カテゴリ:オペラ( 15 )

お盆休みにコンサート

8月16日、18日とお盆の真っただ中ではありましたが、内幸町ホールにて、赤ちゃんOKの子供コンサート、そして真夏の夜のリクエストコンサートが開催されました。

“音楽のおもちゃ箱”と題された子供コンサートでは、オペラ『あまんじゃくとうりこひめ』を上演しました。このオペラは、小学校公演として、すでに初夏から東京の小学校を廻っております。そのメンバーに加えて、今回はじっさ、ばっさ役をお願いし、フルメンバーにて臨みました!
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初めての顔合わせメンバーとは思えないほど息のあった演技をみせる私たち(笑)。最高に楽しい本番でした。

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1部は子供の歌を歌うコンサート。バスの歌。

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こどもダンサーズと一緒にダンスを披露。

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じっさ、ばっさ、うりこ家族。仲睦まじいのよねぇ。

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とのさんと家来はむちゃくちゃ良い味を出しています。傍にいて笑ってしまうほど。

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おら、機おりしたいだけなのに、うりこがジャマをするー、イー。

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イラっとしたから、つかまえちゃう!

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うりこひめこぁ、あまんじゃくだーー!にげれ~、にげれ~!

この公演には私の高校、大学時代の同級生がたくさん観に来て下さいました。彼女たちは、この最後の写真をみて一言。
「ユリのところ、拡大して、よーく見て、爆笑して、保存した!」

そして、カーテンコール中には、男の子がステージのヘリまで駆け寄ってきて一言。
「巻き戻して!」
(面白かったので、巻き戻してもう一度最初からやって、という意味だって。きゃわゆ過ぎる!)

二日後のリクエストコンサートは、満員のお客様に迎えられ、またもや調子に乗ってハモンドを披露してしまいました。
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今回はタンゴが二曲もプログラムに選ばれましたので、ハモンドが唸ります。
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真珠採りのタンゴ

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はい、ドヤ顔。

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ヴァイオリニストのお二人の衣裳は、それぞれ、おばあちゃま、お母様の手作りだそう!私の赤いドレスだって、お母さんがオーストラリアのワゴンセールで買ってきた代物だもん!

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月の砂漠を熱唱中。

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またハモンド吹いちゃった。アルゼンチンダンゴの「ラ・クンパルシータ」。ホント、思い切ってハモンド買って良かった(笑)。

素晴らしいヴァイオリニストお二人とのアンサンブルは悦でした(笑)。そして脇を固めますは、お馴染みのデルフィーナスのメンバー。
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楽しい共演者の皆さまで、演奏中も楽屋も袖も打ち上げも、笑いっぱなしの一日となりました。
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打ち上げでは声嗄れたわ(笑)。


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by komaiyuriko | 2013-09-17 20:51 | オペラ

涼しくなったのも束の間、台風のせいでしょうか、なんだか蒸し暑いですね。これはまだまだ残暑厳しい9月中旬のお話です。

私、初めて学者さんの世界に足を踏み入れました。今年生誕300年を迎えるジャン=ジャック・ルソーの国際シンポジウムにお呼ばれしたのです。いつからそんなに偉くなったのかしら。
あ、歌だって!歌で呼ばれたみたい。そういえば、ルソーの研究してなかったわ。

ルソーさん、哲学者、思想家としては世界的に大変有名ですが、実はオペラを作曲しているのです。タイトルは『村の占い師』。モーツァルト作曲のオペラ『バスティアンとバスティエンヌ』の原作として有名でもあります。以前、峯島のぞちゃんwithアイゲンアートミュージックの皆様と、モーツァルトの『バスバス(と略します。)』を上演したことがあります。そのご縁で、今回はフランス語上演ですが、ウィーン在住ののぞちゃんと、占い師役にその時と同じく俳優の梅里アーツさん、そしてピアニストは我らの岩撫さんで臨ませて頂きました。
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それがー、結構大変だった!
まず、楽譜を手に入れるのに時間がかかりました。オーケストラ譜とソプラノ記号で書かれた楽譜はすぐに手に入ったのですが、現代譜によるピアノ&ボーカルスコアがありませんでした。それをフランスに発注、それが手元に届くまで長いこと。こういうところがフランスです。それから、本来バリトンの役である占い師を俳優さんに演じてもらうための台本書き換えがスタート。今回、上演の機会をくださったルソーの研究家、永見教授からルソーの台本を頂いていました。それと照らし合わせ、あーでもない、こうでもない、これじゃ分かりにくい、でも簡単にすると言葉の重みが薄れる…等々、久しぶりに頭を使い、やっと台本が完成。

ちなみに、永見教授は、私がパリにいた頃のパリ日本館館長さんなのです。パリにいた時から、それはもう、大変お世話になった方です。永見先生からのお話だから、絶対に成功させるぞ!という気合いばかりが先走り、知力、体力ともにその気迫に引きずられる数ヵ月でした(笑)。

今回は4人とも相当頑張りました。
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だって、会場のお客様が全員、日本はもとより海外からいらしたルソー研究家の皆様なんて怖すぎるもの!それを想像するだけで4人で震えあがり、よし、稽古しよう!の繰り返し(笑)。

案ずるより産むがやすし、会場はとても温かい雰囲気でした。
占い師という威厳のある役と狂言回し的な役を見事に重ね合わせてくれたアーツさんは、口上の部分から学者さんたちを笑わせます。出番を控えたのぞちゃんも私も、かわるがわる袖から覗き込んでは、「学者ギャグ、ウケてるよ!」などと実況中継し合いつつ、なかなか楽譜が手放せない私たち。
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オペラの最後では、手拍子が出るなど、会場の皆様が一体となってオペラを楽しみ、ルソーの精神を味わい、3日間に及ぶシンポジウムの最後の演目であったことから、祝祭的な雰囲気が感じられる最高の幕となりました。
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「頑張ればできる。」という小学生時分の教訓がよみがえりました。これから、もっともっと勉強しなければならない、と思いましたし、それら全てが血となり肉となるのだと実感しました。

オペラの様子を少しだけご紹介。
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ちょっと浮ついちゃったコランが意気揚々と街から戻ってきます。
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そんなコランに裏切られたコレットは心を痛め、占い師に相談します。そしてコランには愛していないそぶりを見せるという作戦を決行します。
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コランは心変わりしてしまったコレットを取り戻すために占い師に相談します。
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なんやかんやあったけど、お互い素直になって本心を伝えあい、許し合い、結ばれます。
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今回の見せ場、パントミーム(パントマイム)です。ルソーの思想が集約されていると言っても良い場面です。
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ボードヴィルの場面。
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オペラの大団円では会場の皆さまもコーラスに参加していただきました。「木陰で踊り歌おう!」

オペラとシンポジウムが終わると、すぐにカクテルが開かれます。これがまたフランスです。
普段は飲みませんが、この日は喜びからワインを頂きました。それがまた激美味。
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永見先生と。ダンディな先生。
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我が師匠、芹沢文子先生と。
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のぞちゃんも私も岩撫さんもお世話になっている野村陽子先生と。
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ルソー研究家の皆さまと。私のお隣のパリ第7大学の教授は、オペラの最中、一列目にいらっしゃいました。全て暗譜されているようで、歌詞を口ずさんでいらっしゃいました(汗)。プロンプできたね、彼。
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関係者の皆で。タイトル「こつぶっこ(平均身長150cm)」

素晴らしい機会を与えて下さった永見文雄教授に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。


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by komaiyuriko | 2012-09-29 23:25 | オペラ

おあつーございます。脂肪も溶ける今日この頃、皆さまいかがお過ごしですか。

この猛暑の中(笑)、滝野川西ふれあい館にて北区文化振興財団主催の「まちかどコンサート」が行われました!
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プログラム1部は、大中恩さんと中田喜直さんの大人と子供のための歌。2部は、今年1月に惜しまれてお亡くなりになった林光さんのオペラ『あまんじゃくとうりこひめ』を上演いたしました。

会場には、小学校に入る前のお子さま方と、若いお母様方、そして70年位前に幼児だった方々がおいでくださいました。振れ幅の大きなお客様層(笑)。

北区文化振興財団主催のコンサートでは、いつもボランティアのスタッフさんたちが大活躍。その強力なサポートは、他に類を見ません。会場に着くやいなや、和気あいあいとした雰囲気で迎えてくださいました。実はみなさまとご一緒に舞台を作るのは今回で2回目。前回は、北とぴあ国際音楽祭の『お料理ボンジュール』の時でした。あの時のボランティアスタッフさんの手際の良さ、細やかなお心遣い、そして舞台での名演技は忘れられません。

この度の本番では、まるで雛鳥が巣に帰って来たような安心感を味わいました。そして今回は、機織り機(本物)や、縄(本物)、あまんじゃくのカツラ(本物)など、多くの小道具をご用意くださいました。
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この機織り機は素晴らしかった!自由に動かすこともできました。うりこひめはいつもクルトパまーちゃん。素敵な機織り機を奪い合うあまんじゃくとうりこひめ。

ちなみにカツラは、ボランティアスタッフさんの手作りです。まあ、なんて発色のいいこと!
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かわいらしい子鬼のような感じになるかな、と期待してかぶってみました。するとどうでしょう。大阪の商店街で自転車を引っ張ってるおばちゃんじゃないですか!

まわりの皆さまには、「似合う、似合う!」と言われ、「豹柄の洋服が見える。」とまで言われました。あんまり私に似合うので、有難いことにカツラをプレゼントして下さいました。「次回のあまんじゃく公演の際に、とは言わず、普段からおかぶりください。」とのこと。お言葉に甘えて、私の自慢の帽子コレクションに加えさせていただきました。
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今回は、藤原歌劇団の新星、テノールの大西貴浩さん、バリトンの河村洋平さんと初共演させていただきました。彼らのフレッシュな情熱は、私に「初心忘れるべからず」という戒めを与え続けてくれるかのようでした。
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そして暑い中、駆けつけてくれた森ファミリー。
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元気で賢い兄弟“はゆ&みお”くんの妹、生まれたての“るかなちゃん”も来てくれました。
休憩中に、あまんじゃくのカツラをかぶった私と初対面を迎えた、るかなちゃん。泣くかと思いきや、歓迎の笑みをたたえてくれました。

パルテノン多摩のオペラシリーズでご一緒した長谷川光くんとお母さまも来てくださいました。
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遠かったでしょうに…。会えてうれしかった(涙)!

「あまんじゃく~」の上演中、これからやって来るあまんじゃくを予感させる林光さんの音楽が、多くの幼児を恐怖のどん底に叩き落としました。会場からは「こわい~」という声も上がっています。そこへ現れるあまんじゃく。自分的にはかわいくて、茶目っ気のある、憎めない妖怪のつもりで演じていましたが、号泣する子供たち。最終的に、あまんじゃくがうりこひめを縛り、押し入れに投げ入れるシーンでは、悲鳴にも似た泣き声が上がりました。

でもね、あまんじゃくは、機織りたかっただけなんだよ。
そして誰もが、あまんじゃくなのかもしれないよ。

あまんじゃくより


北区のみなさま、どうもありがとうございました!
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皆さんと写真撮れば良かった~(涙)!
写真は北とぴあ国際音楽祭の時の模様。


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by komaiyuriko | 2012-07-31 00:29 | オペラ

秋晴れの良い天気が続きますね。
先日、北とぴあ国際音楽祭という大変権威のある音楽祭にナント『お料理・ボンジュール!』が呼ばれました。そんなアホな、とお思いでしょう?でも本当だったのです。
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ボランティアの皆様の企画として呼んでいただいた関係で、会場受付のボランティアの皆様全員、エプロン姿という洒落た計らいでお出迎え。ご来場くださったお客様の気持ちを開場時から煽ります(笑)。

今回の1部は、世界の名曲選。「歌の翼に」や「優しき愛の歌」などをソプラノ・デュオで歌いました。しかしなんと言っても今回の目玉は福島の民謡です。大災害によって痛手を負った福島の美しい自然、豊かな大地に思いを馳せ、会場一体となって福島へのエールを送ろうということで、福島出身の作曲家、加藤邦宏さんに編曲をお願いしました。「会津磐梯山」では有名な囃子言葉を会場の皆さんと共に唱和し、大いに盛り上がりました。そして続く「相馬盆踊歌」では、その原曲と編曲の良さ、そして何よりもその歌詞に歌われている相馬の豊穣さに、会場では涙を流す方が多くいらっしゃいました。今後も機会があるごとにこの歌を歌っていこうと思います。

さて、『お料理・ボンジュール!』の上演です。
チラシもプログラム(今回はメニューですよ!)も最高にかわいいのができました!
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今回はよりテレビ番組に近づけようと、北とぴあの事業課の方々が様々なアイディアを出しながら、大変な作業をしてくださいました。ものすごく立派な吊り看板ができたり、今まで有難く使ってきたAD用カンペの老朽化に伴い、新しく一回り大きなカンペを作って下さったり、私が作った、見るに耐えないスベスベマンジュウガニの写真パネルを、綺麗にそして大きく作り直してくださったり。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
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舞台と内容も今までとはほんの少し変わり、グレードアップしました(笑)!
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ボランティアの皆様がスタジオ観覧客となって出演されたのです。これがまた素晴らしい女優揃い。男性も個性豊かな女性陣の中でいい味を出していました。今回のために追加した、オープニングの皆様だけのシーンは本当に盛り上がり最高でした。そして終盤でも活躍の場面を作りました。女優3人衆によるボケ3連発のシーン。
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怒るまーちゃん。絶妙な間といい、キャラクターといい、会場は爆笑に包まれました。

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「エンディングシーン、キュー!」
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「飲まなきゃやってられない(怒)!」
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「ウサギをワインで煮るだけ!」
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火となって襲い掛かるまーちゃん
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スベスベマンジュウガニのくだり。
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「先生!」「スズキ!」「田中です。」
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まーのバカ笑いとフランソワーズのぼけっぷり。

あ~ぁ、今回も楽しかった!
またの上演の機会をお待ちしております(笑)。

北とぴあの皆様、ボランティアの皆様、心から感謝しています。ありがとうございました。
見事に高い倍率の抽選をくぐり抜け、ご来場いただきました皆様、抽選漏れでいらっしゃれなかった皆様にもお礼申し上げます。そしてカメラマンの桑山佳佑さん、素晴らしい写真をありがとうございました。

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by KOMAIYURIKO | 2011-11-05 16:49 | オペラ

『子供と魔法』終了!

5月から地域の皆様と取り組んできたオペラ『子供と魔法』が無事終了いたしました。
燃え尽き症候群気味の今日この頃です(笑)。
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思い出されるのは稽古初日のこと。
コーラスの皆様も我らもお互い緊張の面持ちで、この先の大きな難題ともいえるオペラ『子供と魔法』にどのように取りかかっていけばよいだろうか、どのようにコミュニケーションを取っていけばよいだろうかなどと、もやもやと考えておりました。

今考えると、そんな心配、本当に無用のものでした。案ずるより産むがやすし、素晴らしい音楽によって出会えた人たちとのつながりが難しいわけないのです。

今回2回目を迎えたミュージック・シアターですが、何よりも大切にしたい親子のコミュニケーション、他者とのコミュニケーション、地域とのコミュニケーションがこの度大きく実を結んだような実感がありました。これはラヴェルの作品によって大きくサポートされたところもありますし、麻理ちゃんの長年の夢でもあったワークショップのおかげもあって、前回の『ヘンゼルとグレーテル』に比べてより充実したものになったような気がしました。きゅっと凝縮した感じ!

私がフランスに住んでいた時のこと。
一時帰国をした際に、実家の前で自転車を修理していました。夕方になり辺りは薄暗く、工具の正しい使い方も分らずガチャガチャやっておりました。すると向かいのおじさんが通りかかり「ゆりちゃん、何やってんの?」と声をかけてくれました。「自転車のかごを付け替えてるんだけど…」というと、おじさんはすぐに家へもどり、工具箱を持ってきて、あっという間に新しい籠を取りつけてくれました。家へもどり、母に「向かいのおじちゃんが自転車直してくれたよ(笑)」というと、「じゃ、ビールでも持って行って」と冷蔵庫から何本か取り出して手渡され、そのまま向かいのおうちの庭から入り、「ビール持ってきた!」と茶の間に直接ビールを置いて一時おしゃべりをして戻りました。

それが私の街の日常で、別になんだというわけではなかったのですが、またパリに戻る飛行機の中で唐突に思い出され、泣きたくなったことがありました。それまで考えたこともありませんでしたが、小さい頃から地域と一緒に育ってきたことへのじんわりとした幸福感や感謝がノスタルジーとなって急に溢れかえったのだと思います。同様に子供のころの思い出が‐子供会で出かけたみかん狩りや町内対抗の運動会、球技大会、夏祭り等‐一気に思い出され、それらが今、血となり肉となっている自分を感じたのでした。

最近では地域の繋がりも希薄になってきて、親から歌を教わったり、近所のおばちゃんに怒られたり、雨が降ってきたら隣の家の洗濯ものを取り込んだり、そんなこと「昭和30年代の話でしょ?!」と言われる時代になってきました。

このミュージック・シアターは、そんな時代に音楽を通して「安心できる自分の居場所」、「信頼できる場所作り」をしたいと思ったのがきっかけでもありました。

2年連続でこのような大きな機会を与えて頂いて、クルト・パイユは大変幸せな音楽家だと思います。
またの機会をお待ちしております(笑)。
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パルテノンの皆様、コーラスの皆様、きゃわいい子供たち、ご来場頂いたお客様、舞台を支えて下さった大勢のスタッフの皆様、どうもありがとうございました!!!


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by komaiyuriko | 2011-09-06 17:46 | オペラ

ウィーンの昼下がり

こんにちは、ユリです。いよいよ日本の夏が来るなといった予感満々の湿気ですね。
そんな湿気を吹っ飛ばす、愉快で爽快なコンサートのお知らせです。

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ウィーン在住の峯島望美さんと、そして彼女と同じ大学でお勉強されたピアニスト松永充代さんとコンサートを行います。超ウィーン仕立てのコンサートになぜ私が出演しているのかって?!ふふふ、実は私、最初にウィーンに留学しようと部屋まで決めに行ったのですよ。ドイツ語学校にも通ったしね(覚えているフレーズは、「今日はランチにおむすびを2個食べました。」)。憧れのエディット・マティス先生について勉強するぞ~!と張り切っていた若かりし頃。その後、衝撃的にやってきたフランス音楽という雷鳴に打たれ、パリ留学に切り替えたのでした。というわけで、峯島さん(以後のぞちゃん)は、そのマティス先生の秘蔵っ子。ウィーン在住歴12年というエキスパートです。パリ留学中も恐ろしく安い飛行機で(パリ‐ウィーン間およそ3000円から5000円)しょっちゅうのぞちゃん宅を訪ねました。

ちなみにこちらが私が通ったウィーンののぞちゃん宅。朝食の図。
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そんなわけで今回は「思いっきりウィーン」なコンサートを開催します。
まず“ウィーン”と言えば何を思い浮かべるでしょうか。音楽の都?モーツァルト?スイーツ好きな方はザッハートルテでしょうか?それともホイリゲのワイン?今回のコンサートはそれらの楽しさがぎっしり詰まっているんです!!!(川平慈英風)

第1部はウィーナーオペレッタの名曲を~“メリー・ウィドー”、“恋はやさし野辺の花よ”等~、そしてウィーンの愉快で美しい楽曲~“ウィーン菓子”、“ほろ酔いの歌”、“若くてカッコイイ我ら”、“ウィーン我が街”等~をお客様参加型でお届けします(笑)。分りやすい、愉快な音楽オンパレード。ウィーンの映像とおしゃべりと共にお楽しみに頂きます。

そして第2部はすでに3回目の再演を迎えるモーツァルトのオペラ『バスティアンとバスティエンヌ』です。
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前回の模様。

おふらんすを代表するルソー様の啓蒙哲学の香り漂う舞台が、オシャレに再現されます。今回は占い師コラさんを俳優さんが演じてくれます。私のリサイタルに出演してくれた今イチオシの実力派俳優、梅里アーツさんです。最高に魅惑的(おかしな?!)な人物に仕上がっています。今までとは違った現代版『バス&バス』が出来上がりました。

通常3500円のところ、こちら(komaiyuriko@gmail.com)にお申し付け下さればナント3000円でご提供ができます。なんなら万能高枝切りバサミもつけましょうか?!

6月25日(土)15時開演 パルテノン多摩 にて、
皆様のご来場を心よりお待ちしております!

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by komaiyuriko | 2011-06-10 00:51 | オペラ

そういうわけで、いつの間にか新年を迎えております、ユリです。

今年のクルト・パイユは年明けから賑やかしにパルテノン多摩に行ってまいりました!1月8日に多摩地域のお母様&子供さんたちとの夢のコラボレーションオペラ「ヘンゼルとグレーテル」公演があったからなのですー!!
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それは去年の9月のことです。オペラのコーラスに参加してくださる総勢70名の皆様(内訳は子供さん50名、お母様20名)と初めてお会いしたのは!大変積極的な明るいパワーを感じたのは忘れられません。それからというもの私たちは皆様ととても打ち解けて楽しい時間を過ごさせて頂いておりました。

当初、私たちがパルテノンさんに募集をお願いしたコーラスの人数は30名でした。それが70名も集まって下さったのでした。逆に戸惑った私に担当の方は「稽古が厳しかったり疲れてしまったりできっと最終的には半分位に減ってしまうから、まずはこの人数にしておいたほうがいい」とおっしゃいました。そりゃそうだよな、と内心思いましたが、反面闘志も湧いてきました。「いいえ、一人だってリタイアさせません!」と(笑)。

歌自体が初心者だという方々がほとんどの中で、私たちが一番大切にしたいと願ったのは、歌や演技のうまさよりも、親子のコミュニケーション、地域の仲間とのコミュニケーション、そして劇場と地域とのコミュニケーションでした。その中で年代を超えて皆で成長すること、新しいものに挑戦する小さな勇気を持つこと、それらを共感したいと思いました。私が小さい頃、よく子供会の催しがありました。親だけでなく、近所のおじちゃん、おばちゃん、そして地域に育てられたような気がします。それを今回はオペラという未知の媒体を通して皆で育みたいと思いました。

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稽古風景を記録したドキュメンタリーCMが流れていたらしい。見たかった!

私が感じるところ、それは予想を超える成果だったのではないかと思います。こういうものに成果をたったの半年で求めるのは間違っているのかもしれません。でも私自身この半年、皆様に会うのが本当に楽しみだったし、さらに言えば、オペラ当日を迎え、今日で終わってしまうことにむしろ寂しさを感じたほどでした。コーラスの皆様の中にもコミュニティーが生まれ、私たちにも記念写真を下さったり、寄せ書きノートをこっそりと作成し下さったりと、大変思い出深い交流が持てたような気がしました。「ザ・信頼できる場所作り」、これからも続けていければいいなと思っています。

クルト・パイユはといいますと、昨年のサントリーホール「子供と魔法」の時のメンバー(バリトンの栗原さん、CGのあさいさん、照明のちはるさん)に加え、我等のピアニスト岩撫さん、私の附属の時からの同級生で今はピアノデュオをしている牧&麻衣子のコーラスまとめ係、ヘングレでの共演はもう3回目を迎えたマエストロ天野さん、何でもお助け屋さんの牧菜さんによる譜めくり、そして司会とナレーションをしてくださった福地さんのおかげで安心して本番を迎えました。もちろんホールの方たちのご尽力は言い尽くしえません。皆様本当にありがとうございました。
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あ~ぁ、楽しかったのに終わっちゃった!←これが正直な感想です。

そしていつもいつもクルト・パイユを支えてくださる皆様、-会場にいらして下さったお客様や、来れなくても我々の活動を応援してくださる全ての方-に感謝申し上げます。

そして70名のスーパー合唱団の皆様、楽しい思い出をありがとうございました!また会えますように!
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クルト・パイユ一同お礼を申し上げます。
ありがとうございましたー!!!
(野球部の試合後みたいな感じで)
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by komaiyuriko | 2011-01-26 23:14 | オペラ

こんばんは。急に寒くなりましたね。ユリです。
もうすでに冬の匂いがしています。猛スピードで駆け抜けて行ったねぇ、秋。

さて先日、クルト・パイユのホームでありますルーテル市ヶ谷センターで(勝手にホームにしてみた)、アイゲンアートミュージックの皆様とコラボコンサートをさせて頂きました。
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今回は第1部に、それぞれの得意分野を持ってきてドイツ音楽とフランス音楽の競演!といった雰囲気で始まりました。私はメシアン研究ということを掲げてパリで勉強させていただいていましたので「ミのための詩」を、そしてウィーン在住ののぞちゃんは、彼女の魅力を全開にするリート、ヴォルフの「イタリア歌曲集」で臨みました。

私は今回、自分のイメージするメシアン映像を自分で作ってみました。この一連の作業、本当に楽しかった!会場でも綺麗に映っていて一安心でした。
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ちなみにこちらは加山君作のアクセサリーです。
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こちらはサグラダファミリア in バルセロナ。

喜んで歌っているといった感じでしょ。すっぱい顔してますけど。
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ピアニストのみっちゃんは、初メシアンとは思えない雰囲気を作ってくださり、とても感激しました。ドイツ音楽の専門家なのに、このフランス独特の、さらにメシアン独特の雰囲気をキャッチする能力には脱帽です。楽しかった、みっちゃんありがとう!!

やはり私の師匠だけあって、のぞちゃんの歌には言葉の表現に驚かされるところがたくさんありました。訳も本当に良かったと思います。伝えるという能力に長けた方なのよね。
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さて、2部はバスティアンですよ!
再演とはうれしいじゃないですか。けれども2回目とは思えない新鮮な感情が我らを包んでいたと思います。前回とは私ものぞちゃんもコラさん役のみゆちゃんもキャラクターが少し変わった感じがしました。こうしてどんどんレパートリーというものは成長して行くんだなぁと実感。

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ボク、憧れの街へ行って、いろんな女の人みてこようかなぁ。。。
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私がこんなに好きなのに、バスティアンはうわっついてるよー、コラさん(泣)。寝ないで、ちゃんと聞いててー。
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僕にはバスティエンヌが一番大切なんだ。今気づいたよ。
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浮気者は大っきらい。もう私のバスティアンはいないのだわ。
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僕、気づくのが遅すぎた。死ぬまで君を愛しているよ。それが僕の幸せなんだ。
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あぁ、なんて幸せなのかしら。本当の愛が訪れたのね。
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雨降って地固まったなー。好きだよん。
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どーも、ありがとうございましたー!!

この4コマ漫画みたいな紹介を見ていると、このオペラ5分位で終わってしまいそうですが、本当は紆余曲折あるのです(笑)。そこに、やきもきしてみたり、笑ってみたり、涙してみたり、色々な感情が散りばめられているのです。さすが天才ルソー&モーツァルト(12歳)コンビです。

浮ついた考えと意地の張り合い、それによって安定していた幸せが崩れ、失ったものを後から嘆いたって遅いよん!という教訓、胸に響きました(笑)。常に身の回りにある尊いものを、素晴らしい、素敵だと思えるような精神の新鮮さを忘れないで生きていきたいと思いますm(_ _)m

会場からは「のぞみバスティエンヌに会場中が感情移入して、彼女の恋をみんなで応援していた」という声が多々ありました。それをのぞちゃんに話したところ、「そう、アンタ悪者(笑)!」とおっしゃっておられました!こっぴどい師匠ですこと。

会場いっぱいのお客様には、集中力と和やかさが同居しており、それがとても良い形で演奏者である我らに影響し、充実した、素敵な時間を過ごすことが出来ました。出演者を支えて下さった裏方の皆様、会場にいらしてくださったお客様、心からのお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。

アイゲミュの皆さん、今度はクルト・パイユとコラボだよ!
何する何する~?!わくわく。わかちこー。
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by komaiyuriko | 2010-11-05 21:57 | オペラ

こんにちは、ゆりです。
今週一週間、愛知県豊橋市におりましたー!言わずと知れたヤマサの故郷。そして、私のイチ押し駄菓子の「わたがし(ダフネと呼んでいる)」、そして「ブラックサンダー」の故郷でもあります。豊橋とは気が合うんだな。
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さて食の都、豊橋はウィーン在住ソプラノの峯島望美(のぞちゃん)の出身地。私は学生時代から豊橋に何度も遊びにいっておりました。そしてこの度、のぞちゃんのリサイタルが地元で行われたのでした。

一部はリートと日本歌曲、そして二部はモーツァルトのオペラ「バスティアンとバスティエンヌ」です。なんと私はのぞちゃんの相手役バスティアンに大抜擢されたのでしたー!
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この一週間は豊橋合宿を組み、一気に仕上げる計画(笑)。なんと稽古場は当日のホールのステージです。かっこいぃ~。
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稽古なのに気合が入っちゃうよね、ホールだと♪
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ピアニストはウィーンで歌曲伴奏のディプロムを取ったみっちゃん。これは大変素晴らしいことです。彼女の名刺には「歌曲伴奏ピアニスト」と書いてあるんですよ!私の夢見た職業でした。

モーツァルトが12歳の時に作曲したこのオペラは、男女の普遍的なテーマを扱っています。でも笑いあり涙ありのいいオペラなんですよねー。12歳がこのルソーの台本を理解し、曲を付けたという驚き。演奏していると、その軽い音楽の中にある奥深さに、確実にこの男女の精神を、台本を、彼は理解しているということに気づかされます。まったく私はこの歳で、12歳の天才に翻弄させられているような気になるばかり。お恥ずかしい。

今回はのぞちゃんスペシャルバージョンとして上演いたしました。舞台も素敵、字幕も完璧、演出もおしゃれで共演者も素晴らしい。お客様も大変喜んでくれたようです。さーちゃんも稽古の合間をぬって駆け付けてくれました!!会えてうれしかった!

ではオペラの一部をご紹介。
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バスティアンがバスティエンヌをフル場面。
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傷心のバスティエンヌは占い師のコラさんに相談。コラは寝ている…。
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その後、バスティエンヌに良い恋人が出来たと嘘を知らせるコラ。逆ギレを起こすバスティアン。
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コラの祈祷。バスティエンヌが一番大切だと心からきちんと伝えなさいと一喝される。
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バスティエンヌの心の内を聞かされ改心するバスティアン。
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「ごめんね。うわっついちゃって。君が一番好きだよ。」「は?!そんな浮気人間大嫌い!」
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「じゃ、僕はもう死ぬしかない。」
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「本当に死んじゃうぞ!」「どうぞご勝手に」
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「本当の気持ちを言うよ。僕の幸せの為に君の心を取り戻したいんだ。」
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再び結ばれる二人。
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一生大切にするよ。幸せだねー。
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結婚式。二人の幸せは、この私のおかげなのを忘れないでおくれよ!byコラ


ここで大ニュース!
このオペラ「バスティアンとバスティエンヌ」が11月2日にルーテル市ヶ谷で再演することが決定しましたー!!

前半は私が映像とのコラボレーションでメシアンの歌曲集「ミのための詩」を歌い、のぞちゃんはヴォルフ生誕150周年を記念して歌曲集「イタリエーニッシュ」を歌います。後半は噂のバスティアンですよ、奥さん!これまたそうそう観られないプログラムですので、「フランス音楽とドイツ音楽の融合マニアックコンサート」に是非いらしてくださいね(笑)!

秋になったら、映像を作るためにヴィデオカメラ片手にそこら中に出没します。カメラ小僧からヴィデオカメラ小僧に変身します。「ジョーカー!チャーラーラッ!」←変身のテーマ。わっかるかなー。カメンライダーW。

ではみなさま、ごきげんよう。
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by komaiyuriko | 2010-08-31 23:57 | オペラ

満員御礼@東京文化会館

明日はもう立秋だというのに、酷暑が続きますね。暑さで体の脂肪がどうして自然に溶けないかが分らないユリです。

さて猛暑の続く8月3日に、まーちゃんと東京文化会館でソプラノ・デュオコンサートをしてまいりました。今回のメインは何と言っても書き下ろしオリジナルオペレッタ『お料理・ボンジュール』です。
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今まで作ったオリジナルオペレッタの中では、群を抜いてバカバカしい作品が出来上がりました。オペラコントと呼ぶに相応しい、お笑い要素の強い作品です。だからこそ、あのクラシックの殿堂、東京文化会館でやらせていただくことに計り知れない畏怖を感じておりました。しかしながら、文化会館の皆様が大変ご親切に舞台のこと、裏方のこと、大道具、小道具にいたるまでご協力くださいました。私たちはとにかくお客様に楽しんでいただけることだけを考えれば良いような状況でした。これは本当にすごいこと。私たち「貧乏劇団クルト・パイユ」にとっては、涙なしには語れない物語。

迎えた当日は満員のお客様。
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1部からお客様の気持ちを少しづつほぐしておかないと、あとで恐ろしいことになりますからジャブ、ジャブといった感じで軽いパンチを出していきます。今回のお客様は有り難いことにノリのよい方ばかりのようです。これなら大丈夫そう(笑)。
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そしてついに『お料理・ボンジュール』の開演です。AD役のタカシ君が最初の言葉を言った途端、ウケはじめる会場。オープニングコールをするまーちゃんは、お客様がウケすぎるものだから、ついつられ笑いしてしまうほど。

そんな雰囲気のまま、オペレッタは最後まで怒涛のように流れ、終了。
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私は、ホテルオーボラ総料理長を演じながら、お客様との一体感があったように感じました。みんなで楽しんでいるといった感覚。私たちは文化の皆様に支えられて、お客様のおかげでとても素敵な時間を過ごさせて頂きました。


会社を半休にしつつ見に来てくれた友人たちは口々に面白かったといってくれました。そしてユリが一番楽しそうだったとも言われました。バレたか……。ウィーン在住ソプラノののぞちゃんは、公演日の夜、電話でこんなことを言いました。

「私も『お料理・ボンジュール』の司会者役(今回はまーちゃんがしてくれた役)をやりたい。そしてプロフィールに書くのだ。「フィガロの結婚」(スザンナ)、「お料理・ボンジュール」(司会者)…といった具合に。するとそれを見た人は思うの。あ、あの役をやったんだ。あれは歌も難しい上に演技力、お笑いセンスを問われるすごい役だから、これをやった歌手だとはすごいねって。」

やっぱりこの人も心底ばかだな~と思いつつ、作者としてはこの上ないお褒めの言葉を頂いたような気がした夜でした(笑)。

会場で大いに笑ってくださった皆様、本当にありがとうございました。お客様の笑い声が、私たちを喜ばせます。って、なんだかソプラノ歌手のお礼の言葉じゃないよね(汗)。

でも音楽は純粋に素晴らしいもの。こういうお笑いコンサートがクラシックを好きになるきっかけとなり、コンサートに来てくださる習慣が少しでもクラシックファンではない多くの人に広まれば、私たちも今後、超本気の超マニアックなフランス音楽特集が憚りもなくできるようになります(笑)。もちろん、そういうプログラムのコンサートをしたとしても、お客様を置き去りにはしませんからね。だって我等は≪フランス音楽エンターテイメント“クルト・パイユ”≫なのだからー。
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それでは皆様、熱中症と夏風邪には十分にお気を付けくださいましm(_ _)m

東京文化会館の皆様といらしてくださったお客様、そして都合がつかず会場におこしになれなかったにもかかわらず激励のメッセージを下さった方々に、心からの感謝を申し上げます。ありがとうございました。

楽屋にて
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(前列)ウィーンののぞちゃんといつもコンサートに来てくれる妹のみゆきちゃんとその子供たち。(後列)今回はカールスルーエに留学中のゴールデンデュオの“なる&りの”も来てくれました。
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by komaiyuriko | 2010-08-06 20:53 | オペラ