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巷では東京スカイツリーが開業したり、173年ぶりに東京で金環日食がみられたりと、久しぶりにワクワクさせるニュースが続きましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

実は私もつい最近、胸躍らせる面白い曲に出会ったのですよ、ふふふ。

パリでは『私、現代曲歌いかしら?』と思うほど、現代曲のコンサートに出演いたしました。帰国後、超現代曲のお仕事を頂きましたが、椎間板ヘルニアの手術により、クルトパまーちゃんに代役を頼み断念したことがあります。

あれから三年が経ち、何とまた現代曲を歌うチャンスに遭遇しました!それも本番の二週間前。燃えてきたぜぃ。

猿谷紀郎さん作曲、李承淳さん作詞の「エレベーターの前で」という曲の楽譜が送られてきました。現代曲の譜面を始めて見る時の、ドキドキワクワク感と言ったら!恐怖80%、期待20%の黄金率です。

今回の曲はチラリと楽譜を見ただけですぐにお引き受けすることを決めました。即決。だって期待90%、恐怖10%だったんだもん(先ほどから要らぬパーセンテージ)。

詩を読んで、その世界観に引き込まれ共感すると共に、緊張感や臨場感が肌にビリビリ伝わってきます。楽譜面を見ると、どうやらピアノは普通には弾きません。グランドの弦をマレット(マリンバなどを演奏する棒)で擦ったりするようです。

は~、なるほど、この詩にまとわりつく、じっとりと汗をかくような緊張感と、エレベーターの空気摩擦のような音のドゥブルサンスとしてこういう“音”を求めてるんだなー、なんて想像しながら譜面を見るのは何て楽しい時間でしょう!

最初のピアニストさんとの合わせの日、こんなに楽観視しているのは歌い手の私だけだと気づきました(笑)。ピアノパートの超絶技巧っぷりに、さすがのアタシも空いた口が塞がりませんでした。

ピアノの弦の部分やフレームをマレットで叩いたり擦ったりするのですが、弦の部分には音への手がかりがありません。そこに気付かなかった私。なんて浅はかなんでしょう!きっと鍵盤なら目をつぶってでも弾けるでしょう。でも弦の部分だけを見て、ただでさえ難しい音とリズムを演奏するのは至難の技です。もちろんずっと立ったまま。まるで打楽器奏者が新しい楽器に挑んでいるようです!

怖いもの見たさで、まずいきなり通すことにしました(笑)。終わるや否や、私は感嘆でピアニストさんへの拍手喝采を惜しみませんでした!めちゃくちゃかっこいいです。でもご本人は消耗しきってヌケガラのようになっていらっしゃいました。可哀想。。。

それでもやっぱり現代曲ってカッコいい!想像もつかないような奏法や音程感覚によって新しい様々なものが見えてきます。それはイマジネーションの森と言っても過言ではありません。

というわけで、新しいもの好きな方、何にでもご興味のある方はどうぞいらしてくださいませ。
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6月1日(金)19時開演 成城ホール 入場料:1000円

このコンサートで超現代曲を演奏するのはどうやら我らだけのようです。
他の作品は新作を含め、聴きやすそうな曲が並ぶようですので、恐ろしがらずにどうぞいらしてくださいね(笑)。

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by komaiyuriko | 2012-05-24 00:53 | コンサート

ゴールデンウィーク

万年ゴールデンウィークのような生活をしている私ですが、行事にはうるさい大宮っ子ですので、ここは暦に則りたい、ということで文化と芸術に富んだ楽しい休暇を満喫しました。

まずは横浜に居られます日本丸へGO!
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父の知り合いが日本丸の船長さんだったそうな。話はよく聞いていましたが、そうだ、このGWを使ってお船を知りに行こうと乗船してまいりました。船の生活は興味をそそります。
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甲板のお掃除にはヤシの実を使うんですって。確かに、タワシみたいになってます。繊維だもんね。究極のエコ。
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お船の厨房。汁物がこぼれないように上からロープで吊るされています。
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船員さんたちのホールにはヤマハのピアノがありました。揺れる船内と湿気で調律、見もの聞きものですね(笑)。
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船員さんのお部屋。激狭ですが、ベッドに寝てみたら、割合大丈夫そう。
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このレッドカーペットの先には船長さんのお部屋や公室、航海士の方のお部屋が続きます。
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こちら医務室。ここで虫垂炎になった船員さんの手術をしたこともあるんですって!
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レーダーで交信中。
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面舵いっぱ~い!の図。

そしてついに私は船乗りのわる〜い噂を目の当たりにしたのです!この日記で紹介したボードレールの詩にうたわれている情景の一場面を。アルバトロス、信天翁、そう、我等のアホウドリが徒らに捉えられ、嘲笑されているところを!
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あの噂は本当だったのですね、まったく(笑)!
あ、また笑っちゃった。

お船の帰りは当然、中華街食べ歩き。目に付くもの全て食べつくしました。王様かっ。

またある日は、お友達のさとこさんが朗読劇の音楽を担当し、生演奏するというので張り切って行ってまいりました。
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久々に芝居のワクワクした楽しさを感じました。さとこさん、最高だった!彼女の音楽のおかげで、全体が引き締まり、またイマジネーション溢れるものになっていたと思います。朗読劇CDを作ればいいのに!私、買うな。

別の日、6月9日にあるコンサートのための遊び練習があり出かけました。ちょっとやってみようの会。稽古ではありません。
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映画音楽が大部分を占める今回のコンサート。オーヴァー60の方々には堪らないプログラムなのだそう。
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あ、ご報告!そんなわけで大人気のこちらのコンサート、チケット開始前から予約が相次ぎ、開始数日後には完売してしまいました。ありがとうございます。当日券もありませんのでご了承くださいませ。その代わり、ナント再演が決まりました。9月1日(土)14時開演、場所は同じく東京駅から徒歩2分の東京建物八重洲ホールです。すでに予約が入っておりますので、お早めにお問い合わせくださいな。

このお遊び合わせ会の真の目的は、名作「ひまわり」を鑑賞しよう!という会だったのです。演奏するに当たって、どの映画も知らないでは話になりません。まず第1回勉強会として「ひまわり」をチョイス。
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まったくどこに怒りや悲しみをぶつけて良いのやら分らない、苦しい話でしたよ(涙)。直接的な戦争による被害以外にどれだけこのような悲しみに満ちたストーリーが当時世の中に溢れていたかを想像すると、翌日も思い出し泣きをする始末。ご覧になっていない方がいらっしゃいましたら是非。戦争に対する激しい憤りや憎しみを忘れないようにしたいと思います。

またある日はお世話になっている作曲家の先生のお家で音楽発表会が行われました。私の歌の生徒さんや私の歯医者さんご家族も出演されるというので参加しました。一番の驚きは、歯医者さん一族の芸達者ぶりです。仕舞いには楽器を用意するそのちょっとした間に、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を暗唱した3歳の女の子。ありゃ天才だわ。そのいとこさんや兄弟たちのピアノやヴァイオリンもきっちりしていて大変感心しました。習いにくる子供たちが音楽を嫌いになってはいけない、もしくはやめられては困るなんて理由から優しすぎてきちんと教えない先生が多い昨今ですが、良い先生について音楽を勉強し、楽しんでおられる様子が垣間見えました。

私なんか子供の頃、毎日泣きながらピアノを1時間練習させられましたからね。お友達が遊びに来ても、ピアノの練習が終わってないからダメだったり、一日休むとそれを取り戻すのに三日かかるなんて言われて大変でした。でも。なんでも新しいことを習得するためには、努力が必要なのです。楽しいだけのわけがない!退屈で嫌だと思う時間をくぐり抜けた先に本当の楽しみや喜びを知ることが出来るのです。子供には厳しく習い事をさせるべきです(キッパリ)。鬼教官ユリ論。

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その発表会の後は、集まった音楽家で合奏大会でした。15人くらいが常時いて、モーツァルトの「アレルヤ」、「夕べの祈り」、ボワモルティエのソナタ、サン=サーンスの白鳥、プーランクのオーボエソナタ等々、思う存分楽しみました。この素晴らしい会に感謝。

また別の日。大宮でクルトパまーがリサイタルをしました。
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私が子供のころからお世話になっているバッハ協会でのコンサート。オルガン、クラヴサン、ピアノ伴奏でのフランス、日本の音楽を堪能させてくれました!お客さんも一杯で、楽しい一時でした。なかなか聞くことのない、クープランの「ルソン・ド・テネーブル」はなかなか重みのある、面白い構築の曲でした。そしてやっぱりクラブサン伴奏って雅びでいいなと、一瞬頭の中がベルサイユ宮殿に行ってしまいました。

楽しいゴールデンウィークを過ごし、一般人のフリをして平常運転になった日を特別にかったるがったりしてみました。GWが終わっても自由にお散歩に行けてしまう御身分なんだけどね(笑)。
お散歩でのベストショット。
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ユリの木に花がついているところを珍しく近くでみられたので記念にパシャリ。

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by komaiyuriko | 2012-05-15 17:48 | 徒然なるままに

いつもお世話になっている、我がホームグラウンド(勝手に)のパルテノン多摩が25周年を迎えました!
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芸術文化事業にとって難しい時代となった昨今にあって、オリジナリティ溢れる企画でユニークな存在となっているパルテノン多摩。新しいホールだと思っていましたがもう25歳なんですねー。

私が高校生の頃、テレビドラマでオーケストラのシーンがあり、そこで撮影に使われていたのがパルテノン多摩でした。ステージの綺麗さと、外観と風景のあの調和は圧巻でした。

いつか行ってみたいと高校生の私は憧れに似た気持ちで思ったものです。いつか歌ってみたいなどという希望は毛頭思いつかない頃の話です。

それがご縁あって何度となくあの建物のあのステージで歌わせて頂けるようになるなんて!

世の中の巡り合わせには感謝するしかありません。

今後も地域と共に発展する素晴らしいホールとして繁栄していかれることを心からお祈り申し上げます。

パルテノン多摩25周年記念冊子に寄稿させて頂いた記事が掲載されました。錚々たるメンバーの中でお恥ずかしい位ですが、愛の大きさは負けません(笑)。
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Bon Anniversaire Parthenon Tama!

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by komaiyuriko | 2012-05-07 01:46 | 文化・芸術