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27日にティアラこうとうで“フランス音楽を聴きに行こう!”シリーズvol.3を無事に終えましたユリ&まりです。

当日は小雨が降りしきる中、わざわざ会場に足をお運びくださった多くの方々に心から感謝申し上げます。

とりあえず、3か月に1度行ってきたこの“フランス音楽を聴きに行こう!”シリーズは幕間休憩へと入ります。次回は9ヶ月後の11月4日の木曜日に第4弾として、フランス人ピアニストで大学教授のL.リヴィエールさんをお招きし、パワーアップして再開致します。その時までもう少々お待ちくださいませ。そしてこのシリーズをどうぞお忘れなく!

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第1回目からこのシリーズを取り仕切ってくれました、ソムリエ・デュ・コンセールのタカシ君。彼の素晴らしい響きを持つ声は、観客を魅了してやみません。歌手じゃないのがウソみたい?!

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こちらも第1回目から会場の切り盛りをしてくれたユリの高校・大学の同級生、(右から)マイコ&牧。一番左にいらっしゃるのはミュジーク・ア・レーズの代表(笑)。陽気でしょ?!彼女たちは長年ピアノデュオを組んでいて、6月に彼女たちと私たちの4人でコンサートをすることになっています(6月12日(土)16時開演、すみだトリフォニー)。仕事のできる、そしてユーモアに溢れ、心底優しい友人を持つことは、コンサートを成功させる一番のカギです。本当にありがとう。

さ、いつもの小芝居タイム。
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バロック唱法を実演中のまー。
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「私を働かせる気?!」
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「聞いていても歌っていても泣きたくなるような歌ね!」

たまには歌も歌いましょうか!
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メンデルスゾーン中~(推測)
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シューマンの「夜に」
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ラロの「踊ろう!」

最後は、メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」から、ナント出演者全員による4重唱で締めくくりました。
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タカシ君、岩撫さん、お見事でした!天晴れ!

それではまた11月に、また“フランス音楽を聴きに行こう!”シリーズでお会いしましょう!
ア・ビアントー!!
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by komaiyuriko | 2010-02-28 21:51 | コンサート

目と心の保養に

どーも、ユリです。
今日は東京春一番でしたね。スゴイ風だったもん。せっかくセットした髪の毛が台無しってくらいに音を立てて吹きすさんでいました。大した髪型じゃないけどね(笑)。

さて今日は、今年の夏に行われる「夏休みモーニングコンサート」の打ち合わせに東京文化会館に行って参りました。―さりげなく宣伝。8月3日(火)の11時から東京文化会館でコンサートをしますからね、早めに手帳に書いておいてくださいまし― ホントに文化と芸術の街、上野って素晴らしいですよねー。文化に来たなら絶対どこかの美術館に行かなきゃっとばかりに美術館案内の前をウロウロ。実は観たいなと思っている美術展が私の中では3つに絞られていました。東京国立博物館での長谷川等伯展、東京都美術館でのボルゲーゼ美術館展、そして国立西洋美術館でのフランク・ブラングィン展。それらのチラシを熟読し、さて、どれに行ったでしょうか?!「いくつだと思う~?!」に見られるキャバ嬢のような質問しちゃったー!!
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正解は長谷川等伯展でしたー。

こちらの美術展は、広告を見た時から行こう!と決めていました。
だって見て、このチラシ。衝撃っ!
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そしてこのキャッチ。

かっこいいからアップにしちゃう。
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ひょぇ~~~!!!参った!このチラシを見たら行かずにはいられません。

平日の昼間にしては混んでいました。休日だと相当の賑わいでしょうね。今回はディスプレイの仕方が素敵でした。同じ会場で阿修羅展を見に行った時は、正直イマイチな感じは否めませんでしたが、今回は大当たりです!序破急っていうのかねぇ。やっぱり美術館って展示の仕方でその効果は変わりますよね。今回は素晴らしいですよ、ふふふ。

あー、どうしても言いたい!パリのグラン・パレで観て大感激だった「海のエジプト展」というのがあります。私が帰国した後、そのエキスポジションも横浜にやってくるというので、もう一度あの感激と興奮を!と思って行ったのですが、その展示方法のおかげさまで興奮度数マイナス80%ということがありました。やっぱり同じ内容でも構成って大切だなと思います。言っちゃった。

仏画師だった彼が上洛とともに人物画や花鳥図を書いていく変遷も分かり、とても充実した内容でした。仏画と花鳥画は大変心を奪われました。人物画の部分はさっさか歩きました。そして水墨画の松林図屏風では、今までに彼の作品を味わってきたからでしょうね、その濃淡というかぼかし具合にハッとさせられました。

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遠近法(と書くと雰囲気が壊れますが)を、その構図だけでなくぼかしで見事に表現したのでしょう。霧の立ち込める松林の匂いがするような素晴らしい作品でした。正直、水墨画を見て「ああぁ。」と思ったのは初めてです。歳を取ったのかな。だな。

巨大な涅槃図は印象的でした。
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さすが仏画師。曼荼羅もカードがあったら欲しかったのに残念ながらありませんでした。鬼子母神がテーマになっている作品も多かったように思います。その時代、能登の方では篤く信仰されていたようです。私も好きなテーマだけど。中学1年生の社会科自由研究のテーマ「黒塚と鬼女伝説」。懐かしい(笑)。なんか賞獲りました。いえい!

私が好きになった作品は「花鳥図屏風」でございます。
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お見事。
これはカードなので、切って折ってオリジナル屏風にしたろっと。

美術館を出て、春一番が吹きすさび、陽気とともに薫る春の匂いを嗅いだ途端、「そうだ、京都に行こう!」とJRの宣伝文句を一人ごちてしまったのでした。桜の高台寺に行きたいなー。
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上野の梅はもう八分咲き。

ではみなさん、ご機嫌よろしゅう。
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by komaiyuriko | 2010-02-26 11:30 | 文化・芸術

~image~

こんにちは、ユリです。
今日は来月6日にあります『ベルエポックの詩神たち』と題したコンサートのG.P.でした。

このコンサートは、フランス音楽の中でもマラルメ、レニエ、ルイスといった象徴派の詩人たちからインスピレーションを与えられ作曲された作品を紹介するコンサートです。フランス音楽の精髄をご堪能頂ける内容です。

プログラムは…
ドビュッシーの「古代の6つのエピグラム」(ピアノ1台4手)、フルートとピアノのデュオ「牧神の午後への前奏曲」、ソプラノとピアノで「ビリティスの3つの歌」、そしてラヴェルに移り、ピアノソロ「水の戯れ」、シュミットの「ほたる」、ルーセルとゴベールそれぞれの『雨に濡れた庭』(ソプラノとピアノ)、ルーセルとカプレそれぞれの『秋の夜』(ソプラノとピアノ)、最後にラヴェルの『高雅で感傷的なワルツ』(1台四手)でおしまい。うっとりするようなプログラムでしょ(笑)?!

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全ての曲に解説が入ります。解説は私のピアノを弾いて下さる市川景之さんとピアニストの鶴園紫磯子先生。そのお話が物凄く興味深いの!いわゆる“こんなこと言うんだろうな~”的な予測できるお話ではなく、その時代を垣間見たかのようなお話なのです。文学、美術、社会、そして日本の文化人との関係など、全てに精通しているお話で、メモを取りたい衝動に駆られました。しかもさすがにお二人ともフランス生活の長い方々です。言葉の選び方やフレーズが詩のようなのです。『詩人でしょ、先生』と独り言でツッコんでおきました。G.P.が終わった途端に『これ、いいコンサートですねー』と、ファンのように発言してしまいました(笑)。

やっぱりフランス音楽は音色だなーと確認したG.P.でした。鶴園先生のピアノが奏でるのは、「音」ではなく映像~image~でした。色彩や三次元的な動きを感じる音楽でした。音楽を離れると茶目っ気たっぷりの素敵な先生でした。

日時は3月6日(土)17時開演、会場は永福町のソノリウムです。全席自由2500円です。

クルト・パイユのスタイル(フランス音楽エンターテイメント!)とは全く違うコンサートですが、かなり面白い(interestingね)コンサートであることは間違いありません。

ご興味の方はご連絡下さいまし。komaiyuriko@gmail.com
ではー!
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by komaiyuriko | 2010-02-24 15:08 | コンサート

南の島のカメ、ラ小僧

こんばんは、ユリです。
この寒い2月に、ナント沖縄に行って参りました~。ハイサイおーじさ~ん♪

那覇、石垣島、そして西表島を巡り、3泊4日もしてきました。平日にこんなに時間が取れてしまう私ったら自由人。

まず初日の那覇の夜。琉球宮廷料理を頂きました。(この日記、島めぐりグルメ日記になりそうな予感)首里殿内という素敵なお店です。
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お店の前は名勝石畳でございます。
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何を食べても珍しいやら美味しいやら。お気に入りは、豆腐よう。チーズを食べているようで美味。そしてぐるくん唐揚げです。
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翌日のランチは沖縄最大の市場、牧志公設市場へ向かいました。
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1階は400店舗を数える鮮魚や精肉市場。2階は沖縄料理を食べさせてくれる食堂になっています。1階で買ったものを2階で調理してもくれます。下の市場では、早速私の目を捉えて離さないような色とりどりのお魚が並んでいます。
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毒持ってないよね~と言いたくなるようなお魚たちばかり。

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ぶたちゃん。沖縄の人はブタを余すところなく食すそうです。

さ、今回の旅のリーダーがすっごいのを手に入れたようだから食べに行こっ!
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2階も賑わっています。

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伊勢海老とゾウリエビです。もはや怪獣。
ちなみに内緒だけど、このゾウリエビ、一尾7000円もします。
お刺身を食べて、その後はお味噌汁になって戻ってきました。
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このお味噌汁、第1位です。素晴らしい香りです。思わず、『ばらの騎士』のオクタヴィアンとゾフィーの2重唱“このばらは天上の薫りがします”の部分を歌ってしまいました。
バラじゃなくてバカだねー。

その日は那覇から石垣島に移動しました。ホテルがまた素晴らしいの~。もう出かけたくない衝動に駆られます。
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さて翌日(駆け足日記)。旅のメインイヴェント、西表島に参りました。石垣島から高速船で40分です。実は私、乗り物という乗り物があまり好きではないのです…。なのに船って。高速船で海が荒れていると、ジェットコースターに乗っているようなものですよ、と知人に脅かされ、もうお船を想像しただけで、気持ちが悪くなれるくらいのイメージトレーニングが強化されていました。同行した友人は「そのとり越し苦労やめたら~?」とあきれるほど。でも大丈夫。アネトンニスキャップという超強力酔い止めを飲んだから。
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海は荒海~(涙)

しかしこのお薬、とても効くと共に猛烈に眠くなるらしいのです。しかも12時間持続。ウィーンのソプラノのぞちゃんはアネトンの効果をこう語ります。

「スキーに行ったのに、アネトンを飲んだためにスキーどころではなく、食事をしていてもそんなのどうでもいいからもう寝たい!という気持ちになったほど。」

だめじゃん。

ピアニストの岩撫さんはこう語ります。
「モンサンミシェルに行った時に飲んだけど、バスも爆睡、やっと着いたモンサンミシェルでも、もう眠たくて眠たくて、何のために来たんだか分らなかったくらい。」

全然だめじゃん。でも怖いから飲んじゃう。

結果は、恐ろしいほど揺れましたが、全く酔いませんでした。「ありがとう、アネトンー!!」
そして心配された眠気も全くありませんでした。その日の夜まで眠気は訪れず、22時になって「薬切れたぞー!」と友人に言うと、「ゆりちゃん、全然お薬効いてなかったね。」と苦笑されました。もちろん夜更かし派なので3時頃まで眠たがる友人をたたき起して遊びました。※言っておきますけどアネトンは効きますからね。営業妨害じゃなくて、むしろ宣伝。

そんなことはどうでもいいのです。西表島をレポートしなくては!
この西表島、天然記念物である、イリオモテヤマネコの生息地として有名です。島に入るや否いや、ヤマネコ一色です。
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ヤマネコとの共存のために人間が気を使っている感じ(汗)。

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こちらの写真にあるK-4という印、何だと思われます?この道路の下には、ヤマネコ専用道路があるんですって!ヤマネコが「あ、これ、自分たちの道路だ。」と気付くのでしょうか。
謎が一杯。

天然記念物保護センターに立ち寄りました。するとどうでしょう。ヤマネコの目撃情報がマップになっています!
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何とこちらは事故の情報。もちろんヤマネコのね(笑)。
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そしてこちらがイリオモテヤマネコですー。可愛いですね。大きさは飼い猫と同じくらいと書いてありました。すごい大きさ表現。
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天然記念物過保護センター(得意のイロニー)を出て、今度は由布島へ行きます。
水牛車に乗ってみたかったんだー!
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おじさんが三線で沖縄民謡を歌ってくれます。まるで最上川舟下りです。

あれ、人が歩いてる。
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あれを見たら、私たち、何やってるんだか!って感じになっちゃいますよね(汗)。
そして何より寒かった。雨風にヤラレマシタ。でも風流だった!

その日、石垣島に日帰りし、翌日はまた那覇へ移動。先日食べ損ねた貝とカニを食べに、また牧志公設市場へ向かいました。
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夜光貝のさしみとニンニク醤油炒め。

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ノコギリガザミの甘酢炒めと塩ゆで

ねー、グルメ日記になっちゃったでしょ。
夏に行ったらまったく印象の違うところだろうな、と夢想するのでした。
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by komaiyuriko | 2010-02-23 03:36 |

♪ジョワイユーザーニーヴェールセール~!

リエゾンしてみたユリです、こんばんは。
さーちゃん日記の通り、ヴァレンタインデーの今日は、田中麻理の誕生日。
覚えやすくていいでしょ?!
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お誕生日記念に、マイ・ラブ・メシアン様と我らがフランシスと共に写っている写真をプレゼントしましょう。

そしてさーちゃん!
まーちゃんがパリでヴレ・芋煮を作ってくれた時の写真ですよ!
(ごはんですよ!みたいになってるね、もしくは時間ですよ!)
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本当に人参は入っていないね。でも私とさーちゃんは≪料理は彩り!≫がモットーの人だから人参入れよっ!懐かしいね、夜中に再放送の「今日の料理」を見ながら、その彩りの悪さに大爆笑して眠れなくなった夜が!

それにしても、とてもパリとは思えない食卓…。南部鉄瓶まであるよ(-_-;)
しかもここは我らの家ではなく、まーが居候していたパリジェンヌのおうち。

さーちゃんの時は闇鍋ならぬ闇煮だったようです。さすがパリ。アクシデントの連続です。その点、日本はいいなー。ちゃんとしてて。考えられない事態が起こらなくて(笑)。

ちなみにこのヴレ・芋煮会は、マチネで行われたので暗闇に脅かされることなく開催できました。
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ヴレ・芋煮の母、まーと、今はパティシィエのひっとみー、そしてキャオルと。

色々思い出して懐かしくなっちゃった!でも「カルペ・ディエム」の精神で今を充実させなくちゃ。
とにかくまーちゃん、健康でね。心も体も健康で、今まで通りみんなで面白可笑しく生きていきましょう!なんてったって私たちは『スプリーンから身を守る相互保険会社』の設立メンバーなのだから!

まーちゃん、お誕生日おめでとう!
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by komaiyuriko | 2010-02-15 01:56 | 徒然なるままに

おこんばんは、ユリです。
節分コンサート(そんなタイトルではなかったけど!)、無事に終わりました。
会場まで足を運んで下さった方々に心から感謝いたします。
楽屋で恵方巻きをきちんと西南西を向きながらほおばった甲斐あって、会場はほぼ満員でした。学生時代にお世話になった先生方が多くいらしていて、お会いした時には驚きの連続でしたが、再会できて本当にうれしかったです。
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その日はとても寒い日で、帰り道には小雪が舞っていました。
ちなみにどれが私でしょうか(笑)?!
正解は左から4番目のずば抜けて小さい茶色い子。こうして遠目で見ると、佇まいが母に似ていることに気付きます(笑)。

今日はうってかわって暖かい一日でした。陽気に誘われて、板橋くんだりから中野区の哲学堂に、アロンゾ・ジャポン(日本での我が愛車:もちろん自転車)と行って参りました。パリのアロンゾは元気かな。あー、突然悲しい気分になって来たー(涙)!アロンゾとはいつも一緒にパリ中を駆け巡っていました。帰国の際に、大事にしてくれそうなピアニストの男の子の家へ養子に出しました。彼と仲良くしているといいけど。しくしく。
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パリの部屋の玄関 ~アロンゾを偲んで~

今日は晴天なのに雨の匂いのする素敵な日でした。
雨の匂いと静けさは大好きですけれど、実質的には濡れたり、傘をさすのが面倒なのでどちらかというと嫌い。でも今日はその良さだけを味わえた特別な日でした。

アンリ・ド・レニエの『雨に濡れた庭』という詩があります。雨の匂いが感じられる静かで内省的な詩です。ここにご紹介。拙訳。

窓は開いている;
雨が細やかに
音もなく ひとつぶひとつぶ
新鮮で眠れる庭の上に降っている

雨は一葉、一葉、目覚めさせ
木の埃を落とし緑色に戻す
ぶどう棚はまどろみながらも
壁にからみついているようだ

草は震え、
生温かい砂利は音を立てる
その砂と草の上に 
わずかに足音が聞こえるような気がする

庭はひそかにこっそりと
静かにざわめき、おののく
驟雨が一目、また一目と
地面と空を編んでいく

雨が降っている 
そして目を閉じて聞いている
濡れた庭が、私が心の中に作った影に
水滴を落とすのを

レニエはベル・エポックの詩人です。3月に、ベル・エポックの詩人(マラルメ、ルイス、レニエ)の作品からインスピレーションを得て作曲された曲を集めたコンサートがあります。かーなーりー、マニアック!共演者は皆様、パリで活躍された方ばかり。場所は永福町にあるソノリウム。こちらは音響学の専門家と建築家が手を組んで作った、室内楽専門のホールです。
このホールには以前から興味津々。楽しみです。

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私が歌うのは、ドビュッシーの『ビリティスの3つの歌』、ルーセルとゴベールによる『雨に濡れた庭』、そしてルーセルとカプレによる『秋の夜』の計7曲。

もし、チラシをご覧になってご興味を持たれたフランス音楽ハイパー上級者の方がいらっしゃいましたら、是非ご一報ください!ご案内いたします。ただ、コンサートは解説(お話)がつくようですので、ご安心くださいませ(笑)。

フランス芸術マニアの世界を垣間見たい人、必見です。フフフ。
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by komaiyuriko | 2010-02-09 00:34 | 文化・芸術

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ジャジャーン!
結成から5年、ついにクルト・パイユが表紙に登場(涙そうそう)。

アップにしたろっと。
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新しく始まるパルテノン多摩主催、水曜サロンコンサートが紹介された冊子です!
パルテノン多摩News 2月号

それぞれソリストとしての活動があっても、こうしてクルト・パイユとして扱われると、嬉しいものですね~(しみじみ)。

“クルト・パイユ”コンサート
6月30日(水)13:30開演 パルテノン多摩


是非、ご来場くださいませ。あの伝説のオリジナルオペレッタ『軽い女たち』を再々演致します。
毎回、改訂されるこの落ち着きのないオペレッタ、今回は今までの最もくだらないところを中心に取りあげました。乞うご期待!
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by komaiyuriko | 2010-02-06 21:37 | クルト・パイユ

こんにちは、なにかと分類したがりのユリです。
今、シュールレアリスムの詩について勉強しなくてはいけなくて焦っています。私は昔から好きなピリオドというか芸術運動の流れなので楽しいのですが、自主的に勉強するのは楽しくても、やらなければいけない、というのがいや~な感じ。

シュールレアリスムといえば、アンドレ・ブルトン、ルイ・アラゴン、ポール・エリュアール、ギョーム・アポリネールなどがぱっと頭に浮かびます。美術だったらルネ・マグリット、サルヴァドール・ダリ、ポール・デルヴォーなど。でも日本におけるシュールレアリスムについてあまり深く考えたことはありませんでした。詩人で、ぱっと閃く人がいなかったからかもしれません。でも美術の分野では、シュールレアシズムの巨匠、古賀春江がいます。私の好きな画家ではもはやないですね、私の恋する画家です。驚きと称賛をもって彼の絵にはくぎ付けになります。

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「窓外の化粧」 私の携帯待受け画像(惚) 神奈川県立近代美術館蔵
※絵画全体の一部です。

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代表作「海」 国立近代美術館蔵
※全体の一部です。

彼の『牛を炊く』という詩画集がどうしても欲しいと思っています。でも廃版で、古書屋さんにはあるのですが、1万5,6千円するんですよ。安いと言えば安い、高いと言えば高いでしょ?「買うべきか諦めるべきか、それが問題だ」です。ま、買うだろうな。何かの記念にしようかな。←お金を使うことへの言い訳。

彼は自身の絵に詩を添えることが多い画家でした。私が圧倒的に好きな「窓外の化粧」にも詩が添えられています。印象的なフレーズは

過去の雲霧を切り破って
埃を払った精神は活動する
最高なるものへの最短距離

まるで日本のアラゴンです!

安易な方法でシュールレアリスムについて調べてみると、
作家では安部公房らしいです。私はなぜかあまり好きではありません。中学生の時に『壁』を読んでからなんとなく嫌い~。あ、そういえば、ハルキストであるパリのキャリアウーマン(現在は帰国)のゆきちゃんが、私のために春樹作品について講義してくれたことがありました。私がどうしても夢中になれないと言ったもので。すると安部公房の辺りに分類されるんじゃないの?という話でまとまり、あー、だからあまり好きになれないんだーという結論にいたった“2人カレーパーティー”がありましたね、ゆきちゃん(笑)。

日本が誇る漫画の分野ではつげ義春らしいです。こちらは大好き。『ねじ式』には熱中したものです。あ、私の大好きな浅野忠信主演で映画もありましたね。学生時代、夢中で観ました。ステキだった。でーもー、例えば『ねじ式』をシュールレアリスムに分類しちゃうと寺山修司はどうなるの?!幻想文学に入るのでしょうか。いや、違うなぁ。寺山修司は寺山修司という分類なんでしょうけど、気になる。なんだか分からなくなってきちゃった。

誰か、教えてー。(でた、他力本願)
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by komaiyuriko | 2010-02-01 14:17 | 文化・芸術