<   2009年 07月 ( 3 )   > この月の画像一覧

こんにちは、ユリです。

先週、啄木先生や賢治で有名な岩手県に行ってまいりました。盛岡で開催されたリサイタル第2弾のためです。何故ってアタシの故郷だから!実際は父の故郷ですけれど(ということは私の故郷でもあるわけです。)。

今回はほぼ1週間の滞在です。こんなにゆったり盛岡を訪ねるのは初めて。
空気は綺麗で山も川もそこに住む人々も美しい。盛岡とはそういうところです。

初日は奏恵ちゃんと共に夕刻に到着しました。早速散策です。夏だというのに寒かった~。
c0182125_134518.jpg
北上川と岩手山

さて次の日は何とリサイタルの宣伝のためにテレビ出演がありました。これもリサイタルを主催して下さった方のお力。なんだか家でテレビを見ているかのような感覚で1時間半も出演。
c0182125_1342486.jpg

生放送の緊張感漂うスタジオとそこに働く方々(プロデューサーやカメラマン、そして出演者の方々)の、リラックスして楽しんでおられる様子がアンバランスなほどで、私もつられて緊張よりも楽しく終了することできました!

さてさて次の日からはリサイタルまでビッチリと稽古です!親戚のおうちをお借りすることになり、毎日2人で通いました。伯父のおうちで稽古をし、隣にある叔父のおうちで油を売る日々。毎日本当に楽しかったです。奏恵ちゃんはさすがピアニスト。毎日何時間も練習をします。ピアノから離れません。私はその間、おじやおばとお散歩をしたり、お茶を飲んだり、買い物に行ったり、本を読んだり、マッサージチェアでテレビを見たり、はたまたいとこのおうちを突撃ご訪問したり。素敵な時間でした(惚)。
c0182125_1345390.jpg
伯父のレッスン室で朗読の畑中美耶子さんと(伯父は畑中さんの高校時代の音楽の先生です!)。

そんなわけで、盛岡の御親戚には毎日本当にお世話になりました。これでリサイタルへ向けての準備も万端ですっ!当日は激しい雨の予報でしたが、スーパー晴れ女である私の盛岡リサイタルに賭ける意気込みが通じ、雨雲はどこかへ消えてしまいました。大勢のお客様とともにリサイタルの開演です!
c0182125_1351195.jpg
1部のカフェセットで。
c0182125_1354020.jpg
2部の模様。

1部は畑中美耶子さんがインタビュアーとなり、パリの話やフランス歌曲の話をカフェ風のセットの中で繰り広げます。さすがはプロ、楽しい時間でした。続いて、彼女の朗読とラヴェルの「博物誌」の始まりです。白眉は畑中さんによる盛岡弁“かわせみ”の朗読です。盛岡弁は素敵な言葉です。エレガントでありながら温かみがあります。“かわせみ”は「博物誌」の中で一番好きな曲でした。それをお客様にも特に親近感を持っていただくことが出来て私も幸せでした。

そして無事にリサイタルは終了。打ち上げですー!
c0182125_136392.jpg
この打ち上げは、父の高校時代の同期会が主催して下さいました。
c0182125_136203.jpg
実は朗読をして下さった畑中さんも父の同期生。知的で美人、センスもエスプリも抜群の彼女は、彼らのマドンナ的存在だったようです。大人になっても君付けやちゃん付けで呼び合う仲間たちをとても微笑ましく感じると共に、こうして友人の娘のためにこんなに多くの方がご尽力くださったという事実に深い感謝を覚えました。

東京でのリサイタルの後はもちろん多くの方への感謝と爽快感、そして終わってしまったことへのうっすらとした寂寥感を味わいましたが、盛岡でのリサイタル後は激しいノスタルジーを感じ、後ろ髪を引かれる思いでした。きっと盛岡という土地と人のせいです(カミュ的な感じで)。

今後もさらに雨ニモマケズ、風ニモマケズ…の精神で精進していきます。

ありがとうございました!!!
[PR]
by komaiyuriko | 2009-07-23 16:48 | コンサート

こんにちは、ユリです。
先日盛岡でリサイタルをさせていただきました。盛岡でのリサイタルは格別な思い出になりました。詳しくはまた次回(笑)。

今日は来週に迫りました“東京芸術劇場 ソプラノ×パイプオルガンコンサート”の合わせの模様をお伝えいたします。

まず芸劇の楽屋から入り(私は芸劇の楽屋が大好き。まるで高級ホテルのようなのです。住めます!)、高い高いオルガンブースへてくてくと登って行きます。入り組んだ秘密の塔を登って行くような感じです。すると機械室のような小さな部屋へ出ます。なんとこれがオルガンの心臓部。そして扉を開けると巨大なオルガンが御座います。

写真は会場から撮ったもの。バロック面です。荘厳の一言。
c0182125_224779.jpg


オルガンの横に立ってみると相当高く感じます。策というか手すりが心なし脆いような気がしてきます。最初は目が回りましたが徐々に慣れていきました。意外と高所が苦手なのかも(笑)。

オルガニストさんのお仕事は大変です。まず音を作る所から始まります。これが大変な作業です。それぞれの方の感性で音を作っていくようです。というのはオルガンにはまるでオーケストラのようにいろいろな楽器の音が組み込まれています。楽器の名前の書いたストックが鍵盤の周りにたくさんあります。それを選び、音を重ねて行き、そしてそれをオルガンに覚えさせるわけです。パソコンにデータをインプットするのと同じ要領で。私は隣でポケッとしているだけでしたので、大変興味深く拝見させて頂きました。

実際にオルガニストさんが座る鍵盤の部分。バロック面。
c0182125_23972.jpg


そしてバロック面の歌との合わせが終わったところでモダン面に回転です!!先ほどの心臓部にある機械のスイッチを入れると、3つの回り盆(両側のパイプの部分2つと中央の鍵盤の部分)が回転し、超モダンスタイルのオルガンが現れます。ダーン!
c0182125_252286.jpg


こちらが鍵盤。5段もあります。足の鍵盤もありますから計6段。
c0182125_234381.jpg


見上げた感じで撮ってみました。
c0182125_21443.jpg
岡本太郎の太陽の塔みたい。

オルガンの周りをお散歩し、背中合わせの部分を激写!
c0182125_235839.jpg
特に大したことない写真に見えますね(汗)。でも本物はスゴイの。携帯カメラだと臨場感が湧きません。とほほ。

夏の子供体験教室のような気分で楽しい合わせをさせて頂き、大変満足した夜でした。でも私の目線から見える、高くて怖い広がりのある会場の写真も撮ればよかったとほんのり後悔しました。機会があればまた今度!

では!
[PR]
by komaiyuriko | 2009-07-21 14:32 | コンサート

パイプオルガンと…

こんにちは、ユリです。
突然ですが、急遽コンサートに出演することになりました(笑)。

c0182125_21453182.jpg


東京芸術劇場には世界に誇る3種2面のパイプオルガンがあります。しかもフランスのガルニエ製です。3種2面というのは、2面で3種類のオルガンがありますよという意味。つまり、片面にルネサンス・オルガンとバロック・オルガン、そしてその反対側、背中合わせの部分(ぐるっと回転させるのです!)にはモダン・オルガンが存在しています。しかもそれぞれのオルガンの調律法が違うのです。まったく驚きです。ルネサンスはミーントーンといって467Hz、バロックは古典調律で415Hz、そしてモダンはほぼ平均律で442Hzだそうです。簡単にいえば、ルネンサンスは半音高く、バロックは半音低い、モダンは現在の調律とほぼ同じということになります。

私も芸劇に2面あるのは存じ上げておりましたが、3種類もあるとは想像したことがありませんでした。ルネサンスとバロックは同じ面ですが、ボタンを押すとオルガンの中身だけがガラッと変わるのだそうな。

今回はこれら3つのオルガンを、オルガニストの勝山雅世さんがお弾きになります。想像しただけで神業です。バッハの「トッカータとフーガ」といった超有名なものから、私の愛するメシアンまで弾いてくださいます。今からワックワクです。私はその中のバロック・オルガンとモダン・オルガンの2面で歌わせていただきます。

バロック面では
ヘンデル:オペラ『ジュリアス・シーザー』から“つらい運命に涙はあふれ”
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」から“大いに喜べ、シオンの娘よ”
の2曲。今年はヘンデルイヤーなので記念して。

そしてモダン面では
フランク:天使の糧
フォレ:「レクイエム」から“ピエ・イエズ”
メシアン:「ミのための詩」から“叶えられた祈り”
の3曲です。

夏の日曜日の昼下がり、普段あまり聞くことのできないパイプ・オルガンの荘厳で優麗な音色に耳を傾けてみるのはいかがでしょうか?

7月26日(日)14時開演

東京芸術劇場ホリデーコンサート
~ソプラノ×オルガン~

東京芸術劇場
 (JR池袋駅 徒歩1分) 入場料:ビックリ価格500円!

詳しい情報はコチラ→ ソプラノ×オルガンコンサート

では~。
[PR]
by komaiyuriko | 2009-07-04 00:31 | コンサート