親孝行したぜぃ。

その日、サントリーホール大ホールでは、新日フィルの皆様が本番でした。楽団員の方々は、「今日小ホール、何やってるの?!」と、噂していたらしい…。

そうでしょうね。だって、同じ頃、小ホールには華やかすぎる面々がいらっしゃっていたのですもの!

作曲家の三枝成彰さん、服部克久さん、小六禮次郎さん、木下牧子さん、糀場富美子さん、湯浅譲二さん、猿谷紀郎さん、渡辺俊幸さん等々。泣く子も黙る大作曲家の皆様ばかり。そしてコンサートの司会には某テレビ局のアナウンサーさん。これはもう祝典です。祝典序曲です。

日本作編曲家協会主催のコンサート、The Chorus Plusが先日開催されました。私は猿谷紀郎先生の曲を歌わせて頂きました。各作曲家の先生の新作発表会ということで、生まれたての作品が演奏されます。

自分のリハーサル前にホールへ到着し、どんな雰囲気のコンサートなのか、他のチームのリハを拝聴させて頂きました。「これが終わったら楽屋に戻ろう。」と毎回思うのですが、あまりの面白さについつい最後まで見てしまいました。作曲家の先生一人一人のスタイルが全く違い、毎回驚きの連続。そして早くもコーラス、ソリストの方々が熱演を繰り広げていたのでした。

本番は華やかで熱気のある素晴らしいものとなりました。私の出番は二部の最初。楽屋から袖まで猿谷先生とご一緒にエレベーターに乗って参りました。その際に、先生から「会場の温度、3度下げちゃってよ!」と言われました(笑)。大変前衛的な作品ですので、登場からあんまりニコニコしないで演出したろ!と思い、演奏に臨みました。会場は、ピキッと固まっていたように感じました。

終演後、作曲家の原田先生に、「会場の温度、5度下がったよ!」とのお言葉を頂戴いたしました(笑)。

終演後にはレセプションが開かれました。私は作曲家の糀場先生とお話するのを楽しみにしていました。このコンサートに衝撃の作品を発表したその糀場富美子先生。実は、私の高校時代の新曲の先生。リハーサルの時に「こまいーー!」と声がして、思わず抱き合ってしまいました。
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レセプションでは先生とゆっくりお話しすることができて感動でした。先生の授業は、“思い出す”なんて作業が必要ないくらい、ぱっとその時のことが目に浮かびます。めっちゃくちゃ楽しい授業でした。あの時の印象とまったく変わらない、優しくて愉快でオチャメな先生でした。見た目はまっったく変わっていませんでした(笑)。もうほぼ四半世紀経つというのに!

先生の曲は、社会に対峙し、我々も考えさせられる部分の多い、それでいて説教臭くなく淡々としていてじーんとする素晴らしい作品でした。作曲家の仕事というのはすごいものだなと感じました。声楽家もいつでも社会に対して敏感でなくてはならない、自分の勉強という範囲にのみかかわっていてはいけないと改めて感じました。

そしてもう一つ嬉しい出会いが!
大学時代、私は世の大学生のようにサークル活動をしていたのですよ。ふふふ。それはウィンドフィルハーモニー(東京音大吹奏楽部)!!私はユーフォニウムを吹いていました。その時の部長さん、クラリネットを吹いていた山下先輩が、なんと超有名作曲家になっていて、このコンサートに曲を提供していたのです。顔を見た途端、「先輩じゃない!?」となり、すると先輩は、「ユーフォの駒井ちゃん!?」となったのでありました(笑)。私のごく僅かな断片をご存知の方で、二人でとても笑えました。

ボーナスフォト。
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終演後、作曲家の小六禮次郎先生と、その奥様で、私の母、私の伯父の永遠のアイドル、倍賞千恵子さんと。今日ほど、親孝行出来たと感じたことはありません!母の喜んだことと言ったら。こんな笑顔見たことない(笑)!

そして、もう一、二枚。
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これまた両親のアイドル、某テレビ局の人気アナウンサーさんと。朝の連続テレビ小説は岩手県が舞台。私の父は岩手出身だという話を楽屋でしていたので、彼女の方から「お父様にご挨拶しなくっちゃ!」と言って撮ってくださった貴重な写真です(笑)。

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ね、私、アナウンサーさんの倍あるね。ほぼじゃなくて、確かに倍あるね。

あー、今日は親孝行したっ!

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by komaiyuriko | 2013-07-09 02:10 | コンサート