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寒くなりましたね。昨日、豊島園の温泉に行ったところ友達からご飯食べようと電話があり、「今温泉だから行けないな、ごめん!」と言ったら「あなた、ラード溶かしてる場合じゃないわよ!」と言われたユリです。溶かしてなんぼじゃい!

秋から冬になり、なにかと忙しない季節になりました。
そんな中、“アロンゾ君トウキョウ”が我が家にやってきました!パリに行く前から乗り続けた“アロンゾ君ジャポン”がとうとう老朽化し、何度修理に出してももうダメだ、ということになったのが初秋。そこで思い切って新しい子を購入しました。あれはまだ、のぞちゃんとバスティアンの稽古中でのこと。稽古に空き時間が出来たので、街をプラプラすることにしました。すると私の大好きな自転車屋さんがあるではないですか!しかも欲しかったクロスバイクが20%オフ!即買いでした。自分のサイズに合っていない自転車を、今乗って帰りたい、という一心で「これでいい!」と言い張る私に、のぞと店員さんが2人がかりで「サイズに合ったものを取り寄せなさい!」との“ちょっと待て攻撃”。2人の意見に従った甲斐がありました。

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ピッタリサイズの“アロンゾ君トウキョウ”

これがまたすっごいスピードが出るんです。さすがクロスバイク。今まではマウンテンバイクでしたので、そのスピードの差は驚くべきものです。中野区越えて、新宿区まで15分足らずで行けます。でも気をつけるから!先に言っておかないとね。

突然ですが、来年1月に東京都庭園美術館でコンサートをする事になりました。朝香宮さまのお屋敷であった美術館内部でのコンサートは初めてです。まだパリにいた頃、一度同じ美術館でコンサートをさせて頂いたことがあります。その時は別の棟の内部でした。今は工事中のようです。美術館全体、大改修をするようですよ。その工事のために長い期間、閉館してしまうようなので行くなら今のうちですよ!私は打ち合わせのために参りましたので、色々と案内していただきました。重要文化財の建物は工事も大変なようです。埋蔵金(?!)のために床を掘っている箇所もありました。浪漫です~。

今は香水瓶のエクスポジションをしています。これが面白い!
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西洋史、西洋文化史、風俗史が一度に学べて、さらにその香水の価値観の変遷、それに伴うデザインの変遷は見応えアリです!お勧めです。みんな、on y va(オニヴァ)だよ。

庭園美術館のカフェレストランも素敵。ここでランチ&カフェをして、ゆったりとした時間を過ごしました。庭園も散歩したかったのですが、いかんせん寒くて断念。半日この美術館で過ごすと、外はもう夜になっていました。
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この建物の入り口でコンサートをします。入口の装飾が素晴らしく、一見ユーゲントシュティールですが、アール・デコのようです。大差ないけど国が違うね(汗)。

その来年のコンサートはアール・デコ様式の建物にあったコンサートと言うことで、オール・フランス・プログラムです!しかも1920年代をテーマにしているので、まさに私の好きな時代です。喜び勇む私でしたが、美術館から一つ要望がありました。それは「シャンソン」も歌ってほしいというのです。私は残念ながらシャンソンを歌ったことはありません。そこでこれは良い機会だと思い、有名なシャンソンを私のために作曲家の先生にメドレーにしてもらおう!というとんでもないアイディアが浮かびました。しかも「シャンソンといえばアコーディオン」という素人的発想から、アコーディオンに似た音色の出るピアニカのソロをいれて欲しいというわがままなお願い付きで、いつも作品発表でお世話になっている作曲家の加藤邦宏さんに依嘱いたしました。

そーこーで、気の早い私は、まだメドレーは出来上がっていないのにピアニカのことで頭がいっぱいになり、メロディオンやピアニカでライブ活動を繰り広げている、ご近所のさとこさんのおうちへ伺ったのでありました。

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彼女は4台も持っているのです!メロディオン2台、ピアニカ1台、そしてアンデスという笛の音の出る鍵盤ハーモニカです。

それぞれの特徴と模範演奏に喜ぶ私。なかなか奥が深そうです。
私が気に入ったのはスズキのメロディオン。装丁も付属の鞄も音色も光沢も素敵です。でもほんの少し重く、高価なようです。

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さとこさんのピアニカの師匠は、ヤマハのピアニカを使用している様子。値段も手ごろです。
というわけで、本日我が家にその師匠とお揃いのピアニカが到着しましたー!
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早速夢中になって遊んでいます。
早くシャンソンメドレー出来上がらないかな~♪楽しみ!
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by komaiyuriko | 2010-11-26 01:07 | 徒然なるままに

こんばんは、ユリです。
先日、サントリーホールで『更けゆく秋の夜、旅の空の』と題した唱歌を扱ったコンサートがありました。全てのプログラムは “昔、学校で教わった唱歌”に限られるという大胆な趣旨のコンサート。しかも伴奏はピアノ、フルート、ヴィオラ、チェロの豪華版。私はソプラノとして、心に染みいる良い歌たちを存分に歌わせていただきました。

第1部には「旅愁」や「故郷を離るる歌」、「灯台守」などの舶来の唱歌を、そして第2部には「朧月夜」、「夏は来ぬ」、「冬の夜」などの日本の唱歌を歌いました。
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途中、楽器紹介や上手な歌の歌い方、なんてコーナーもありました。
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こちらはみんなで歌おうコーナー。会場はなかなか本気で歌ってくださいました!

前半の舶来の唱歌を、恥ずかしながら半分以上知らなかった私。そして後半の日本の唱歌を、私のたった3歳年下の知り合いは、知らない曲もあった、というのです。「え~、あの曲知らないの~?!学校の少年自然の家やスキー合宿に行くときに皆でバスの中で歌う、あの曲を?!」ってな具合です。その方のお子さん(小学2年生)も一緒にコンサートにいらして下さったのですが、きっとほとんどの曲を知らなかったのでしょう。衝撃っ!

小学校2年生といえば、私の小学校1,2年生の頃の担任の先生も会場にいらしてくださいました。私の大好きな先生。これらの歌を授業で教えてくださった先生でもありますし、1年生の10月から、毎日日記をつけるように指導してくださった先生でもあります。私が文章を書くのが好きになったのは、この会場にいらしてくださった武藤先生のおかげです。今でも、北小(我が母校)の木造校舎の一室で、作文コンクールに出す私の文章の手直しを先生と二人でした情景を思い出すことが出来ます。
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その武藤先生を見つけて先生との思い出をお話しているところ。

それにしても、学校ではもう教えなくなった歌たちを思うと、居ても立ってもいられなくなります。こうして歌い継がれなくなれば『忘れられし小唄』となってしまうのです。言葉が難しいことも失われていく理由の一つだと言われていますが、それが一体なんなのでしょう?私だって知らない日本語を呪文のように唱えながら、子供のころから美しい旋律に魅せられて「冬景色」や「夏は来ぬ」を歌っていました。そして大人になってから、漢字で書かれた詩を見て、「なんて美しい情景なんだ、これぞ日本の景色、風景だ!」と打ち震えるわけです。これぞ二度美味しい唱歌の醍醐味。

しーかーも、それらの言葉の持っている力というのがあるはずだと思うのです。歌に限らず、日本の詩人が書いた詩の難しい言葉、それ自体の力、そして詩のもつリズム感。それらは、意味もわからず唱えられ続けるべきなのだ、と私は感じています。

でもできれば、言葉の意味や今は失われつつある情景を説明してくれる大人が、今の時代に生きる人たちに歌を、詩を、語り継いでいくのが一番良いことだと思います。そういう意味で、今回のコンサートに参加できて、とても意義深かったと充実感でいっぱいの私でした(笑)。
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大義を果たした素晴らしい音楽家のメンバーと。

きっとこれからは日本の景色がどんどん変わっていくことでしょう。これらの歌が持つ情感や情景なんて、遠い異国の物語のように次世代の子供たちには響くのだろうなと思います。日本語は生きている、だからどんどん進化して良いのだ、とも思いますし、それとは別に、文語体の歌詞だって、どんどん意味も分らず子供たちが口ずさめばいいのだ、と思っています。
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by komaiyuriko | 2010-11-19 22:43 | コンサート

こんばんは。急に寒くなりましたね。ユリです。
もうすでに冬の匂いがしています。猛スピードで駆け抜けて行ったねぇ、秋。

さて先日、クルト・パイユのホームでありますルーテル市ヶ谷センターで(勝手にホームにしてみた)、アイゲンアートミュージックの皆様とコラボコンサートをさせて頂きました。
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今回は第1部に、それぞれの得意分野を持ってきてドイツ音楽とフランス音楽の競演!といった雰囲気で始まりました。私はメシアン研究ということを掲げてパリで勉強させていただいていましたので「ミのための詩」を、そしてウィーン在住ののぞちゃんは、彼女の魅力を全開にするリート、ヴォルフの「イタリア歌曲集」で臨みました。

私は今回、自分のイメージするメシアン映像を自分で作ってみました。この一連の作業、本当に楽しかった!会場でも綺麗に映っていて一安心でした。
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ちなみにこちらは加山君作のアクセサリーです。
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こちらはサグラダファミリア in バルセロナ。

喜んで歌っているといった感じでしょ。すっぱい顔してますけど。
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ピアニストのみっちゃんは、初メシアンとは思えない雰囲気を作ってくださり、とても感激しました。ドイツ音楽の専門家なのに、このフランス独特の、さらにメシアン独特の雰囲気をキャッチする能力には脱帽です。楽しかった、みっちゃんありがとう!!

やはり私の師匠だけあって、のぞちゃんの歌には言葉の表現に驚かされるところがたくさんありました。訳も本当に良かったと思います。伝えるという能力に長けた方なのよね。
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さて、2部はバスティアンですよ!
再演とはうれしいじゃないですか。けれども2回目とは思えない新鮮な感情が我らを包んでいたと思います。前回とは私ものぞちゃんもコラさん役のみゆちゃんもキャラクターが少し変わった感じがしました。こうしてどんどんレパートリーというものは成長して行くんだなぁと実感。

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ボク、憧れの街へ行って、いろんな女の人みてこようかなぁ。。。
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私がこんなに好きなのに、バスティアンはうわっついてるよー、コラさん(泣)。寝ないで、ちゃんと聞いててー。
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僕にはバスティエンヌが一番大切なんだ。今気づいたよ。
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浮気者は大っきらい。もう私のバスティアンはいないのだわ。
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僕、気づくのが遅すぎた。死ぬまで君を愛しているよ。それが僕の幸せなんだ。
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あぁ、なんて幸せなのかしら。本当の愛が訪れたのね。
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雨降って地固まったなー。好きだよん。
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どーも、ありがとうございましたー!!

この4コマ漫画みたいな紹介を見ていると、このオペラ5分位で終わってしまいそうですが、本当は紆余曲折あるのです(笑)。そこに、やきもきしてみたり、笑ってみたり、涙してみたり、色々な感情が散りばめられているのです。さすが天才ルソー&モーツァルト(12歳)コンビです。

浮ついた考えと意地の張り合い、それによって安定していた幸せが崩れ、失ったものを後から嘆いたって遅いよん!という教訓、胸に響きました(笑)。常に身の回りにある尊いものを、素晴らしい、素敵だと思えるような精神の新鮮さを忘れないで生きていきたいと思いますm(_ _)m

会場からは「のぞみバスティエンヌに会場中が感情移入して、彼女の恋をみんなで応援していた」という声が多々ありました。それをのぞちゃんに話したところ、「そう、アンタ悪者(笑)!」とおっしゃっておられました!こっぴどい師匠ですこと。

会場いっぱいのお客様には、集中力と和やかさが同居しており、それがとても良い形で演奏者である我らに影響し、充実した、素敵な時間を過ごすことが出来ました。出演者を支えて下さった裏方の皆様、会場にいらしてくださったお客様、心からのお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。

アイゲミュの皆さん、今度はクルト・パイユとコラボだよ!
何する何する~?!わくわく。わかちこー。
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by komaiyuriko | 2010-11-05 21:57 | オペラ