンサートホールで行われました!
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今年はドビュッシー生誕150周年です。クルトパがスルーするわけにはいきません。以前から上演したかった、ドビュッシー初期の傑作『選ばれし乙女』を演奏致しました。

この作品はアルトソロ、ソプラノソロ、女声4部合唱とオーケストラ(今回はピアノのフルート)によるカンタータです。私はついに指揮者デビューを果たしました。

え、いつ指揮の勉強をしたかって?それは随分前から始まっていたのですよ、ふふふ。歌手の立場で、ソリストとして、コーラスやアンサンブルのメンバーとして、世界の超一流指揮者の方々と共演してきました。ムーティ、メータ、ミョンフン、ラトル、ハーディンク、小澤、大野などなど、その名前を見れば、泣く子も黙る巨匠揃い!その都度、私の興味の対象は、指揮者の仕事でした。指揮法はさることながら、リハーサルでの音楽作りや、雰囲気作り、指揮者の一挙手一投足が私の勉強の場でした。こんなに贅沢な勉強の場があるでしょうか。

そういうわけで、パリにいた頃も指揮科の授業にも出入りし(あまり勉強にはならなかった↓実践に叶うものナシ)、コレペティとして歌手のお手伝いを長年し、伴奏ピアニストとしてソプラノさんたちのコンサートやリサイタルで弾かせて頂き、あとは指揮だけだぜぃと、その時期を待っていたのでした。今回は気心知れたメンバーとの演奏でしたので、とても楽しい、有難い本番となりました。

「選ばれし乙女」は、ローマ賞を受賞した頃の若いドビュッシーの作品ですが、すでに「牧神の午後への前奏曲」や「聖セバスチャンの殉教」を思わせる音の構成や流れがあります。18分ほどの作品ですが、見事に凝縮されたドビュッシーの粋の一つだと思います。

コーラスは、名古屋のコーラス団体の中でも指導者クラスの精鋭を、我らが小林史子先生が集めてくださいました。今回の名古屋公演は、2006年のクルト・パイユ名古屋公演でお世話になったソプラノ小林史子先生と、同じくソプラノの内田恵美子さんにもご出演頂いて、公演自体をサポートして頂きました。有難いことです(涙)。
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初期の作品を歌ってくれたえみちゃん。彼女の魅せる、聴かせる演奏は、楽屋で聞きながら惚れ惚れしました。素敵♡
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「忘れられし小唄」全曲を歌って下さった小林先生(通称:あばさん)。じっくり聴かせる演奏でした。あばさんにしか歌えないあばさんの歌。感動的でした。

後半は、常に進化する(!)書き下ろしオリジナル音楽劇「パリの音楽セルフサービスカフェ“クルト・パイユ”」です。
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ほうら、小芝居が始まった(笑)。
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アーンを盛り気味に熱唱。
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まーのムーンウォーク。その後激しいダンスシーン。
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好き放題するさーちゃん。
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あばさんとえみちゃんにも小芝居を強要。名古屋弁でやってのけてくださいました!

ピアノのちあきんぐこと、山﨑千晶さんは、労働基準法違反の素晴らしい働きを、文句一つ言わず、いつでも笑顔で引き受けて下さいました。本当にありがとうございました!

マネジメントのクラシック名古屋の方が、私の台本をとても気に入ってくれたようで、「こまいさーん、コレ本当に面白いよ〜。」と何度もおっしゃってくださいました。このような企画物をする時は、主催者やマネジメント、舞台さんに対する極度の緊張感が付きまとうものですが、協力体制が得られると心が解放されます〜。一安心。ほーっ。

楽屋では、その音楽劇用に私が自分に用意したイヤリングが地味だと、共演者の方々からダメだしを頂いておりました(汗)。するとあばさんがご自分の赤い華やかなイヤリングを貸してくださいました。衣装が青と白だったので、赤いアクセサリーはまるでトリコロールのようで、大変好評でした。

終演後、お返しすると、
「ゆりちゃん、似合ってたから、それあげる!」
との名古屋弁。
西の言葉には情があるでしょ?普段なら「お気持ちは嬉しいけど、頂くことなんかできません。」と当然言うところですが、なんだかジーンとして心が緩み、感激して、有難いお心遣いを受けることにしました。

これからこのアクセサリーを見る度に、名古屋公演のことを、あばさんのことを思い出すことが出来ます。とても素敵な思い出となりました。あばさん、本当にありがとうございます(涙)!!

打ち上げはコーラスの方たちとご一緒に盛り上がりました!
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みんなでドビュッシーのマンドリンのポーズ(笑)。これ、ドビュッシーギャグね。

名古屋コーラスの皆様は、指揮をする私をこんな風に思って見ていたのだそう。
「今日も血色いいわ〜」
とか
「今日もつるつるしてるなー」
とか
「プリプリして美味しそう」
とか。
ほとんど赤ん坊に対する印象だね。

私の指揮者デビューは、健康優良児賞を受賞ということで無事終わりました。

名古屋のみなさま、 どうもありがとうございましたー!

12月15日の東京公演もお忘れなく。上野の旧奏楽堂です。
みんな、オニヴァだよ。

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by komaiyuriko | 2012-11-05 02:08 | コンサート