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こんにちは、ユリです。
今日は暖かいですねー!おうちの中の方が涼しくて心地よいので、一度窓を全開にしたのち、すぐに閉めました(笑)。

さて、ここで皆様に改まってのご報告がございます。
私事ですが、パリで5年間、声楽の勉強をするために過ごした留学生活を、毎日のようにこのブログに書いてきました。この度、そのブログをまとめ、本を出版する運びとなりましたー!!!

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パリで、日本で、お世話になった先生方をはじめ、多くの友だちや私を取り囲むすべての方々への感謝の気持ちを表したいという気持ちからこのような大それたことへと発展しました。幸い本作りをお手伝いしてくださる方に恵まれ、それなら!と、思い切って出版することに致しました。

一留学生の中でも“ヘタレ”の私が、パリで見て感じたそのままを書いた本です。写真も趣味だったので、本の中に多数掲載してあります。5年間精一杯、食べて、食べて、旅をして、レッスンして、演奏して、食べて、といったそれらの成果が少しは感じていただけるのでは、と思っております。“クルト・パイユ”結成秘話から、パリでの“クルト・パイユ”の超日常が余すところなく描かれています。

これから留学しようかなという学生の方にはもちろん、普通の旅行ガイドブックには載っていない、パリやパリ周辺の街の観光ガイドブックとして、ディープでチープなことに興味のある旅行者の方にも重宝していただけると自負しております。

「パリ 音楽留学ノート」 駒井ゆり子著
本のお求めは・・・・・
●駒井ゆり子が係わるコンサート会場
●そしてクルト・パイユホームページ
●さらにparisbon.yuri@gmail.comのメールでも注文可でございます。
パリ本 ドット ユリね。パリ本とパリボン(パリいいじゃん!)が懸っている。ボニデッ。
その場合は、お届け先ご住所、必要部数、お電話番号をお知らせください。
●もちろんインターネットショッピングのアマゾンでも販売しております。

価格は1500円+税でございます。
郵送の場合は郵送料が別途かかりますのでご了承くださいませ。

※以上のように書いておりましたが、ご好評につき、税と送料はサービスにさせていただきます!ありがとうございまする。

どうか皆様のお手元に届きますように!
“クルト・パイユ”が好きになる、そんな本です。

よろしくお願いいたしますm(_ _)m ペコリー。
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by komaiyuriko | 2010-04-23 22:52 | 徒然なるままに

こんばんは、ユリです。
明日、日本歌曲withピアノトリオ(Vn&Vc)+フルートコンサートに出演します!
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作曲家である加藤邦宏さんの作品発表コンサートなのですが、その贅沢な編成の日本歌曲を是非お聞きになって頂きたいと思い、今さら日記を書いております(汗)。

半野史さんという詩人の詩につけられた歌曲(全14曲)を歌います。そのうち5曲は今回、フルートとのスペシャル組曲として歌わせていただきます。

言葉選びが繊細な詩人で、ひとフレーズごとがまさに「詩」でしかない作品の数々。それに彼の友人でもあり、彼をよく知る作曲家の加藤さんが曲をつけました。上辺では決して伺い知ることのできない詩人の内面を、音楽によって見事に描き出した曲ばかり。以前にも、加藤さんの作品発表に出演させていただいたことがあります(北原白秋の歌曲コンサート)。それらの作品は芸術作品という重みがありましたが、今回の作品はどれも直に私の心に響く、ピュアで、悲しく、美しく、そして優しい作品が並びます。

先日、リハーサルがありました。
ピアノトリオは今回男性3人組。なんだか格好良いのですよ。思わずパシャリ。
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楽器の皆様はそれぞれ素晴らしい活躍をされている方ばかり。こういう方たちとのアンサンブルって本当に楽しいのですよね。「あ、そんなことしてくれるの?じゃ、アタシ、こんな風に歌っちゃう!」みたいな感じで。幸せ者の私です。
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ザ・明晩!
17日(土) 19時開演 
表参道カワイ コンサートサロン パウゼ
にて

加藤邦宏作品発表
「二人だけの唄」

入場料2500円。
是非いらして下さい!!
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by komaiyuriko | 2010-04-16 00:43 | コンサート

カルミナ・ブラーナ

まーちゃんの日記にある通り、カルミナ・ブラーナ、良かったですよー。どーも、ユリです。

私はオペラシンガーズとしてコーラスで参加しておりました。さすがソリスト集団のシンガーズです。我等のコーラスマスターとしてイタリアからわざわざいらして下さったミラノ・スカラ座のコーラスマスター、ガッビアーニさんも「頭の中をソリストではなくコーラスに切り替えてくれ!」と嘆願の連続でした。ですよねー(笑)。何を歌うにもそれぞれの曲や演奏形態のスタイルがありますから、それに則らねばなりません。でも彼の真摯な態度と不屈の精神で幸い、良いコーラスになれたのではないでしょうか。

指揮は泣く子も黙るR.ムーティ。凄まじい緊張感を提供してくださいました。恐ろしいっつーの!俯き加減で眼鏡の上からレンズを通さずに直に鋭い眼光をもって睨まれたら空気も凍りつきます。でもコーラスには愉快で優しかったけどね(笑)。自分がオケのソロ楽器だったら、多分恐怖で泣きながら走って逃げ出していたと思います。そんな緊張感です。ご理解いただけますでしょうか(笑)。

カルミナ・ブラーナとは、11世紀から13世紀、ドイツの鬱屈とした希望の見出だせない日々の中、修道僧や学生たちが書いた詩歌集のことです。ドイツのバイエルン地方にあるボイレン修道院で見つかりました。その内容は大変世俗的で衝撃的であるにも関わらず、とても哲学的なものでした。現代に生きる私がそれを読んでも、とても新鮮に輝きを持ってそれらの言葉が響きます。例えば・・・

『運命の女神』の章
運命の女神よ、お前は月のように満ち欠けし常に定まらない。
人生も同じこと、確かなものは何もなく、運命に弄ばれ無に帰する。
恐るべき運命よ、おまえは車輪の如く回ってゆく。我らは常に憂いながら、たえず恐れおののく。

『春に』の章
小間物屋さん、私に頬紅をくださいな。美しくなって彼をものにしなくっちゃ。
さあ、私を見て!そして私を好きになってね。

『居酒屋で』の章
居酒屋にいる時は賭事に興じるのさ。ここじゃ身分の差なく賭け飲みし、死すら恐れやしない。
死ぬほど飲んで皆から蔑まれるし貧乏になるし、でも俺達はつるんで正しき者どもに対抗するぞ!

『愛の宮廷』の章
早く来て!私を待たせて死なせないで!

もしも若者と若い娘が一緒に小部屋に居たならば、 それはもう幸せな繁栄ある結びつき。
倦怠は遠ざかり、体で、腕で、唇で遊戯をする。

季節はまさに悦楽の時。乙女も若者も、一緒に悦ぼう!

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オルフの素晴らしいところは、プロローグの「運命の女神」をエピローグにもそのまま持ってきたところでしょうか。どんなに人間があがいたところで、結局は運命の輪廻から逃れることはできない、ということを教えてくれます。だからこそ人は暗く酷い人生を忘れるために酒を飲む、忘れるために愛し合う、しかしそこで得た春でさえ、運命によって操られていて私たちにはどうすることもできないのです、という趣旨でございましょう。

長い長い稽古中、カミュの不条理への抵抗を思いだしました。普遍的な思想ではある、「運命には逆らえず我等は弄ばれている論」ですが、それに挑んでいく男、ムルソーを考えずにはいられませんでした。そののち、宮沢賢治の「春と修羅」を思い出し、具体的に思い出せば思い出すほど涙が流れるのを堪えなければならない時もありました。

そして自分を省みるのです。まったく一時的に絶望的な気分にならざるをえない音楽です!かといって人生を投げ出すわけにはいきません。そして思い至るのは、厳しく暗澹たる日常の中に小さな幸せがあるのかもしれない、ということです。もしかしたらそんな平凡で代わり映えのしない、時には腹立たしいようなものこそが本当の人間の幸せの正体かも知れません。

作曲家のカール・オルフはドイツの作曲家で、ストラヴィンスキーの弟子でもありました。原始主義を思わせるような激しいリズムと驚きの和声を使用しています。コーラスも打楽器的に使われているところが多々あります。また印象派、特にドビュッシーを思わせるような和声も響きます。さらにグレゴリアンチャントやこれ以上ないようなピュアな和声、旋律線を使用した曲も。最初から最後まで1小節も退屈なところのないスゴイ曲です。アドレナリン出まくりです。私はメシアンの曲を聞くと共感覚がマックスに働きますが、カルミナでも大忙しにその機能が働いていました。

良い音楽は多くのこと私たちに考えさせます。それによって逆に具合が悪くなることもあるでしょう。でもそれに立ち向かって歩んでいく精神的にタフなアタシでいたいと思いました(笑)。
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上野の桜の下で物を思う。
6時間の空き時間を利用して(嫌味)。
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by komaiyuriko | 2010-04-15 23:43 | 文化・芸術

こんにちは、上演時間約5時間のオペラの稽古場におりますユリでございます。
作曲家はもちろんワーグナー大先生。
稽古場では、いかに待ち時間を楽しく過ごすかが競われています。

カードゲームで盛り上がるテーブル、ただただおしゃべりに明け暮れるテーブル、健康のためにヨガのレクチャーをするテーブル、等々。私のテーブルには6人いて、皆様グルメなお料理自慢の方ばかり。場所柄(桜の咲き誇る上野公園の入口、東京文化会館)も手伝って、テーブルの上は素晴らしくゴージャスな皆様の手作りお料理がズラリと並びます。まさにお花見と化しています。ここに桜とアルコールのないことが不思議な位です。
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そんな夢のようなテーブルを前に、私たちは1幕が終われば「1幕の打ち上げ」と称して食す、2幕が終われば「2幕の打ち上げ」と称して食す、3幕前に大休憩が入れば、「3幕の前祝い」と称して食べまくっています。まさにエンドレス暴食です。

ヨガチームのお姉様たちの呆れた視線が我等のテーブルに注がれます。親切なお姉様方は、私たちに色々な説明をしてくれますが、それをお菓子を食べながら聞いている私たちの馬鹿さかげ。

これではいかん!と休憩中お散歩に出た私ですが、楽屋に戻ると私のテーブルの上に
こんな差し入れが!

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素晴らしい。もはや神々しいです。記念碑的な輝きを持った、みはしの「いちご白玉あんみつ」です。

こんな素敵な運命には抗わず、無力に、そしてどっぷりと浸りたいと思います。
ビバ・ワーグナー(笑)。
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by komaiyuriko | 2010-04-02 12:42 | 徒然なるままに